この場所をつくる人|Vol.7 岩澤哲野 ― SEE/SOWを創りながら
vol. 21 2026-03-30 0
こんにちは。SOWの原田です。
いつもあたたかいご支援、本当にありがとうございます!
今日は、「SEE/SOW」の現在の様子についてご紹介します。
オープンに向けて少しずつ進んでいる現場のことや、その中で感じていることについて、岩澤の言葉で綴っています。
ぜひご覧ください!
===========
SEE/SOWを創りながら
岩澤です。
ありがたいことに多くのご支援をいただき、現在ストレッチゴールに挑戦中です。
最初は「30万円くらいかな」と話していたところから始まりましたが、実際の予算と向き合う中で、「少しでもチャレンジしよう」と踏み出したことを思い出します。本当にありがたい限りです。
撮影:鈴木ヨシアキ
さて、PRE SEE/SOWも一区切りし、
4/25,26のグランドオープンに向けて本格的な改装工事が始まっています。
設計・施工チーム、サインチーム、みんなで話し合いながら、
何度も検証を重ね、少しずつその形が見え始めているところです。
それぞれに専門性を持っているからこそ、多角的な視点で“可変可能性”を持つ場所をつくっています。
サインの検証実験
SEE/SOWは、特定の役割に固定された場所ではなく、
可変可能性から常盤平のように「余白」や「遊び」を生む場を目指しています。
それは単純な足し算ではなく、掛け算ができる場所でもあります。
展示空間であり、舞台であり、カフェであり、工房であり、事務所であり、休憩所でもある。
その時々で表情を変えながら、さまざまな人々が同居する空間になっていくこと。
そのことにより、物理的な収容人数を超えて多様な人を受け入れる場になっていく。
緩やかな横断を促し、新たな出会いを生み、次の機会を創っていく。
それこそ、創造の種を蒔き、アートの土壌を育てていくことでもあると思っています。
「暮らしフェスタ2026」に参加した際の展示の様子
同時に大切にしたいのは、「何かをする場所」でありながら、
ただそこにいることや何もしない時間も受け入れられること。
この両立は、とても繊細なバランスですが、
誰もが無理なく関われる状態を保つという意味で、
ある種の公共性を意識しなければ、場は属人的になり、持続しなくなるとも感じています。
アートとは、目に見える成果だけでなく、関係性や未来への余白に投資することができるものです。
インフラが「機能」を支え、福祉や教育が「生きること」を支えるとすれば、
アートはその先で、「どう生きるか」をひらくものだと考えています。
SEE/SOWで目指しているのも、そうした余白をひらくこと。
まだ言葉にならない関係や、ただそこにある時間を受け入れることです。
一見すると非効率で、成果も見えにくいかもしれません。
それでも、その土壌が次の表現や関係を生み、やがて社会の豊かさにつながっていくと信じています。
近所の桜
- 前の記事へ
- 次の記事へ
