私が「セックスレスを無くす」サービスを作る理由
vol. 4 2023-08-16 0
先日代表であるとぅるもちがnoteに書いた内容を、転載させていただきます。
サービスを作ろうとしたきっかけ
ふだん対面やオンラインでセックスカウンセリングを行なっているのですが、日本ではまだまだカウンセリングが身近ではありません。
海外のように、気軽に自分の考えを整理するためにカウンセリングを使ってもらうにはどうしたらいいか…そう考えているときに浮かんだのが「WEBサービス」「診断」でした。
なぜセックスレスになるのか
「元々性生活について話し合うことがなく、セックスの機会が自然消滅した。今さら話題にしづらい」「産後性欲が沸かなくなった」「相手を家族としか見れなくなった」「性交痛が酷くなり、とてもじゃないけどできない」「妊活がプレッシャーでしたくなくなった」など、セックスレスの原因は様々です。
一つよくある事例として、マンネリを感じた時点で試行錯誤はしたけど思ったような改善ができなかったというものがあります。
上記は、なんとなくセックスのマンネリを感じているカップルの事例です。
左側の人が、右側の人がセックスにおいて何で満たされるかを知らないまま「ラブグッズを使えば何か新しい化学反応が起こるのでは」と仮説を立てて行動しています。
左側の人はグッズを使うその光景にドキドキしたかもしれませんが、右側の人がもし、セクシーなムード(部屋にキャンドルがある、メロウな曲がかかっている)に本当はドキドキするタイプなのだとしたら、ラブグッズのアプローチは的外れだったことになります。
ここで難しいのは、右側の人が、自分自身がまだ「セクシーなムード(部屋にキャンドルがある、メロウな曲がかかっている)に本当はドキドキするタイプ」だと知らないことです。
当てずっぽうで色々なことを試すのは、とても体力が要ります。その過程で力尽きてしまい、パートナーとのセックスを諦めてしまう人は多いのではないでしょうか。
セックスレスに特化した理由
年代問わず相談内容として多いのが、「セックスレス」「性交痛」です。
セックスレスに関しては、互いに話し合えずに不倫や離婚の選択をする人もいます。
私のまわり(20代)でも、結婚前からセックスレスに悩む友人が多く、人伝に全然知らない方の愚痴を聞くこともありました。
お互い、好きで一緒になったはずなのに、話し合いができず抱え込んだまま嫌いになっていく様子を見て、何もできない自分にやるせなさを感じていました。
現状、セックスレスを理由にカウンセリングにくる方は「すでに関係性が悪くなった」カップルも多く、改善にはかなり長い時間がかかるなど、難しさを感じています。
できればそうなる前に、自分たちの性に対する価値観を知るためにカウンセリングを利用してほしい。でも、カウンセリングはハードルが高い。
じゃあ、人を介さずに自分たちの性生活について知れるきっかけを、カウンセリングの手前に置いておけば、診断というツールを言い訳にふたりで話し合えたり、問題の解決方法を自分たちなりに考えられるのではないかと考えました。
サービスについて
開発予定のサービス「tawagram(たわぐらむ)」
私がカウンセリングの経験を重ねてきて感じてきたことからお話すると、何かの問題が起こる前に、「自分がどんな時に興奮して、逆に盛り下がるのか」「自分とパートナーが性生活に求めるものは違う」「ライフステージによって自分の性の価値観は変化する」ということをパートナーと共有できているかで、ふたりの性生活は大きく変化すると考えています。
これらをできるようになるためには
・気軽に自分の性生活について知れる
・パートナーと気軽に共有できる
・記録を残していつでも振り返られるようにする
・必要な時に専門家と繋がれる
以上の4点が必要ではないでしょうか。
性生活分析診断『tawagram』では、約30問の質問に答えるだけで、自分たちが性生活に求めることは何か、そして、パートナーとどんなコミュニケーションやプレイを試していけばより楽しい性生活を送れるのかをレポートを通して知ることができます。
「WEBサービス」「診断」の発想が浮かんだのは、私が元々WEBディレクターとしてサービスを作っていたからということと、そしていろいろな診断を受けるのが好きだったからです。
初めて私が自己分析をしたのは、就活の時期でした。それまで、自分の強みと弱みを知る機会がなかったため、自分のできないことばかりに目がいってしまい自己肯定感がとても低い状態でした。
ストレングスファインダーのような自己分析ツールは、自分の強みにフォーカスしてくれるので、自分を好きになる一助となった存在でした。
診断ツールはWEB上でゲーム感覚で楽しめるので、口には出しづらい性に関する質問でも、カウンセリングより答えやすいのではないかと思っています。
目指していること
私は、「誰しもが結婚するべき」「パートナーとずっと一緒にいるべき」といった考えは持っていません。
ですが、話し合いができないまま、納得のいかない離婚や別れに繋がったり、好きで出会った二人が嫌い同士になってしまう前に、一つ選択肢を作りたい。
「ふたりで気軽に共有できる」方法はまだ模索中ではありますが、これまでに、自分の性の価値観を気軽に知るための診断ロジックを考えてきました。
セックスレスの問題は根深く、解決方法はたくさんある方がいいと思っていますが、セクシャルウェルネス(性の健康)分野が注目されるのは5〜10年後といわれています、それでは、遅すぎるのです。
一瞬一秒でも早く、選択肢を一つでも増やせるために、私たちは現在クラウドファンディングにて、tawagaramの開発資金を募っています。
クラウドファンディングを成功させることで、投資家の方にも「この分野は今とても注目されているんだな」と思っていただくことができます。
ぜひ、SNSでのシェア・応援をよろしくお願いいたします!