応援メッセージ 【13】
vol. 35 2020-03-23 0
応援メッセージ、第13弾!!
今回は親交が深く、長年にわたり和田監督の活動に注目してくださっている学芸員さんから応援メッセージをいただきました!!
木村絵理子(横浜美術館主任学芸員・ヨコハマトリエンナーレ2020企画統括)
和田昌宏さんの作品の魅力について語るのは非常に難しい。
彼の脳から繰り出される破壊的でありながらヒューマニティ溢れるイマジネーション、洗練とは異なるベクトルで先鋭化した造形センス、私的且つ普遍性あるナラティヴ、そのどれを取ってみても言葉足らずな感を否めない。
ただしこれだけは確実である。ある作家や作品の魅力について考える時、我々はその「語ることの困難さ」の中に視覚芸術特有の霊感の拡張域を見出しているのだと。
まだ見ぬものへ出資するのは非常に勇気がいることだ。しかし「和田昌宏が映画を撮る!」このパワーワードに宿る霊感に賭けるだけの価値はきっとあるはずだ。