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古民家の再生と北前船の尻海のまちづくりプロジェクトをクラウドファンディングで実現!

神坂邸
古民家の再生と北前船の尻海のまちづくりプロジェクト

江戸時代に北前船の廻船問屋として財を成した神坂邸を建築ワークショップで再生させコミュニティー再生の場・歴史的景観の啓蒙の場として活用していきます!

FUNDED

このプロジェクトは、2019年3月15日23:59に終了しました。

コレクター
6
現在までに集まった金額
59,000
残り日数
0

FUNDED

このプロジェクトは、2019年3月15日23:59に終了しました。

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「公益財団法人みんなでつくる財団おかやま」は、岡山県内の約100名の若者による“呼びかけ人”が中心となり、広く市民に基本財産の寄付を呼び掛け、530名より集まった4,133,000円を基本財産として設立しました。 地域の社会課題解決をじぶんたちの手で実現するための「あたらしいインフラ」として、この岡山の地に根付くものになるよう、取り組みを展開していきます。

このプロジェクトについて

江戸時代に北前船の廻船問屋として財を成した神坂邸を建築ワークショップで再生させコミュニティー再生の場・歴史的景観の啓蒙の場として活用していきます!

かつて栄えた港町で増える空き家・空き地。
歴史的・文化的価値のある建物の改修と活用を。

かつて北前船の寄港地として大変栄えた、瀬戸内市 尻海(しりみ)地区。広大な塩田での塩作りも行っていたことから、江戸時代には約500戸もの住居がありました。しかし、今では約300戸にまで減少し、空き家や空き地が増加したことで、まち全体に活気が無くなってきている印象を受けるようになりました。特に、旧道沿いはその傾向が顕著となっています。

空き家の中には、歴史的・文化的に大変価値があるものが複数あります。中でも、神坂家は江戸時代の北前船の廻船問屋として莫大な財を成し、その住まいである「神坂邸」は、このあたりでは非常に珍しい数寄屋造りの建物でした。内部の壁には弁柄(旧石器時代から使われた最古の顔料)が用いられていたり、お茶の炉が4つも作られていたりと、細部に至るまで趣向が施されています。この屋敷は地域でも存在感を放っていたようで、伊能忠敬も測量の際に滞在したと言われています。

そんな「神坂邸」ですが、住人が不在となった現在、家屋全体に傷みが目立ち始めています。かつて北前船や塩田で栄えた町を象徴する「神坂邸」が朽ち、いずれ解体されて失われることは、尻海地区にとって大きな損失であるという考えにいたりました。

神坂邸 座敷 ベンガラ塗りの壁神坂邸 座敷 ベンガラ塗りの壁

「神坂邸」の再生プロジェクトを通じた文化伝承と地域活性化

「神坂邸」は旧道沿いにあり、この建物の再生が地域活性化のカギになると考えています。本事業では、2階建ての「神坂邸」の1階をコミュニティースペース、2階を展示室として活用し、地域交流と文化継承の場として活用し、受け継いでいくことを行います。

改修は、主に建築を学ぶ大学生をターゲットにしたワークショップを開催し、「神坂邸」の歴史的・文化的な価値を知ってもらうとともに、日本建築の手法にも触れてもらいます。宮大工をはじめとする専門家から建物や建具についてのレクチャーを受けることで、日本建築の技術的な価値を知ってもらう機会にしたいと考えています。

2階は比較的傷みの程度が軽いため、地域の住民や大学生たちを巻き込みながら、自力での改修予定です。1階は傷みが激しく、全体の基礎部分でもあるので、宮大工などの専門家による改修を行い、作庭も同時に行うことで、庭も含めた家全体の改修を進めます。

ワークショップは大学生から始めていきますが、徐々に地域住民や高校生、そして興味を持った地域外の人も参加できるようにします。

神坂邸1階神坂邸1階

尻海風土記館として地域交流と文化伝承の場、
域外への情報発信・観光拠点とする

改修後は2階を常設・企画展示室として、地域の歴史を伝える場とし、神坂家だけではなく、地区内の旧家から預かった貴重な書画などを展示し、いつでも見られるようにします。

1階は喫茶・食堂スペースとし、地域の人が気軽に集える拠点として、愛着を持って使用してもらえる場所にしたいと思います。

そして、歴史的価値のある古民家の改修・活用モデルとして、地区外での認知度を高め、日本建築の素晴らしさを求めて訪れた人に尻海・錦海湾周辺の歴史も併せて知ってもらい、尻海・錦海湾の観光資源としての価値を高めていきます。その際の運営は、地域住民主導でできる仕組みを整えていきます。

また「豪商が建てた数寄屋造りの屋敷」という雰囲気に似合うような、アートや音楽のイベントの開催や、地域の人によるクラフトワークショップなどを行うなど、地域の文化活動の発表の場としても、積極的に活用したいと考えています。

神坂邸 外観神坂邸 外観

寄付金の使途について

今回のクラウドファンディングで調達する資金は建築ワークショップの材料費や情報発信のためのシンポジウム開催費にあてさせていただきます。

想定されるリスクとチャレンジ

チャレンジ
尻海地区のような状況は、全国各地であるかと思います。ワークショップの様子や再生の様子を発信することで、その土地土地の人たちのもつ愛着ある建物の再生に活かしていただきたいと思っています。

リスク
工事の主要な部分は既に他の資金(補助金と自己資金)で実施をすることが決まっています。そのため、大きなリスクはありませんが、建築ワークショップで改修部分については、資金調達状況によって、内容の変更やスケジュールの調整が必要となる可能性があります。

神坂邸の修復を軸にして、歴史と文化を受け継いだ、活気のある尻海地区を目指します。

空き地・空き家の改修事業を機に、尻海地区が北前船の寄港地として栄えたまちであることを、多くの方にぜひ知っていただきたいと考えています。「神坂邸」の改修をきっかけに、尻海地区の歴史や文化を再調査し、その価値を地域で共有して行きます。また、改修作業を通じて日本建築を学び、地域や気候に根ざした独自文化の持つ意味合いにも理解を深めていきます。

今回の事業をモデルケースとして、地区全体のまちづくりも考えていきたいと思います。荒れた耕作地は観光農園として活用し、空き地は庭園として再生。また空き家はゲストハウスやギャラリー・カフェに再生していける機運を高めていきます。

その運営を地元で行うことで、高齢者や若者の働く場をつくります。地域外から訪れる人が増え、尻海地区に魅力を感じてもらうことで、将来的に定住人口の増加につなげたいと考えています。

また、隣接する牛窓や長船等の既に知名度の高い観光地とつながることで、尻海地区を「観光客が来るまち」にし、将来インバウンドを誘致することも視野に入れています。地域の有形・無形の文化を活かしながら、観光と経済活動を考えたまちづくりを目指します。

プロジェクト実施団体

名称:特定非営利活動法人地域・空間プランニンググループ瀬戸内市支部
代表:支部長 藤井雅司
設立:2006年6月23日

神坂邸2階(日本建築専門家・大学教授・大学生等との打ち合わせの様子)神坂邸2階(日本建築専門家・大学教授・大学生等との打ち合わせの様子)

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