映画『左様なら』【応援コメント⑨・松本卓也監督】
vol. 15 2018-06-10 0
石橋夕帆監督-
恐れ多くもこの場では彼女の事を、ゆうほりんと呼ばせて欲しい。
いつもは尊くて近付けない彼女の存在だけど、陰ながらそう呼んでいるので許して欲しい。
ゆうほりん、そう呼ぶだけで擬似的に距離が近付き、本音で書き綴るが出来るからだ。
ゆうほりんの映画を初めて観た時、僕はある事を感じた。
それは、僕の様なイケてない人間への温かい目線。
優しい背中の押し具合。
そう、イケてない人たちへの愛を感じた。
ゆうほりんも、僕らと同じイケてない人種なんだ!
失礼ながらイケてない自分は勝手にそう感じていた。
しかし、後にその考えは崩れ去る。
別の作品では、イケてる人間を描いていた。
僕とは違うモテの境地に生きる美男美女たち。
さぞ楽しい学生生活だっただろうとリアルに感じられるその表現。
スクリーンを斜めから見ていた自分も、気付けばモテ人生を疑似体験していた。
何なら劇場を飛び出して女子に声をかけまくろうと思った。
…出来なかった。
イケてないから。
そう、ゆうほりんはボーダーレスだった。
僕の様に勝手にカテゴライズして卑屈になっている人間も、俗に言うイケている人間も、分け隔てなく描くのだ。
差別しない、ただむさぼり描く。
温かくも同じ目線で。
映画界のナイチンゲールとは、ゆうほりんの事だ。
そして今作。
ゆうほりんは、どこの何を描くのか。
企画を読む限り、「イケてない人たち」が帰ってきそうだ。
僕はニヤリとした。
今回は僕らのターンか。
ゆうほりんの新作、とても楽しみである。
ちなみに、ゆうほりんは若手俳優の青田買い能力も極めて高い。
ゆうほりんの映画に出演した方々は次々に出世している。
ナイチンゲール・あげまん・ゆうほりん。
そうか、そろそろ僕にオファーが来るのかもしれない。
だってイケてない代表の僕だから。
ゆうほりんは差別しないのだから。
※2018年6月8日現在、まだオファーはありません
松本 卓也(映画監督・脚本家・CMディレクター)
映像制作チーム『シネマ健康会』の代表を務める。
約10年間、お笑いコンビとして活動していたが、相方にふられ解散。
その後、独学で映像制作の道へ。
独立プロダクション形式で本当に作りたい、伝えたい作品を自主制作し上映を行う。
単館系の商業映画も数本、手掛けている。
そうして制作された作品は国内外数多くの映画祭で受賞。
現在、長編映画『ミス ムーンライト』はイオンシネマを中心にじわりじわりと全国に拡散中。
●TW
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新作長編映画『ダイナマイト・ソウル・バンビ』絶賛、編集中!
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映画『左様なら』クラウドファンディングは6月29日(金)までの実施です。引き続き応援の程よろしくお願い致します。
映画『左様なら』プロジェクトページ:https://motion-gallery.net/projects/sayounara
映画『左様なら』プロモーション第一弾:https://youtu.be/kirNgPShxsE
映画『左様なら』プロモーション第二段:https://youtu.be/mewu4qV9nrA
映画『左様なら』プロモーション第三段:https://youtu.be/PshffpFGDUo
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