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染色家・成瀬優による個展「染めのゆくえ」の開催をクラウドファンディングで実現!
44年間、生活の全てを創作活動に費やしてきた染色アーティスト「成瀬 優」。
着物制作を中心としたアトリエsilkgalleryの主宰である成瀬氏による、これまでの創作人生の集大成となる個展の開催にご支援をお願いします。
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着物、帯、ストールを中心に創作染色をする工房を主宰しています。修行時代10年を含めてちょうど41年経ちましたが、厳しくも長閑で牧歌的な日本の伝統工芸の世界も激変の嵐の中のようです。世の中が変わるのに伴って変わらなければいけないことは変えて行かねばなりません。年甲斐とか考えずに突っ走りたいと思います。
44年間、生活の全てを創作活動に費やしてきた染色アーティスト「成瀬 優」。
着物制作を中心としたアトリエsilkgalleryの主宰である成瀬氏による、これまでの創作人生の集大成となる個展の開催にご支援をお願いします。
世界には芸術作品があふれていますが、 対話できる着物作品に出会ったことはありますでしょうか。
成瀬優は「 染め」のストーリーテラーです。
時間をかけて向きあわずにはいられない、物語を感じる着物を次々と生み出してきました。
伝統工芸の伝承者、友禅作家、染色家。
どれも成瀬優の肩書きではありますが、それらの言葉から連想する人物像とは少し異なるかもしれないです。有り体な表現ではありますが、 好奇心と遊び心の塊のような人です。
頭の中は常にやりたいことで埋め尽くされ、思いたったらすぐに行動。寝食も忘れて四六時中没頭してしまう。アトリエのある山奥へまるで仙人のように一人でこもり、ヘッドライトをつけて一晩中作業し続ける。
創ることにどこまでも貪欲な人物です。
「ないものは創ればいい」という無限大の発想力と行動力から生み出される作品たちは、同一人物が創り出したものとは思えないほど多彩で豊かな表現に圧倒されます。
しかし、本人に会うと、作品とのギャップに驚くことでしょう。少年のようなキラキラした目を持つ、やさしい笑顔の素朴な人物なのです。
自分自身には無頓着で、普段着はボロボロに着古し、自分の畑で育てたものを食べ、自作した家や工房で生活・創作する。作品以外には執着がなく、元来、金銭的欲求のない人なのです。
その成瀬優が人生の集大成とも言える個展の開催を決意しました。
実行委員会としては、成瀬優の個展開催を全面的にサポート支援するとともに、鑑賞者の皆様には是非、成瀬優という人間の軌跡が刻まれた作品と対話することで自分自身にとっての「 新たな気づき」や「人生にとって大切なこと」を感じ取っていただきたいと切に願っております。
成瀬優 個展「染めのゆくえ」
・期間:2023年3月23日(木)~25日(土)3日間開催
・開場:23日<12:00〜19:00> 24日<9:00〜19:00> 25日<9:00〜19:00>
・会場:浜松町東京都立産業貿易センター5F特設会場
・主催:「染めのゆくえ」実行委員会
「師匠の下で10年という当時の“修業の必修期間”を終えてすぐに、『silkgallery(シルクギャラリー)』というアトリエを構えて独立し、自分の作品を創り始めました。決まったスタイルにとらわれずに様々な“染め”に挑戦して、もっと自由に作品づくりを楽しめるようになりました」
友禅以外の染めの技術も追求し続けることから、自らを「ソメリエ」(染めのソムリエ)と称する。伝統に基づく友禅染め、絞り染め、ろうけつ染めを軸に、シルクスクリーンやエアブラシなどの現代的な染色技術も巧みに操り、緻密に染め上げている。
会場では、既成概念にとらわれない「染め」のセッションから生み出される成瀬優の作品を通して、自由とひらめきを感じてほしい。
「このブルーの染料がなかなかの“じゃじゃ馬”でして。暴れるので非常に手ごわい。40年以上向き合っていますが、毎回コントロールに四苦八苦しています。逃げ出したくなるけれどやっぱり離れられない。悪女のような存在ですよ」
ブルーと言われて思い浮かべるのはどんな色だろうか。晴れた空の澄んだ青、南国の海の吸い込まれそうな青、サファイヤの神秘的な青、宇宙空間の深い青など、青とひと口に言ってもさまざまな色があり、名前のついた青色だけでも200種以上あるそうだ。
成瀬優もそんな奥深いブルーの世界に魅せられた一人だ。青の表現をライフワークとして生涯を費やしていることから、着物界隈では青の作品は「成瀬ブルー」と呼ばれ、成瀬自身も「ブルーの作家」として名が通る。
ひとつの作品の中にもさまざまな青を探し出せる「成瀬ブルー」。おそらく観る人によって感じ方やとらえ方がまったく異なるだろう。心象風景のようでもあるその作品群は、鑑賞者がいてはじめて完成するものなのかもしれない。
今回の個展では、めくるめく「成瀬ブルー」の世界にどっぷりと浸かっていただこう。ブルーという悪女に翻弄され続けた愛と苦悩の歴史も合わせて堪能してほしい。
「地上は無風でも上空では風が渦巻き、生地が鯉のぼりのようにバタバタと暴れ回ることもあり、染めにふさわしい日はなかなかありません。重力という偶然の力を借りて、人の力でコントロールせずに乾燥を待つというやり方を13mの反物で行うのは、おそらく世界で唯一、僕一人だと思います」
成瀬優のブルーシリーズは現在、基本的に山のアトリエで制作されている。じゃじゃ馬なブルーの染料がほかの制作物にも影響を及ぼすため、ブルーのためだけのスペースが必要だからだ。染めが始まると、染め場自体がアート作品のように化す。
山に工房があるからこそ誕生した技法がある。染料が自由に落下する動きで染め上げる「滝暈し(たきぼかし)」という方法だ。自然の木を利用して14mの高さに滑車を設置し、生地を染めながら少しずつ高く高く上げていく。
その光景はまさに滝のような荘厳な絶景だ。個展会場の高さは5mと本来の高さには足らないが、その風景も再現される予定だ。
「洋服はさまざまなデザインがあり、型紙を使ったり、仮縫いが必要だったりと着物と比べて制作の手順がとても複雑です。僕はもっとシンプルに、“一枚の布”としてとらえてみました。着るでも、巻くでもなく、『まとう』。そんな表現がしっくりくるドレスやストールを創りたかった」
成瀬優は着物の枠を飛び超え、洋装の世界にまで創作活動を広げる。その手始めとして生まれたのがストールとドレスだ。
手染めの魅力を身近に楽しんでもらいたいという想いを込め、ストールはすべて、刷毛を使った「ぼかし染め」で仕上げる。一見シンプルに見えるが、高度な技術と根気の入る丁寧な作業を要する、職人の手腕が反映される一枚だ。
ドレスにおいても同様だが、実は洋装生地と着物生地では巾の広さが大きく異なる。シルクという繊細な素材を巾の広い洋装生地の幅に織り上げることのできる織機が存在しないため、成瀬優は莫大な自己資金を投じて専用の織機から開発した。
生地設計、デザイン、染めを巧みに操り、成瀬優は世界に1つだけのシルク作品を生み出していく。
そうして生み出された作品は、ドレスやストール、洋服、といった既存の単語では括りきれない。世界中のメゾンを探し回ったとしても巡り会えない「まとう布」の美しさを、ぜひ会場でご覧いただき、答えとなる表現を見つけてほしい。
「人それぞれ、似合う色や好みの色は違いますよね。出来ればその人の個性を引き立たせるような、パーソナリティとマッチする色を染め上げたい。それには十人十色じゃ到底足りないし、百人百色でもきっと足りない。これからもずっと増え続けていくだろう作品です」
江戸時代、贅沢禁止令が出て庶民が着物に使える色が限られた。鼠色、茶色、藍色だけという制約の中で、四十八茶百鼠というような「微妙な色の違いを愛でる」独自の文化が育つ。
一反を一色で染め上げた「百色百反」は、江戸の伝統色を踏まえた上で現代の四十八茶百鼠のイメージを提案するシリーズ。
地紋も定番の古典文様だけでなく、辻が花、正倉院、更紗、音楽、薔薇、万華鏡、月とクリムト、カラースケッチ、仮面舞踏会といったオリジナル紋意匠を加える。
会場では、虹や夕暮れのように刻々と色を変える瞬間を捉えたような儚いグラデーションの景色を描き出す。絶妙に異なる色いろの中から「自分のための一色」が見つかるだろう。
「ひょんなことから山の土地を手に入れたので、アトリエをつくろうと通い始めたんです。反物を染めるには最低でも14mほどの広い『染め場』が必要。山の中にアトリエをつくれば、いろいろなことに挑戦できると思ったんだよね」
東京で唯一の村である檜原村にアトリエを構える。生活インフラが不十分な山中にあるが、成瀬優にとって大きな作品に取り組める場であり、そこで過ごす時間が豊かなインスピレーションの源となっている。
アトリエづくりはなんと山に道をつくるところから始まる。
険しい山の斜面に生える木を切り倒しては土を平らにならし、道にするための場所をつくり出す。整えた土の上に鉄筋メッシュなどを敷き詰め、コンクリートを流して整える。倒した木を適当な長さにして運び出し、コンクリートを山中へ運び入れるのも当然手作業だ。
知識も経験もない。土木作業について書かれた本を片手に自然と格闘した。結果的に約400本の木を切り倒し、私道や、染め場となるログハウス、畑などすべて成瀬自身が手作業で完成させた。そこから30年余りの現在までずっと新設や改築、増設を続けている。
個展ではアトリエができるまでの30年間の長い道のりを写真で紹介する予定だ。
※これまでの創作活動のアーカイブはWebサイトから閲覧できます。
(個展終了後、Webサイトに個展のレポートを掲載し、皆様にご報告する予定です。)
※個展へ向けた日々の創作活動の様子をsilkgallery公式インスタグラムで発信しています。
https://www.instagram.com/silkgallery/
今回のクラウドファンディングを通じて、
みなさまにご支援いただき集まりました資金は以下の費用として使用させていただきます。
・会場設営費
<会場費、什器費、機材リース費、花材費、設置費>
・展覧会運営費
<人件費>
・広告費
<チラシ・DM・Webサイトなどの広告費>
目標金額を超えた場合、海外も視野に入れた更なる大規模な個展開催や、シルクギャラリー常設店の設立など、スタッフとともに創造活動を広げていくための資金として活用させていただきたいと願っています。
※1:リターン写真は全てイメージです。
※2:チケットとポストカードは個展の事前に届くよう郵送致します。
※3:自叙伝に関しては個展終了後に郵送になる見込みとなっています。
※4:製品に関しては個展にお越しいただける際は、色柄等をお選びしたり、製品によってはオーダーも承ります。
※5:製品に関して、個展にお越しいただけない方は、メールにて色柄などのやり取りをさせていただきます。
※6:オーダー品、または個展までにご用意できない製品に関しては個展終了後、3ヶ月ほどの納期を見込んで郵送させていただきます。
・このプロジェクトは目標金額に達成しない場合でも、プロジェクトが実行される実行確約型です。集まったファンドは返金されませんのでご了承ください。
・個展開催は確定しており、みなさまに楽しんでいただけることをお約束します。
・支援金額が目標金額に満たない場合でも、成瀬優個人が自費で負担する等して個展の実施は致します。
・プロジェクトの進行具合や作品制作状況によって、リターンの発送の時期が前後する可能性がありますのでご了承ください。目標金額に満たない場合でも、購入者様へのリターンは制作し発送することをお約束します。
・自然災害、天災、社会状況等の予測不能な理由で個展の開催、リターンの発送が困難になる場合があります。万が一ではありますが、予めご了承ください。
・目標金額を超えた場合、海外も視野に入れた更なる大規模な個展開催や、シルクギャラリー常設店の設立など、スタッフとともに創造活動を広げていくための資金として活用させていただきたいと願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回、個展開催にあたりMotionGallery様、「染めのゆくえ」実行委員のご協力の元、クラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げました。
これは、着物業界とはまったく無縁の方にも広く発信できること、そしてご支援していただいた全ての方々に入場チケットをお渡しするという形で 作品鑑賞に直接つなげることが大きな理由です。
70歳を目前にした私にとっては、あと何回できるかわからない大規模な個展となり、自分のこれまでの作品を一度に多くの方にご覧いただける大変貴重な機会です。
全力投球で悔いを残さず取り組むべく大きな覚悟を持って臨んでいますので、みなさまの温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
成瀬 優
3000 円
5000 円
10000 円
10000 円
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10000 円
18000 円
20000 円
20000 円
20000 円
30000 円
50000 円
70000 円
100000 円
100000 円
140000 円
150000 円
150000 円
250000 円
500000 円