ギター入手!
vol. 13 2021-11-12 0
音頭の伴奏にギターや三味線が必要かどうかは賛否のあるところですが、ギターはとにかく便利なのです。
泉州音頭の櫓では、ノンストップで音頭取りが交代していきますので、その方々の得意なキー(音頭では三味線のキーを表す『本数』という言葉を使います)に瞬時に調整(カポを動かすだけ)出来るのが最大の利点です。
これが三味線ですと、いちいち弦の張りを調整し直して本数を替えるので、数本(数人)の三味線が必要です。
太鼓だけの伴奏で、高い本数でやる音頭取りの後に、低い本数が得意な音頭取りが唄う場合に釣られて高くなってしまい、声が出なくなる事もあります。昔の櫓では、意地悪で交代時にわざと高い声で音頭を取り『次の音頭取りを潰す』なんて事も行われていたようです。
ギターが有れば、そのような事も無くなり安定した音程で音頭を演る事が出来るので、ここまで普及したのでしょうね。
私は当会でギターを担当していて下手くそながら頑張って弾いていますが、ギターの音色にも音頭と合う音・合わない音が有り、出来る範囲で試行錯誤しています。
今回、情報通の方から『安いのに良い音が鳴るギターが有る』と教えて頂き、47年前の国産の安物のギターを購入しました。
腕が無い分をギターの音色でカバーしてくれるかもしれません。
アンプも古いのを貰ってしまいました。