100%まであとわずか!95%達成しました!
vol. 5 2024-08-12 0
昨日、90%まであとわずか…!と書かせていただきましたが…今朝起きたら(こちらの朝なので8時間の時差があります)95%を達成。100%達成まで本当にあとわずかとなりました。
個人的なことになりますが、コレクターの中には国内外のお友達の名前が…たくさん。
応援されているんだな。と本当に心が熱くなりました。
本当にありがとうございます!!!
私がどこにいても、こうやって忘れないで応援してくれること、感謝してもしきれません。
さて、本日私はロンドンに戻りますが、こちらスコットランドはエジンバラにてフリンジフェスティバルを体験しています。
フリンジって小劇場のことだよね〜。と思っていましたが、少しその概念が変わったので、皆様に共有したいと思います。
演劇界においてフリンジとは公式に対する非公式、中央に対する周辺を意味します。そして昨日書いたように、公式なフェスティバルに招待されなかった団体が自主的に公演を行ったのが起源です。
じゃあ、日本で言う小劇場ってなんなんだといいますと1960年代、新劇が主流だった演劇界に反発し、若者が自らの考えを発信する場として小劇団を立ち上げたことに始まります。
似ているようで違うようで似ていますね…。
今回私は合計5つのショーを拝見しました。(1日半で5つってすごくないですか??)
機材や限られたスペースを交互に使うことから機材や装置のクオリティは大きな劇場に劣りますが、どれも俳優・パフォーマーのレベルの高さに驚きました。
ウエストエンドでプリンシパルをはっていてもおかしくない演技力・歌唱力・ダンスのスキルでした。
小劇場に対して少し色眼鏡で見てしまっていた自分に気がつきました。
「小劇場だから仕方がない。」
「小劇場なのにすごい!!」
もちろん、小劇場もフリンジも実験的な場としては同意と捉えられます。しかし、そこには大小関わらず”プロの俳優””プロのスタッフ”が存在しており、ジャンルの違いとして、時には公式・非公式。新劇(伝統)・新しい考え、があるだけなのではないでしょうか。
以前ロシアの演出家に「日本の俳優はいつ仕事をしているんだ?」と問われたことがあります。
つまり、役作りや戯曲について考える時間が全くないじゃないか、と言うことです。
一部の職業俳優を除いては稽古の時間以外はアルバイト、もしくはフルタイムの仕事に時間を費やしている俳優への疑問でした。
「演劇以外の仕事をしないと生きていけないので仕方がない。」それを答えとするならば残酷すぎます。
卒業すれば職業俳優として技術が身に付く演劇学校のシステムが確立していない日本において、難しいことなのかも知れません。
しかし、このままだと俳優はプロ(職業俳優)とアマチュア(バイトしながら舞台に出る人)に分類され、プロは商業舞台、アマは小劇場なんていう線引きがされたままです。
せんすtheatreは、新劇でもミュージカルでもない、演劇と音楽のコラージュですので、ジャンルで言えば小劇場またはフリンジと言えます。
しかしそこに「小劇場だから仕方ない」は存在してはならないと思います。
このクラファンでは、芸文をいっぱいにして、俳優たちに少なくとも1ヶ月はアルバイトをしなくても生きていけるだけのお給料を還元することが目的です。
毎日役と向き合い、俳優としてのプロフェッショナルな仕事ができる環境を。
あともう少しで達成です。
どうそよろしくお願いいたします!
せんす