クラウドファンディング6/24まで!リターン紹介/太田真博過去作・舞台上演台本
vol. 40 2024-06-21 0
映画エス応援プロジェクト事務局・松下倖子です。目標額到達、本当にありがとうございます! ここまで来れたのも、みなさまのお陰です。さらなるご支援をいただけた際は、すべて『エス』の上映拡大に向けて活用させていただきます。
クラウドファンディング終了まで、あと4日。引き続き応援していただけますと大変幸いです。
今日はクラウドファンディングのリターンのひとつ、太田真博過去作・舞台上演台本について少しお話しします。太田監督と私は2012年に出会い「松田真子(まつだまさこ)」という演劇映画ユニットを結成しました。以降、いろいろと作品をつくってきましたが、そのなかに3本の舞台作品があります。
当時の私は、自分で演出家さんや役者さんに声をかけて舞台上映をするプロデュース企画を立ち上げたばかりでした。その企画の第二弾の演出家として、太田監督に声を掛けたことがきっかけで一緒に舞台を作ることになったのです。今思うと、普段映画を撮っている監督さんによく舞台の演出を頼んだなぁと思います。そして、よく引き受けてくれたなぁと。
結局、私のプロデュース企画の第二弾としてではなく、新たなユニット・松田真子をふたりで立ち上げて、その旗揚げ公演として上演したのが「三十歳のほとんど」(2013年7月)という作品です。これが太田監督にとって初めての舞台作品で、もちろん戯曲(舞台上演台本)を書くのもこのときが初めてでした。
その後、松田真子では、2014年2月に第二回公演「幸せになれない予感」、2014年11月に第三回公演「シックスウーマン」を上演しています。
以下、3作品のあらすじ(?)です(松田真子のブログに当時書かれた文章より転載)。
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「三十歳のほとんど」
自主映画監督の水野まひろ(30)は、高校の同級生が結婚するたびその披露宴余興の枠で、新郎新婦を主演にした短編映画を制作していた。披露宴限りの上映なのに、出演者の誰ひとり役者じゃないのに、まひろが制作するほかの自主映画同様それは本気で作られていた。まひろは、その映画を本気余興映画と呼び、出演する仲間たちを本気余興係と名づけた。この物語は、まひろたちが制作する本気余興映画第4弾冒頭シーンの撮影真っ只中からはじまる。
“土日友達のためにバカやって、そんでまた月曜に戻るのさ”
「幸せになれない予感」
幸せになれない予感なら、結構前からあった。幸せの形は人それぞれ、と言うけれど、私が望むものはごく一般的な幸せだ。一般的な人物になんかなりたくなかったし、なる努力もしてこなかったくせに、認められる幸せの形が一般的なものしかないなんて。今も幸せになれない予感は続いているけれど、予感でいるうちはまだしも、かもしれない。幸せじゃない状態確定に向けて、私の毎日は続く。
「シックスウーマン」
成功者、降りた人、もともと平凡を愛する人、これからの人。どれでもない私。
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「シックスウーマン」のあらすじ(???)だけ短すぎませんか!? 補足すると、この「シックスウーマン」はところどころミュージカル調になったりする一風変わった作品でした。まあまあ下ネタが出てくることもあり、この作品が一番好きだったという方もいれば、ちょっと苦手だったという方もいた、ひと癖ある作品です。
リターンに太田真博過去作・舞台上演台本を選ばれている方、お届けまでお楽しみに!(『エス』千穂役・松下倖子)