【韓英恵さんの手紙】@レインボーリール東京上映後トークショーより
vol. 4 2018-10-24 0
いつも応援ありがとうございます。
映画『西北西』の日本初上映は、2016年のレインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜 でのことでした。
上映後のトークショーでは、中村拓朗監督と汐田海平プロデューサーが登壇しました。
主演の韓英恵さんが残念ながらご参加できなかった代わりに、中村監督が手紙を預かり代読をするという一幕がありました。
その際の手紙がとても感動的だったので、改めて紹介させていただきます。
(記事の最後には動画もございます)
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韓英恵さんの手紙
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本日は『西北西』を見に来てくださりありがとうございます。
この映画に参加する前、私は映画から距離を置いていた時期がありました。
何もやりたくない。誰にも会いたくない。ブランクというのでしょうか。
そんな時、『西北西』に出会いました。
はじめは渋って、「やりません」とワガママを言っていたのですが、
何度か打ち合わせを重ねるうちに中村監督の孤独さに気づきました。
そして、私に一言、「ケイは僕です」と言ったとき、
私はこの人のために映画をやろうと思えるようになりました。
そして、私がこの映画を撮って、自分の人生観を変えたことがもうひとつあります。
それは、性別、年齢、国籍を飛び越えて、人は誰かを愛せる。
愛することは自由で何よりもピースだということ。
テロや差別が横行し、イスラムと聞いただけで警戒されてしまうような世界、
世界が復讐で真っ黒になりつつある今日、そんななかでも人はだれかを愛せるということです。
私はケイと生きて、ナイマとアイを心から愛せて幸せでした。
そして、今でもサヘル・ローズ、山内優花を心から愛しています。
二人の魅力的な女性に出会い、『西北西』が私の身体の中に通ってからは、
流れる血の色が虹色に変わった気がします。
ほんとに出会えてよかった。
韓英恵
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(レインボーリール東京でのイベントの様子です。韓英恵さんの手紙は11:15くらいから)
このクラウドファンディングも、達成率82%まで来ました!
あと3日で、目標まで90,000円! 残りわずかです。今週26日(金)まで!
引き続き、応援よろしくお願いします!