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ソー・ソウエン作品集「Handle with Care」の出版をクラウドファンディングで実現!
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若手作家を中心とした現代アートを取り扱うコマーシャルギャラリーです。 2022年7月 渋谷区神宮前にギャラリーを構え、作品の発表の場を設けながら作家の活動支援も行っていきます。
ソー・ソウエンのこれまでの活動を横断的にまとめた、初作品集『Handle with Care』を出版したい。
ソー・ソウエンが近年勢力的に行ってきた生命の象徴である生の卵を身体のくぼみに挟み、落とさないように動くパフォーマンス「The Egg」からインスタレーション、絵画作品やそれにまつわるメモやドローイングを横断的にまとめた初の作品集『Handle with Care』を7月12日から始まるHIRO OKAMOTO での個展に合わせてtorch pressより発売。
ソー・ソウエン
1995年福岡県北九州市生まれ。京都精華大学芸術学部卒業。絵画、映像、インスタレーション、パフォーマンスなど多様なメディアを横断しながら、一貫して身体との関わり合いを通してアイデンティティや生にまつわる事象を考察している。
主な展覧会に「Your Body is the Shoreline」 √K Contemporary(東京)「京都精華大学 55周年記念展 FATHOM - 塩田千春、金沢寿美、ソー・ソウエン」/京都精華大学ギャラリーTerra-S (京都)など多数。2024年、インスタレーション作品「Bellybutton and Breathing」が福岡市美術館に収蔵された。
思えばティーンエイジャーの頃から、わたしって何者なんだろう、どうして生きているんだろう、どう生きていけばいいんだろう。といった漠然とした疑問がありました。そうした思春期特有の悩みを受け止めてくれたのが芸術で、のめり込んでいくようになったのだと思います。
自分は自分。わたしの身体はわたしのもの。自分らしく生きていい。社会の中で生きる人間としてなくてはならない当然の個人としての権利。ティーンエイジャーだったわたしは底抜けの悲しみのようなものを感じていました。自分の身体から抜け出すことができないこと。本質的に他者と分かち合うことの不可能性。
徹底的な孤独。わたし個人として生きる上で生じる傷やジレンマのようなものにガーゼを当てていくことがわたしの芸術活動のルーツだと思います。
「The Egg」 2022年 Taller Sangfer(メキシコ)
「Eggsersice」2022年 福岡アジア美術館
作品集『Handle with Care』でメインとなるのは、卵を用いたパフォーマンスの作品群です。
これらは、2022年のロシアのウクライナ侵攻時に抱いた疑問や違和感から着想しています。
「どうして戦争って、他者の身体を傷つけることが目的になるんだろう。」
「何かを守るってどういうこと?」
「何かを守るために身体を動かすこと=他者を傷つけること?」
というメモを走り書きをしていました。
「The Egg」
「生命の象徴である生の卵を身体のくぼみに挟み、落とさないように動くこと」というルールのもと行われ、パフォーマー同士が「卵」を介しながら、自己と他者の繊細な関係性、大切なものを壊さないための身体の在り方を共同で模索する営みです。
「Eggsersice」
壁やガラス、植物などあらゆる人や物との間に卵を挟み、落とさないように過ごし続けるパフォーマンス。福岡アジア美術館にて開館から閉館(9:30 ー19:30)までの10時間を計4日間、また個展「Your Body is the Shoreline」では3週間にわたって連日4時間実施しました。
…できることなら、わたしたちの身体を、何かを傷つけるためではなくて、大切なものを壊さないために動かす方法が知りたい。
生きていくごとに硬くなった<わたし>という殻を解きほぐしたい。
卵を介して2つの身体をぎこちなく合わせるとき
そこに浮かびあがるのは、わたしたちの根源にある暴力性だろうか。きりきりと悲鳴をあげるような筋や骨の姿だろうか。
卵に拘束されながら、小さな隔たりの中で動き合うとき
わたしたちは、大切なものを量り間違うことなく受け止めることができるだろうか。
-作品集「Handle with Care」見出しより
連日のパフォーマンスで凝り固まった体を入念にほぐす毎日は、何かが回復していく力、修復していく過程、治癒とそれに伴う痛みを感じ続ける毎日でした。大切な何かを守ろうとし続けることが、これほど心身を削るとは…。
きっと、何かが元通りになろうとする力、腐らずに一定の状態を守るために修繕し続ける作用のことを「生」と呼ぶのではないでしょうか。
長時間の卵のパフォーマンスを続けていく中で、気づくこと、残しておきたいと思うことが生まれてきました。そして今回の本の制作につながっています。
…自分あるいは身近な誰かの痛みに向き合い治癒を願うことと、多数の見知らぬ他者たちの傷を想像し回復を祈ることとが地続きとなって人は真に癒される——そんなテーゼが頭をよぎる。壊れやすい卵をもどかしいくらい丁寧に身体のくぼみで挟み続けるパフォーマンス《エグササイズ》にも、同様のメッセージが込められているのではないだろうか。
吉岡恵美子 波打つ「生」との対話 - ソー・ソウエンの思考と実践 より
私にとって作品をみることは、他人の痛みに、喜びに、不条理に敏感であるためです。
私にとって制作は、傷ついたり、傷つけて、それでもなお、世界と、他者と優しい関係を模索する営みです。
この本が、自己と他者の境界や私たちの「生」について問いかけるものであることを祈っています。
形として残るのもののないパフォーマンスやインスタレーション作品はアーカイブしておかないと、その作品を発表した事実が忘れられてしまう可能性を孕んでいます。身体的負荷が大きくかかり、若いうちにしか取り組めないであろう繊細な作品を、どうしても留めておきたいという想いがあります。
例えば、パフォーマンス作品「Eggsersice」を開館から閉館まで行う理由は、鑑賞者の主体性を確保するためです。鑑賞者は、卵=生命の象徴を落とさないよう努めるパフォーマーを残し、自らの意志でその場を後にしなくてはなりません。本の制作にあたり、編集者やデザイナー、コーディネーターの方々と話しあい、「Eggsersice」のパフォーマンスの鑑賞体験に近くなるような本の構成も見どころです。
わたし自身、本が大好きで「本」という形態に長年憧れを抱いていました。ベットの中や移動中に読むことが多く、本はいつでもどこでも親密な時間を提供してくれます。この本が直接読者の手に触れ、その時その場所にいなければ見ることのできないパフォーマンス作品を近い距離感で味わう体験になると嬉しいです。距離や時間を超えて、読者の方とこの本が出会うことを願っています。
ページ数 96p +別冊 20p ・ハードカバー、210 cm × 148cm
(※仕様、ページ数は変更の可能性があります)
《寄稿文》
吉岡恵美子氏 「波打つ「生」との対話 ー ソー・ソウエンの思考と実践」
山本浩貴氏 「自律(自己)と非自律(他者)のあいだにある身体 —ソー・ソウエンの芸術実践をめぐって」
《制作チーム》
編集者:torch press 網野奈央(あみの・なお)
デザイン:若林亜希子
コーディネート : 野村如未、東直子
翻訳費用 10万円
印刷、デザイン費用 175万円
リターン特典の制作費用 10万円
リターン品の送料 5万円
計200万円ほど
◼︎塩田千春(作家)
「これって本物の卵ですか?パフォーマンス中に卵を落としたら、どう続けるのですか?」
ソー・ソウエンさんに会った時、そんな質問をしてしまった。
でも本当は「どうしてその固い殻を覆ったナマモノを2人で、または1人で優しく暖かく包み込もうとするのですか。」と聞きたかったし、「私はこの卵のように、ここまで人に愛されたことがない。」と言いたかった。
言葉にしようとすると、何かが壊れていく繊細な表現。この作品集を多くの人に知ってもらいたい。
◼︎Gabi Schillig
私たちは日常で、他者(人間や人間以外)の身体、皮膚、声、物質性、行為に触れ、関わり、繋がることによって、自分の内側を外へと広げ、「自己」と「他者」の間で揺れ動きながら、どれほど脆く、繊細で壊れやすい関係性を紡いでいるのだろうか。あるときは柔らかく、ときには硬い、身体のもつれや感覚を通して、私たちはプライベートで公共、社会的、政治的な現実と空間をつくり出し、気がつけばその一部になっている。
本書に収められたソー・ソウエンの作品は、彼の思想とともに、詩的に相互に関連づけられており、内と外、「あなた」と「私」の境界が曖昧になり、脆さと安定が同じ空間に同時に共存する中間地帯を切り開いている。
◼︎小内光 / おさないひかり(アーティスト)
大好きだったマグカップをシンクで割ってしまった。抜けた底、飛び散った薄い破片、欠損した星の絵柄は同時に現れて、わたしは夢を見ているようにしばらくそこに立っていた。
ソーさんのパフォーマンスはそこにあるソーさんの体とあまりにも地続きすぎる。明らかにわたしの体ではないそれを眺める時、ささやかな、本当にちょうど卵くらいの大きさの寂しさと、憧れに似た岸辺が広がっていて、やっぱりわたしは立ち尽くしてしまった。
◼︎鈴木萌夏(現代美術史研究家)
初めて《The egg》を見たとき、胸が熱くなったのを覚えています。そこには、卵を落とさないようにと全身の筋肉を震わせ、荒々と息をしながら、他者への繋がりを模索する優しい眼差がありました。これまでソーさんがご自身の身体と卵を通して、友人や知人だけでなく遠くの地にいる他者について考えるこの作品への想いが、作品集となって多くの方に届きますように!応援しています。
◼︎スクリプカリウ 落合 安奈(美術家)
ソウエンさんに初めて出会った頃は、ペインターとしての印象が強かった。しかしそこから数年の間に、彼の活動は大きな広がりを見せているように感じる。
コロナ禍のパフォーマンス作品やメキシコでの滞在制作など、予想を裏切る、軽やかである意味不思議な動きからは、なかなか目が離せない。心のうちを曝け出し、身体を通じて向き合う姿勢は、鑑賞者の心を揺さぶる。同時に、どんな表現方法であっても、親密さや繊細さを孕んだ彼の表現者としての手つきは、常に一貫している。
精力的に国内外各地に活動の範囲を広げているため、全ての展覧会を見ることや、パフォーマンス作品に出会える幸運はなかなか掴むことが難しく、歯痒さを感じていた。そんな時に、ソウエンさんの数年間の軌跡を代表する作品を集めた作品集が誕生するという、嬉しい知らせが届いた。
展覧会という限られた期間のあと、作品が再び呼吸を始めることができる一つの場として、作品集の存在がある。これは手にとった人が作品といつでも出合い直すことのできる、稀有な表現形態である。作品集を制作することの重要性と、様々な側面からの難しさを、筆者も同世代の一作家としてそれに取り組む中で痛いほどに感じてきた。
「それでも、編む」
そこにあるアーティストの決意を、
是非ご支援いただけたら嬉しい。
◼︎本屋青旗 川﨑雄平
油絵から身体までさまざまなメディウムを用いながら、自己と他者、あるいはその境界を描き続けているソー・ソウエンさん。たえず変化し一目には容易に捉えられない表現の中には、常に作家の哲学や態度が通底しています。そのような作家によるパフォーマンスから平面作品までを収録し、それらを紐解こうとする本がつくられることは、いち鑑賞者として待ち望んでいたものであり、また現在に編纂される作品集がその後の10年、20年経たのちどのような存在になっていくのか、作家自身にどのような影響を及ぼすのか、素晴らしい座組で制作されるこの作品集をとても楽しみにしています。
◼︎サイン入り出版本
今回出版させていただく作品集に、作家が1冊1冊サインを入れたものをお送りいたします。
◼︎サイン入り出版本+「Holding」ポスター(A2/ユニーク)
サイン入り出版本に加え、
作品集の出版を記念して製作する「Holding」A2サイズのポスターをお送りいたします。
このポスターは限定100部、それぞれ画が異なるユニーク作品になります。
◼︎サイン入り出版本+パフォーマンス観覧チケット(7/12 19:30回)
◼︎サイン入り出版本+パフォーマンス観覧チケット(7/13 11:30回)
◼︎サイン入り出版本+パフォーマンス観覧チケット(7/13 19:30回)
サイン入り出版本に加え、
HIRO OKAMOTOで開催する個展での特別パフォーマンス観覧チケットをお送りいたします。
(※各回それぞれ日付・時間が異なります。ご希望のお日取りのものをご購入ください。)
《詳細》
ー 日時 ー
・2024年7月12日(金)19:30〜(※お時間の15分前にはご来廊ください)
・2024年7月13日(土)11:30〜(※お時間の15分前にはご来廊ください)
・2024年7月13日(土)19:30〜(※お時間の15分前にはご来廊ください)
ー 場所 ー
HIRO OKAMOTO(東京都渋谷区神宮前3-32-2 K’s Apartment 103)
〈MAP〉https://goo.gl/maps/Erh5yTHbJwn8Ayfr6
※御来廊いただく際は、正面玄関インターホンにて「103」をお呼び出しください。
◼︎サイン入り出版本+「Holding」ポスター(A2/ユニーク)+パフォーマンス観覧チケット(7/12 19:30回)
◼︎サイン入り出版本+「Holding」ポスター(A2/ユニーク)+パフォーマンス観覧チケット(7/13 11:30回)
◼︎サイン入り出版本+「Holding」ポスター(A2/ユニーク)+パフォーマンス観覧チケット(7/13 19:30回)
上記、3点セットのリターンをお送りいたします。
(※パフォーマンスは各回それぞれ日付・時間が異なります。ご希望のお日取りのものをご購入ください。)
◼︎協賛(個人)※6/6受付締切
今回出版させていただく作品集の協賛ページに、お名前(個人名/1名)を記載させていただきます。
印刷されたものが形に残り、皆様の手に取っていただけるものになります。
サイン入り出版本1冊もお送りいたします。
(※作品集の印刷スケジュールの都合上、締切を6/6とさせていただきます。銀行振込及びコンビニ決済で応援いただく場合、必ず6/6までにご入金も完了いただくようお願いいたします。)
◼︎協賛(法人・団体)※6/6受付締切
今回出版させていただく作品集の協賛ページに、お名前(法人・団体名/1社・団体)を記載させていただきます。
印刷されたものが形に残り、皆様の手に取っていただけるものになります。
サイン入り出版本10冊もお送りいたします。
(※作品集の印刷スケジュールの都合上、締切を6/6とさせていただきます。銀行振込及びコンビニ決済で応援いただく場合、必ず6/6までにご入金も完了いただくようお願いいたします。)
◼︎証明写真を指定できる「tie」シリーズのコミッション(F30サイズ)
◼︎証明写真を指定できる「tie」シリーズのコミッション(F50サイズ)
◼︎証明写真を指定できる「tie」シリーズのコミッション(F100サイズ)
それぞれのサイズに合わせたコミッション作品を製作させていただきます。
通常「tie」のシリーズは、モチーフが作家の友人・知人など不特定の中から選ばれますが、今回は出版を記念して特別にモチーフ(証明写真)を指定いただいた作品を制作いたします。
ご自身、ご両親、お子様など大切な方をモチーフにできる、パーソナルな作品をお受けできるのはこの機会だけとなります。
「tie」のシリーズ イメージ
2024年6月上旬 入稿
2024年6月下旬 製本スタート
2024年7月12日 納品(ご郵送の方は順次発送)
2024年7月13日 HIRO OKAMOTO 個展スタート
(コミッション作品の納品は個別にご連絡させていただきます)
ー 個展詳細 ー
ソー・ソウエン個展
会期:2024年7月13日(土)〜7月28日(日)
(プレビュー / 2024年7月12日(金))
開廊時間:11:00 - 19:00
(パフォーマンスの都合により、一部時間が変更されることがございます)
休廊日:なし
場所:東京都渋谷区神宮前3-32-2 K’s Apartment 103
(MAP)https://goo.gl/maps/Erh5yTHbJwn8Ayfr6
※御来廊いただく際は、正面玄関インターホンにて「103」をお呼び出しください。
詳細は決まり次第ギャラリーホームページでご案内させていただきます。
(https://www.hirookamoto.jp/)
本プロジェクトはプロダクションファンディング(All in)での挑戦になるため、万が一目標金額未達となった場合でも、不足する資金はチームで補填し、本の出版を実現します。リターンも必ずお届けしますので、ご安心ください。
募集する資金は主に、本の印刷費として活用させていただきます。そして本のデザイン編集やコーディネートに関わっていただいた方々へ相応の対価をお渡しできることを目標にしています!!
最後まで読んでいただいた皆様、本当にありがとうございます。
この作品集を通して、皆様にお会いできる日を楽しみに本作りに励んで参ります。
ー ソー・ソウエン ー
ーーーーーーーーーーーーーーー
◼︎プロジェクト責任者
HIRO OKAMOTO / Director 岡本 裕輝
Address:東京都渋谷区神宮前3丁目32−2 K’s Apartment 103
Mail:hiroki-okamoto@neversaynever.jp
HP:http://www.hirookamoto.jp
Instagram:https://www.instagram.com/hiro_okamoto_gallery
HIRO OKAMOTO(ヒロ オカモト)は、若手作家を中心とした現代アートを取り扱うコマーシャルギャラリーです。2022年7月 渋谷区神宮前にギャラリーを構え、作品の発表の場を設けながら作家の活動支援も行っております。
弊廊の柿落としはソウエンさんに飾っていただきました。
そんなソウエンさんとまた展示を作り、さらにはこのような大きなプロジェクトを一緒に作らせていただくことを大変光栄に思います。
アートギャラリーとして何ができるのか。
作家のために何ができるのか。
美術のために何ができるのか。
常に自らに問いながら全力で挑ませていただきますので、応援のほどよろしくお願いいたします。
本プロジェクトを通し、皆様にもソウエンを百年残す共犯者になっていただけましたら幸いです。
5500 円
残り58枚
13200 円
残り12枚
13200 円
残り13枚
13200 円
残り13枚
13200 円
残り5枚
19800 円
残り5枚
19800 円
残り3枚
19800 円
SOLDOUT
22000 円
SOLDOUT
220000 円
残り2枚
528000 円
残り2枚
880000 円
残り2枚
1430000 円