監督:werner penzel_01
vol. 8 2015-02-01 0
今回しょうぶ学園の映画、監督は2人。
Werner Penzelと茂木綾子。2人は夫婦で、長くドイツやスイスに住んだ後、日本に移住して今は淡路島に住んでいる。
Werner Penzelの名前を知っている人も多いと思う。1990年に製作された、step across the borderという映画が、六本木にあったシネ・ヴィヴァンや、渋谷のイメージフォーラムなど日本でも上映され話題になったからだ。他にも、middle of the momentなどの公開作品もある。
step across the borderは「N.Y.、ロンドン、チューリッヒ、ヴェローラ、ライプツィヒ、プロヴァンス、そして東京、大阪、京都。あらゆる国境と境界を越える、フレッド・フリスと様々なミュージシャンたちとのコラボレーションによる音楽を中心としたドキュメンタリー。仏「カイエ・ド・シネマ」誌「映画史上最も重要な100作品」選出。」という映画。
一部、youtubeで観ることもできるのを発見したので紹介する。インプロのギタリスト、フレッド・フリスとはその後も付合いは続き、今現在、もうひとつ別のプロジェクトで協働もしている。Ikue Moriという日本人アーティストと共に。
常に、境界を越えること、先入観に抵抗すること、世界を旅して歩き、自分の目で観て、自分でちゃんと考え続ける事をしてきた監督だと思う。silent voiceが信頼してやまない監督だ。
そんな彼が、日本で偶然しょうぶ学園に出会い、otto&orabuの演奏に魅かれ、「映画を撮る」と決めた事は、必然であったように思う。園長の福森伸氏との共鳴も、とても自然なことだろう。
彼が4年近く通い続けたしょうぶ学園。その、表現に期待したい。
多くの方にご覧いただきたいと願う。