川崎桜本のハルモニがおもいをこめてつづった作文を、一冊の本にしたい。
『わたしもじだいのいちぶです』出版プロジェクト

「“花はんめ”たちにもらった希望」

ロック踊って水着でプール！？８６歳の青春ドキュメンタリー！

映画「花はんめ」は私にとって、今も映画作りの原点であり原動力だ。

１９９８年夏に私のオモニ（母）の死と同じ頃、川崎のハルモニたちと出会った。『母や在日一世たちが、歴史の渦に飲み込まれながらも、日本という舞台でたしかに生きた、生きているというあかしを残したい』私は小さなお墓を創るような気持ちで、映画をつくった。ハルモニたちは間違いなく “じだいのいちぶ”だ。ハルモニたちが文字をおぼえ書きつづった思いが、いつでも誰でもが読むことができる「本」という形になることは、きっとこれからの時代の道標になるはずだ。戦争という絶望を生きたハルモニたちの生き方から私たちは小さな希望を受け取るだろう。

金聖雄（映画監督）

映画『花はんめ』http://www2.gol.com/users/hippo-com/hanahanme/inde...