山野海のこと
vol. 2 2022-04-22 0
あんなに寒かった春がいつの間にか夏日に。
皆様いかがお過ごしでしょうか?tagayasクラファン事務局です。
クラウドファンディングも50万円のご支援までたどり着きました。ひとえに皆様のご支援のおかけです。ありがとうございます。引き続きご支援を賜るため・もっと「tagayas」の世界を知っていただくため今回はtagayas(耕す)のメンバーである山野海・小山豊のお話をさせていただこうと思います。
こちら女優であり脚本家でもあり小説家と様々な顔を持つ山野海。tagayas(耕す)では「語り」時には「叫び」時には「涙...涙....」と変幻自在に「声」を操り世界を作り上げる「船の船頭さん」のような役割を担っています。
tagayasのライブを観た方ならわかると思うのですが
※観てない方は6月18日リリースライブにいらしてください
作品によっては1人何役も演じてしまうそのポテンシャル。理由は海さん4歳から子役デビュー。祖父は劇作家「竹田新太郎」祖母は日本の大女優「高尾光子」という「芸能一家」の家に育ちすでに52年の役者稼業という筋金入りの女優さんなのです。
そんな名バイプレイヤーと呼ばれる「山野海」の普段は事務局の私にも「てやんでぇ」とまさに下町生まれ下町育ちの血が騒ぐエモーショナルなお方。思い立ったら吉日。「よし!やろう!」と血気盛んなお人柄なんです。
受け継がれたもの
きっと皆さんもテレビのドラマや映画などで海さんを観ていると思います。NHKの「赤ひげ」でも海さんが登場したりします。そんな海さんも「ふくふくや」という劇団を主宰していたり「竹田新」という名前で劇作家をやってらっしゃったり「演じる」という世界でのマルチプレイヤー。
ほかにも海さんには世代を超え受け継いだものがあります。昔々、江戸時代になり商売が盛んになったころ江戸の言葉遊びとして売り手もあれやこれやと客を乗せてモノを売る「啖呵売(タンカバイ)」「口上(コウジョウ)」という聞こえは落語にも似た話し方があります。わかりやすく説明すると昔、渥美清さんが演じる「男はつらいよ」の車寅次郎が....
”並んだ数字がまず一つ。もののはじまりが一ならば、国のはじまりが大和の国、島のはじまりが淡路島、泥棒のはじまりが石川五右衛門なら、スケベエのはじまりがこのおじさん!っての。”
そして仁侠映画に出てくる「仁義」という挨拶。
子役時代から演じ体に染みつき継承されてきた啖呵売・口上・仁義を海さんは演じることができるのです。
是非こちらご覧ください。tagayasの仁義です。
いかがでしたか?すごい迫力ですよね。
なかなかここまで本格的に「仁義」を切れる役者さんがいらっしゃるのか。tagayasはそんな昭和の時代に海さんが感じてきた様々な「粋」が表現されているプラットフォームといっても過言ではないユニットです。
が!しかし!
本新作tagayas(耕す)の「令和叙情詩 金・輪・際」は先ほど観ていただいた啖呵売・口上・仁義とは異なる全く新しい世界が繰り広げられています。そのギャップにきっとおののくことでしょう。
今までに見たことのない・聞いたことのない世界があります。
本作のテーマは「時空というものは縦軸ではなく並列であるもの」という考えのもとに製作されたのが「令和叙情詩 金・輪・際」です。
是非ご支援いただき本作を手に取って頂きたいと思っています。
そんな海さん現在ドラマや舞台などで大忙し。5月18日から東京芸術劇場プレイハウスで公開の劇「奇跡の人」に出演されるため現在絶賛稽古中です。
「奇跡の人」はアニー・サリヴァン(高畑充希さん)とヘレン・ケラー(平 祐奈)の物語。海さんはヴァイニー役で出演されるそうです。是非ご興味のある方は観劇をお勧めします。
「奇跡の人」
現在海さんは幻冬舎オンラインで連載もされています。こちらでは書ききれなかった4歳から子役をやってきた海さんの半生を振り返る連載となっています。是非こちらも併せてご覧ください。
「山野海の渡世日記」
海さんからも今回のクラウドファンディングについて
「ほんとたくさんの人に聞いてもらいたい」とおっしゃってました。
是非皆様引き続きクラウドファンディングのご支援よろしくお願いします。
次回はtagayasのもう一人のメンバー
津軽三味線奏者「小山豊」についてご紹介します。