吉水恭子(芝居屋風雷紡)さんから応援コメントをいただきました!
vol. 17 2020-06-16 0
シアター・ミラクルを過去にご利用いただいたり、お世話になった方から応援コメントをいただく企画第15弾!
芝居屋風雷紡の主宰、吉水恭子さんから応援コメントをいただきました。
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(芝居屋風雷紡第13回公演「’72年のマトリョーシカ」より)
シアターミラクル支配人の池田くんはいわゆる私の制作師匠であります。
制作という仕事がまだよくわからない、お芝居好きだけど、自分が何をやりたいのかわからず手当たり次第に舞台に立っていた私を、制作現場に呼んでくれて、いろんなことを教えてくれた人が池田くんでした。制作ってどういう人だろうって考えるときに、演劇とお客様とそれに関わる人を大好きな人だと考えられるのは、池田くんが師匠だからかもしれません。
池田くんの演劇愛、団体愛を間近でみて、そして彼が主宰として公演した渋谷でのオムニバス公演の当日運営を任せてもらい、そこに集まった新進気鋭の作家さんたちの作品を見て、自分の劇団の立ち上げを決意したことは、実は本人にも伝えてない、ちょっとした秘密です。
あれから随分と時が流れ、でも池田くんの演劇愛は衰えるばかりか加速し続け、それはシアターミラクルの支配人となっても変わることがない。だから、ミラクルという劇場のそこかしこに池田くんの演劇愛が詰まっているのだと思う。さらに劇場の運営をしながら、外部出演したり、自分プロデュースの公演を打ったり、身体がいくつあっても足りないんじゃないかと思うくらいフル回転で活動している。どうなってるんだろう。演劇好きすぎかよと思う。
念願かなって去年夏、我が芝居屋風雷紡もシアターミラクルで公演を打たせてもらうことができました。
最高に暑い、猛暑という観念が書き換えられるような夏だったけれど、池田くんはじめスタッフの皆さんのご尽力のおかげで、本当にのびのびと、自由に、公演を打つことができました。
スタッフ皆さんが芝居人という安心感、本当に芝居を受け入れてもらえる感じがとても居心地がよかったんだなと、振り返って今心から思います。
シアターミラクルが、今や私たち演劇人の大事な居場所の一つになっているのは絶対に確実なことだと感じます。
現在もまだ感染者数はゼロになる兆しも見えず、それどころか新規感染者数も少しずつ増え続け、先の見えない日々が続いています。
「演劇」というものがこれからどうなっていくのか、不安なのは私だけではないはず。
でも、こんなときだからこそ。
演劇好きすぎる池田くんの作ったシアターミラクルはじめ、劇場が、私たちの居場所が、帰れる場所があるということが、私たちの心の支えのようなものになるんじゃないか、そんなふうに思います。
がんばれ、シアターミラクル。がんばれ、池田くん。がんばれ、私たち。がんばれ、すべての演劇を愛するみんな。
いつかまた劇場で、会える日まで。
私は、心から、シアターミラクルを、支配人の池田くんを応援しています。
◆プロフィール
吉水恭子(芝居屋風雷紡)
芝居屋風雷紡主宰・脚本・プロデューサー・俳優。商業・小劇場問わず演出助手、制作、脚本、出演と、節操のない感じで幅広く活動中。家族と猫4匹に囲まれてのんびり暮らしてます。長野県生まれ。
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【ミラクル支配人・池田より】
師匠だなんて、畏れ多い…。吉水さんは私の初演出の公演で制作をお手伝いしてくださって以来、ずーっと毎年どこかしらでお世話になっております。それから随分と経つんですが、、、そうか、あれがきっかけになってたなんて知らなかったな…。写真にもありますが、去年「’72年のマトリョーシカ」はミラクルで上演してくださいました。浅間山荘事件をモチーフにした作品は心を揺さぶるものがあり、とても素敵な作品でありました。そんな作品を生み出す劇団の誕生のきっかけになれたなんて、本当に光栄です。
まだ吉水さん本人にはお話しできてないですが、近いうちに吉水さんとタッグを組めたら、と思っております。
いつかミラクルで上演できますように。というか、やりますので、皆さま楽しみにしててください。
コメントありがとうございました!!