シアター・ミラクルスタッフの目崎剛(たすいち)からメッセージです。
vol. 19 2020-06-23 0
本日はシアター・ミラクルの劇場スタッフである、目崎剛(たすいち)からメッセージをお送りします。
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セイブザミラクル、シアター・ミラクルのクラウドファンディングに寄せて
知っている方は知っていると思うのですが、僕はシアター・ミラクルの劇場スタッフとして勤務させていただいております。
なので、ここにコメントを載せてもらうのはちょっと場違いな気持ちもあるのですが、おそらく僕は新宿シアター・ミラクルでも公演を打っているトップ5に入ると思うので、コメントせずにはいられませんでした。
というのも、たすいちは、2011年にミラクルで12か月連続本公演というものを行ったからです。
毎月、長編本公演を行うなんていう無謀な企画。当時はまだ大学生でした。色々とやばいことになりました。
この時点で既に11本上演したことになります(3月は、震災の影響を鑑みて中止とさせていただきました)
無謀な企画でしたが、2010年に「あまうめ」というプロジェクトを行っていた劇場なので(塩原さんのコメントに詳しく書いてあります)持ちかけてみたところ、前支配人である星さんに大変よくしていただきました・・・。
それからも何度もお世話になって、長編も短編もたくさん行ってきました。劇王東京。新年会イベント。ロングラン公演。ミラクルのスタッフによるお祭り。様々な出会いがありました。
まさか働くことになるとは少しも思っていませんでしたが。
劇場経営という点ではよくないかもしれないんですが、部活っぽさを感じています。集まれて、繋がれて、騒げる場所。
大人になればなるほどそういう場って少なくなってくると思うんです。
この歳になってもそういう場があることには本当に感謝だなと思っています。
スタッフも、支配人も、みんな劇団主宰など小劇場の中で活躍する人達です。
良くも悪くも、SNSなどここまで外に出ている劇場はないと思います。
劇場も、劇団も、お客様も、劇場はやはり「場」であると感じています。
簡単になくなっていい場所ではない。
働かせていただいてから学んだこともたくさんありますが、それでも僕はスタッフ能力が低く、現支配人の池田さんや先輩スタッフさんたちに頼ってばかりです。だから、スタッフとしてではなくて「シアター・ミラクルをたくさん使っている身として」、存続できるよう力添えできたらと思います。
目崎剛(たすいち)