劇場が全国に拡大中!
vol. 19 2023-07-07 0
おかげさまで『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』の劇場が全国に拡大中です。
先日は富山のほとり座に伺いましたが、ほぼ満席になった劇場の風景に、劇場の方達も本当に喜んでいました。わたし、川内有緒はすっかり風邪をひいてしまい、かなりヨレヨレしていましたが、なんとか舞台上では大丈夫でした。お越しくださったみなさま、本当にありがとうございます!
みなさん、覚えているかはわからないのですが、この映画は最初は5館のロードショーの予定でした。しかし、クラファンの期間中にそれが9館になりました。さらに上映がはじまると、追加で上映を決定してっくださったり、「はい!」と手を挙げてくださる劇場が現れ、現在25館まで拡大しました。自主配給なるものは、やってみるまではよくわかっていませんでしたが、こうしてじわじわと劇場が増えていくのですね・・・。知らないことばかりの面白い体験です。
なにはともあれ、昨年のクラファンの時のキャッチフレーズは「映画を全国に届けたい!」でしたが、いま過去、未来のものを含めると30以上の県で上映が決定し、なんとかそのお約束を果たせそうです。(もちろんこうなったら目標は47都道府県の制覇!)こんな風景が見られるのも、ご支援いただいたみなさん、映画を見てくださったみなさんのおかげです。
長く続いてきた映画ツアーはいよいよ後半戦に入ります。
7月7日、みんなの願いを載せた七夕の日から高崎や東北3県(福島、仙台、山形)で同時公開。映画とともに私たちも旅していきます。(詳細は一番下に)
福島は、映画の舞台となった「はじまりの美術館」がある県です。だから、この映画公開の準備を進めている去年の夏から、福島県内で公開することは制作チームの悲願でした。
しかし、なんのツテもない私たち。一体全体どうしたら良いものか…と思っていたところ、漆器「めぐる」(映画にもちょっとだけ作品が出てきます)代表の貝沼さんが「きっとフォーラムなら可能性がありますよ。メジャーな作品だけじゃなく、インディペンデントな映画もかけているユニークな映画館ですから」と教えてくれました。
それを聞いて、はじまりの美術館館長の岡部さんに相談したところ「フォーラムの方を紹介できるかもしれません」と言うではないですか。そして、フォーラム東根の支配人である堀賢一郎さんに連絡をとってくれたのです。
しばらくして「上映しましょう」と堀さんがご連絡をくれたのは去年の夏のことでした。その瞬間のことはよく覚えています。わたしは娘のスイミングの付き添いで、近くの小さな児童公園で時間を潰しながら、まとわりつく蚊に少しいらいらしていました。そして、もうすぐはじまる予定のクラウドファンディングの先行きに不安を感じながら過ごしていました。その時に飛び込んできた「福島で上映しましょう」は本当に大きなニュースでした。
その後も堀さんは、上映実現までの大きな力になってくださって、仙台、福島、山形の3箇所で上映が実現されることになりました。
私たちのような、何の後ろ盾も資金力もない映画をかけてくださることに心から感謝です。本当にひとりひとりの人の応援だけが頼りです。
シネマテーク高崎は、3月に高崎映画祭の招待作品になったことから上映のお話が動き出しました。こちらも映画祭が呼び込んでくれた貴重なご縁です。また復活した豊岡劇場でも現在上映中です。豊岡は他の劇場で見た方のプッシュにより上映が決定したようです。(ありがとうございます!)
準備期間は長くても、映画がかかるのはほんの1週間。
ぜひぜひ、映画を見に足を運んでいただけたら嬉しいです。
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◆豊岡劇場 兵庫 絶賛上映中 7月11日まで
◆シネマテーク高崎 7月7日(金)〜7月13日(木)
7月7日(金)の上映後 三好大輔 川内有緒 両監督のトーク有り
◆フォーラム福島 7月7日(金)〜7月13日(木)
7月8日(土)の上映後、白鳥建二さん 三好大輔 川内有緒 両監督のトーク有
◆フォーラム仙台 7月7日(金)〜7月13日(木)
7月8日(土)の上映後、白鳥建二さん 三好大輔 川内有緒 両監督のトーク有
◆ シアタードーナツ沖縄 7月13日〜8月9日
7月15日 川内有緒監督による舞台挨拶有り
その後も、あーすぷらざ(神奈川)、進富座(伊勢)、深谷シネマ、はじまりの美術館、横川シネマ(広島)、シネマアミーゴ(逗子)などで上映が決定しています。詳しくは特設ページをご覧ください!
写真は富山のほとり座です。