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コロナ禍に求められる“物語”の役目を問う。小冊子『そらあるき』の臨時号発行をクラウドファンディングで実現!

コロナ禍を生きていく中で失われがちな物語について考えて貰うきっかけになればと、
小冊子「そらあるき 臨時号」を発行します。

金沢で制作している小冊子『そらあるき』。コロナ禍に際し臨時号を発行します。日常生活の変化の中で皆さんが改めて考えている事や疑問に思われている事に繋がっていき、そこから何かを紡ぎ出す為のきっかけの一冊になればと思います。

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額350,000円を達成し、2020年8月31日23:59に終了しました。

コレクター
84
現在までに集まった金額
540,600
残り日数
0

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額350,000円を達成し、2020年8月31日23:59に終了しました。

Presenter
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PRESENTER
塩井 増秧

アンティーク「フェルメール」店主。金沢で発行する小冊子『そらあるき』編集長。

昔の作家

vol. 40 2020-09-12 0

(一応)編集長の僕が昔の作家しか読まないことは「そらあるき」の編集方針に若干の影響を与えているかもしれないな、と思う。今の日本の作家は殆ど読まない。専ら昔の作家の発掘に忙しい。最近で言えば、今更と思われるかもしれないが、中野重治の短編と随筆を読み、大層感心した。いい物書きだな、と思った。随筆は「誠実ということ」という題で、一度読んでもよく分からず、二度読んでやっとその作者の意図するところが何とか掴めたくらいだったが、読後の妙味が中々心を去らず、いい文章だった。いい文章はそう簡単に古びない。今日読んだ谷川徹三の「全体と部分」という随筆も普通に興味深く読んだ後に何年に書かれたものか見てみると、1936年だった。

昔の作家は、その語りが何層にもなって重層的なのに対して、今の作家は、その語りの層が一つしかないので、読んでいても狭いというか、呆気なくただ字面を追うだけで終了してしまう。その、昔の作家の語りの層の厚みを、厚かましくも不遜にも「そらあるき」でも表せたらと思っている。

名ばかり編集長  塩井

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