フランス語で楽しく小説を読むには
vol. 4 2021-06-05 0
Bonjour à tous!
皆さまこんにちは!
旅茶ラジオ1周年に向けて、本日ご紹介するのは「フランス語のワンポイント」。番組のメインコーナーであり、小説や詩を朗読でご紹介する「音で味わうフランス語」の補足的ポジションにあり、控えめな存在なのですが、実はとても勉強になるんです。
「フランス語の」ワンポイントといっても、文法だけをご紹介するわけではありません。日常会話でスムーズに使えるような説明、文化的・歴史的背景を知ったうえで使えるような解説を心がけています。
「フランス語のワンポイント」で心がけている3つのアプローチ: ①文法的アプローチ ②会話的アプローチ ③文化的アプローチ |
それではさっそく、具体的にご紹介していきましょう。
①文法的アプローチ
語学学習の基本といえば、やはり文法です。イチからお伝えすることはありませんが、基本的な使い方やニュアンスの違いを例文とともにご紹介しています。
*これまでのテーマ
ne ... point 否定形
"ni" を使った否定表現
tandis que:《接続詞》ながら、時間・期間・間に/一方
速さを表す表現:vite、aussitôt、à la hâte
対照的な表現:"par hasard"(偶然に) と "exprès"(わざと)
nul《副詞》誰も〜ない
感嘆文:"que" を用いた表現
など
②会話的アプローチ
文法がわかっても、日常生活の中で使いこなせなければもったいないですよね。文法とのバランスを大切に、実際の会話でもよく使われる表現や単語をピックアップしてご紹介しています。
*これまでのテーマ
apprivoiser《動》飼いならす、懐かせる
身体の一部を使った表現:身体の部分 + qui 関係代名詞 + 動詞
oser《動》あえて~する、思い切って~する
occuper《動》住む、就く、占領する
d’ailleurs:よく使われるフランス語の表現
形容詞の表現
天気を用いたフランス語の表現
など
③文化的アプローチ
日常会話で使う機会は少ないかもしれませんが、小説を読んだり時代背景を理解するためには必要な単語や表現、歴史・文化的な基礎知識をご紹介しています。
*これまでのテーマ
家や部屋の説明に使える単語
パリのアパルトマンについて
時代小説の中の単語
フランスの貴族の名称について
など
* * *
今後は、特に③の文化的アプローチに力を入れていきたいと考えています。作家や作品の時代背景の解説と合わせて、フランス文学へのより深い没入感を味わっていただくためです。
多角的な視点でフランス語に触れることで、他の作品を読むときや、フランスへ旅行するとき、もっと楽しくなると良いなと思いながら、番組を作っています。
さて次回は、リスナーの皆さんだけでなく、スタッフの心にもささりまくっている「1フレーズフランス語」名言・ことわざについてご紹介します。
本日もお付き合いいただき、ありがとうございました!
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note記事より転用