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コロンビアの平和教育に貢献する「サンタ・プロジェクト」をクラウドファンディングで実現!
メデジン市内貧困地域、国内避難民居住区、および児童養護施設の子ども達に異文化(日本語・日本文化)に触れる機会を提供し、多様性や互いの違いを尊重する態度を育み、平和教育に貢献する。
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コロンビア第二の都市メデジン在住の 羽田野 香里です。 メデジン市内のEAFIT大学・言語センターで 日本語コースを担当する傍ら、 ベレン図書館で日本クラブという 日本に関心がある現地の青少年のための サークルをボランティアで運営しています。 出身は北海道の小樽市です。 どうぞよろしくお願いいたします。
メデジン市内貧困地域、国内避難民居住区、および児童養護施設の子ども達に異文化(日本語・日本文化)に触れる機会を提供し、多様性や互いの違いを尊重する態度を育み、平和教育に貢献する。
皆さま初めまして。南米コロンビア第二の都市、メデジン在住の羽田野香里と申します。出身は北海道の小樽市ですが、2002年以降はパラグアイ、フィリピンと海外を基盤に生活しており、2009年からはここメデジンの私立大学Universidad EAFITの言語センターで日本語教師をしています。本業である大学の仕事と平行して、メデジン日本クラブという日本文化サークルもボランティアで運営しています。これは東京大学の支援を受け設立された「ベレン図書館公園」のSala Japonesa(日本ルーム)に毎月第二とと第四土曜日に集まり、一般の人々に折り紙、書道などのワークショップを行ったり、ひな祭り、七夕などの季節の行事を紹介したりするイベントです。日本に関心のある地元の人々と、メデジンを訪れる日本人旅行者や学生さん達との交流の場にもなっています。
そして2009年の12月に日本クラブの有志を中心にボランティアが集まり、サンタクロース・プロジェクト(通称サンタ・プロジェクト)の第1回目公演を行いました。
サンタ・プロジェクトは日本の昔話や神話などをベースにした演劇を中心としたボランティア活動です。日本語の歌やセリフ、アクション、日本文化などを織り交ぜた演劇を学生中心のメンバーで作り上げ、地域の子ども達や児童養護施設、国内避難民居住区の子どもたちなどを招待します。公演は基本的に無料ですが、事前に広報でお客様の中で賛同してくださる方には子ども向けのクリスマスプレゼントを持って来てくれるよう、お願いしておきます。当日寄付してもらったプレゼントを年齢や性別ごとに整理し、児童養護施設の子どもたちに渡します。
ただしプレゼントの寄付は義務ではないため、毎年集まる数にはバラつきがあり、少ない年は児童養護施設のみ、多く集まった年は国内避難民居住区の子どもたちやインディヘナ自治区の子どもたちにも届けています。
演劇の練習には時間がかかるため、毎年7月まではワークショップ等の通常の日本クラブ、8月にはサンタ・プロジェクトのキャスティングを行い、それからは毎週土日の二日間を利用して、劇や歌の練習を行っています。
サンタ・プロジェクトとは「参加した人・見に来てくれた人みんながサンタさんになるプロジェクト」という意味です。
コロンビアは貧富の差が激しく、お金持ちの子どもは幼い頃から海外旅行の経験や英語を学ぶ機会があり、オーストラリアやカナダなどに留学経験がある人も珍しくありません。
が、貧困地域の子ども達は半径数キロという非常に狭い世界で生活しており、海外経験はもちろん、外国人や異文化に触れる機会がほとんどない子どもがたくさんいます。
そのような限られた文化環境の中にいる子どもたちに、「世界は広くておもしろい」と感じる機会を提供し、新しい言語や多様な価値観に触れ、「自分とは異なる他者を理解し、尊重しようとする態度」「世界への好奇心」を育むことを目的としています。また50年以上にわたる内戦の結果、約22万人が死亡、740万人が国内避難民となったコロンビアでは、いまだ人々の心に根深い憎悪が影を落とし、コロンビアの発展を妨げています。異文化に触れ、意見や価値観を異なる人同士も理解し、尊重しあえることを学ぶことで子どもたちの心に「平和の種」を蒔いていきたいと願っています。
またサンタ・プロジェクトが行われる12月、カトリック国であるコロンビアは国全体でクリスマスムードが盛り上がり、子どもも大人も家族と過ごすクリスマスを心待ちにします。日本や欧米とは違い、子どもたちにプレゼントをくれるのはサンタクロースではなく、Niño Dios(ニーニョ・ディオス:幼子イエス)です。この家族が集い、絆を確認しあう日に、家族と一緒に暮らせない、児童養護施設の入所児童は寂しい思いをしています。虐待を始め、両親の死亡、病気、ドラッグ中毒など様々な理由で家庭で生活できない児童が暮らす児童養護施設でも、もちろんクリスマスを祝いますが、子どもたちは一般家庭の子どもたちが受け取るプレゼントはニーニョ・ディオスの名のもとに両親が用意していることをよくわかっています。
サンタ・プロジェクトではメデジン市内2か所の児童養護施設(La casita de Nicolas とCasa de la Chinca)の子どもたちを招待し、演劇を楽しんでもらう他に、一般のお客様の有志の方に当日持って来てもらったクリスマスプレゼントを施設に寄付しています。「幼子イエスにはなれなくても、サンタクロースにはなれる」を合言葉に公演を行うメンバーはお客様に笑顔と平和の種を届け、お客様はその受け取った平和の種を他の誰かに、あるいは施設の子どもたちに小さな喜びを届けるサンタクロースになることを目指します。
今年のサンタ・プロジェクトのメンバーは大学生を中心に、高校生から社会人まで幅広い年代がそろい、人数はキャストが10人、コーラス隊が5,6人、スタッフが約10人の約25名です。
そして記念すべき10周年となる今年は好評だった
「かぐや姫」
を再演します!
2015年度からは国内避難民支援のNGO 「coapaz」の協力依頼を受け、「友情」「許しあうこと」「協力」など国内避難民居住区での平和教育にふさわしいテーマを設定するようになったサンタ・プロジェクトですが、今年のテーマは「女性のエンパワーメント」。
このテーマに合わせて、「かぐや姫」はメデジン日本クラブ版として新たに生まれ変わりました。また男性と女性のキャストを交換しています。おじいさん役は女性、おばあさん役は男性、かぐや姫はマッチョな男性が演じます。これは見に来てくれる子どもたちにそれぞれ自分とは異なる性に感情移入してもらい、ジェンダーについて考えてもらおう、というメンバーの発案です。
支援してくれる企業や団体があるわけではないので、例年予算はゼロ、大道具・小道具を始め、衣装も移動費もすべてメンバーが少しずつお金を出し合い、実行してきました。が、10周年を迎える今年、日本文化を通してコロンビアの平和教育に貢献する私たちの活動を日本の皆様に知っていただき、賛同していただいた方の寄付を集めることで、これまでよりもしっかりとした舞台が作り、広報・宣伝にも予算をつけることでより多くの子どもたちに見に来てもらいたい、という思いでクラウドファンディングへの参加を決意しました。もし達成できた場合、予算の使い道としては:
を最優先に、もし可能であれば
にも回すことができればと考えています。
営利活動を行っていない私たちにできるリターンとしては
●A:お礼メッセージとポスター
メンバーが書いたお礼のメッセージと今年度のポスターをデータでお送りいたします。
●B:お礼の動画
メンバーからのお礼のメッセージや歌などのビデオをデータでお送りいたします。
●C:サンタ・プロジェクト版「かぐや姫」の台本
サンタ・プロジェクト版の「かぐや姫」の台本(スペイン語と少しの日本語)をデータでお送りいたします。
●D:サンタ・プロジェクト版「かぐや姫」Tシャツのデザインデータ
サンタ・プロジェクト版の「かぐや姫」Tシャツのデザインデータをお送りいたします。
●E:かぐや姫に求婚する貴族の名前の命名権(限定3名様)
劇中でかぐや姫に求婚する3人の貴族の名前を命名する権利。現在は原作からとった「車持皇子(くらもちのみこ)」「阿倍右大臣(あべのうだいじん)」「大伴大納言(おおとものだいなごん)」の名で呼ばれていますが、寄付していただいた方のお名前、もしくはその方が命名されたお名前に変更します。
●a.【現地】サンタ・プロジェクトメンバーによるメデジンガイド
メデジンにいらしていただければ、メンバーがメデジン市内のお好きな場所をご案内します。
※旅費、宿泊費等はご自身の負担となります。
●b.【現地】サンタ・プロジェクトメンバー全員によるテーマソング合唱
メデジンにいらしていただければ、メンバー全員で今年のサンタ・プロジェクトのテーマソング「Hands up girls」をその方のためだけに熱唱いたします。
※旅費、宿泊費等はご自身の負担となります。
●c.【現地】サンタ・プロジェクト練習の見学
メデジンにいらしていただければ、ベレン図書館で行われるサンタ・プロジェクトの練習をご自由に見学していただけます。
※旅費、宿泊費等はご自身の負担となります。
●d.【現地】サンタ・プロジェクト公演当日、舞台でのご紹介
メデジンにいらしていただければ、サンタ・プロジェクトの公演当日寄付していただいた方を舞台上でお客様にご紹介させていただきます。
※旅費、宿泊費等はご自身の負担となります。
などを想定しております。
コロンビアの郵便事情があまりよくないため、実際の物の送付は難しいのですが、インターネットでお送りできるもので精一杯のお礼の気持ちをお伝えしたいと思います。また現地にいらしていただければ、メンバーや国内避難民居住区や児童養護施設の子どもたちと十分に交流していただけます。
【現在予定されている公演の日付と場所】
12月1日(土)午後2時:EAFIT大学 Bloque38-101
12月2日(日)午後3時:モラビア文化センター(元スラム地区)
12月15日(土)午後5時半:ベレン図書館公園・ホール
12月16日(日)午後1時半:ベレン図書館公園・ホール(児童養護施設の児童を招待)
12月22日(土)午後2時:La montaña que piensaホール(国内避難民居住区の児童を招待)
リスクとして考えれらるのは12月2日と22日の公演場所は元スラム地区と国内避難民居住区に隣接し、治安面での注意が必要です。特に大道具・小道具等を抱えての大人数の移動には十分気を付けなければなりません。今回のクラウドファンディングというチャレンジが成功すれば、運転手さん付きのミニバンをレンタルし、全員で移動できるので、リスクはかなり軽減されます。
公演場所はもう予約しているので、実施が遅れる可能性は低いですし、資金が集まらなくてもできる範囲の規模でプロジェクトは実施します。逆に集まった資金に万が一余裕ができた場合は来年度のサンタ・プロジェクトの予算に回させていただきます。
予算も支援団体もゼロの中で始まったサンタ・プロジェクト、コロンビア人の学生たちの熱い思いと努力で10回目を迎えることができました。このプロジェクトに目を止めてくださった皆様のご協力があればこれまで以上にスケールアップした「平和の種」をより多くの子どもたちに届けられると思います。また4か月も前から土曜日曜という週末の貴重な時間を練習にあて、よりよいコロンビアの未来を目指す日本クラブのメンバーにとっても、日本の皆様からの支援は大きな励みになります。もし可能であれば、ぜひ実際に公演を観にいらしていただければ幸いです。
ここまでお時間をとって読んでいただき、ありがとうございました。
練習の様子↓
3000 円
10000 円
残り3枚
30000 円
30000 円
50000 円