クラウドファンディング残り2週間を切りました!出演者紹介は辻川幸代さん!
vol. 33 2024-06-12 0
『エス』監督の太田真博です。4/25に始めたこのクラウドファンディング、6/24までとなっております。ついに残り2週間を切りました。現在までに60名の方からご支援いただき、総額は目標額の90%を超えております。あと一歩のところまで連れてきていただき、心から感謝しております。引き続き応援いただけたらうれしいです。
今日の出演者紹介は辻川幸代さん。長尾という役を演じてもらいました。長尾とは主人公・千穂(松下倖子)が働くコールセンターの同僚です。そのコールセンターに、千穂は留置場から出てきた映画監督・染田を紹介するのです。なので、染田と長尾も同僚になります。千穂は長尾や染田の上司にあたります。
上司と言ってもきちっとした縦関係ではなく、業務中もくだらないおしゃべりをするような間柄です。コールセンターって最初はみんなオペレーターで始めて、そのうちの一部が出世して役職に就き、きのうまでオペレーター同士だった人と上司部下の関係になるという仕組みなんです。まあ他の仕事も似たような感じかもしれませんが。
オペレーターからひとつ階級があがるとSSVとかASVとかになります。SSVはサブスーパーバイザー、ASVはアシスタントスーパーバイザーです。呼び方はセンターによっていろいろですが、要するにそのさらに上にSV(スーパーバイザー)がいるというポジション。たいていSVの上にはマネージャーやら副センター長やらセンター長やらがいます。『エス』の物語世界では、千穂はSSVとして働いていて、長尾や染田はその直属の部下のオペレーターというわけです。
この長尾という役は、千穂の誕生日を毎年祝っているような人で、千穂にとっても近しい人物なんですね。そして長尾と千穂の関係は平和で波風が立つ余地はない、少なくとも表面的には。
けれどもここに染田が入ってくる。染田は逮捕歴を誰にも言わずに働いているわけなんですが、ある日、一緒に働く誰かが染田の犯罪歴に気づいたとしたら? どのように波紋は広がり、千穂と長尾の関係はどう変わるのか、変わらないのか。『エス』本編で是非ご確認いただきたいと思います。
辻川さんと出会ったのは2003年春。辻川さんと脚本家・大野敏哉さんがおふたりでやっていた演劇ユニット・ニュアンサーのワークショップを受講したのがきっかけでした。当時私が22歳から23歳になる頃、大野さんが33歳から34歳になる頃、辻川さんは38歳から39歳になる頃でした。
あれから21年。今年還暦を迎える辻川さん。16個離れていますが、いつの間にか生意気な私のタメ口を全面的に受け入れてくださり友人のような関係になってしまいました。
辻川幸代、60歳のお誕生日は2024年6月16日。もうすぐなんです。そしてその日、還暦生配信をするらしいです。こちらもニュアンサーの「ガノン」という舞台公演で共演してお世話になった大隈いちろうさん(現在は映像作家さん)のYouTubeチャンネル“つまらない話っていいよね”にて。
【生誕 60周年記念】辻川幸代還暦祭
6/16(日)16:00-18:00
問い合わせ先tsuji.strawberry@gmail.com
お時間ありましたら是非ご視聴くださいませ。収録会場に行って見届けることもできるようです。あわせてご検討いただけたらうれしいです。(映画『エス』監督・太田真博)