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非常時用下着レスキューランジェリーと防災ワークショップををクラウドファンディングで実現!
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2013年にブラジャーがほしいという娘の一言で子供から大人までのシックなランジェリーを展開するインナーウェアメーカーとして起業しました。現在は東日本大震災をきっかけとして開発した非常時用防災備蓄下着レスキューランジェリーの普及に力を入れています。(減災産業振興会主催世界防災ジュニア会議グッド減災賞銅賞受賞) 私の起業するまでと起業してからのことはこちらから→子供の為に思い行動したことがゆくゆくは自分のためになりその経験を伝えることによって誰かの心の希望になってくれたら。そんな思いでインタビューを受けましたhttp://gendai.ismedia.jp/articles/-/39253
レスキューランジェリーを量産し2015年9月10日に河川決壊した私の地元茨城県常総市をスタートに非常時用防災備蓄下着レスキューランジェリーと防災ワークショップを全国、そして、世界の女性に届けたいと思います。
たったいま「避難してください」と言われたら、何を持って避難するでしょうか。また、それは何日分の準備でしょうか。突然の災害、突然の避難。準備する時間がなく突然避難所で暮らすことになったら。。大丈夫、自治体が準備しているはず。誰もがそう思います。しかし自治体での備えは食料、飲料水、毛布、簡易トイレという必要最低限なものです。下着はどうでしょうか?自治体は下着を個人の備えとして提唱していますので、下着を備えている自治体はほとんどありません。また、企業や個人からの支援物資として送られてくる下着は必ずしも自分の体に合うものではありません。そして、避難が長期化すると洗濯という問題が出てきます。私はその事を地元茨城県常総市の河川決壊による水害で改めて実感しました。突然訪れる非常時に自分にあった下着を準備すること、また下着を洗えることは女性にとってとても重要なことだと学びました。
そしてその非常時に活躍するのが非常時用防災備蓄下着レスキューランジェリーです。
レスキューランジェリーは非常時の女性に必要な5点SETからなる非常時用の防災備蓄下着です。
SET内容 参考価格4800円(税抜)
・ブラジャー (ノンワイヤー、パッドなし、胸元前面に竹布使用で抗菌防臭効果有)
・ショーツ (股上深めの安心設計、クロッチ内側部分に竹布使用で抗菌防臭効果有)
・布ナプキン ( 25cm x 22cm 内側全体に竹布使用で抗菌防臭効果有)
・洗剤 50g (環境へ配慮した洗剤なので水を流せる場所ならどこでも排水できます)
・バッグ ( B5 or A4 サイズ 簡易洗濯バッグ、氷のう、1.5L以上の水を運べます)
2015年3月14日に仙台で開催された、国連防災世界会議(187の国連加盟国が参加し、元首7か国、首相5か国(含日本)、副大統領級6か国、副首相7か国(以上国連発表)、閣僚級84か国(3月12日時点)を含め、6、500人以上が参加)の一環で開催された世界防災会議減災産業振興会主催の世界防災ジュニア会議にて商品のプレゼンテーションを行い、オーディエンス投票、審査員投票の結果、グッド減災賞、銅賞を受賞(GOOD GENSAI賞 yahooニュース アーカイブ)
これから、このプロジェクトのポイント、レスキューランジェリーの開発したきっかけと商品について、またなぜいまなお茨城県常総市の終わったはずの水害に対してレスキューランジェリーと防災ワークショップを届ける必要があるのかご説明させていただきます。
みなさんこんにちは。株式会社ファンクション代表の本間 麻衣と申します。私は2013年に娘がブラジャーがほしいという一言で、子供のファーストブラから大人のランジェリーまで展開する、インナーウェアブランドをはじめました。(N.SENS オフィシャルFB)レスキューランジェリーは2013年に完成するのですが、開発した経緯は 2つのきっかけから誕生しました。1つは 2011年に起こった東日本大震災時の自身の経験。もう1つは一般企業として被災地や途上国支援をされている方を知ったことがきっかけです。
2011年当時、住んでいた場所が14Fという高層でしたが、部屋のものが倒れたり、壊れたりということだけで、大きな被害はなく、安心したのもつかの間、災害後、時間が経てば経つほど水と食料の確保が困難になり、毎日スーパーをはしごしては水やその日の食料を確保したという経験です。家の被害は小さかったものの、被災後の物資の確保が大変だったこともあり、備えることの大切さを身を持って実感しました。その経験をもとにまず防災用の備蓄を調べ少しづつ備蓄するものを揃えていきました。調べていくうちに気になった点は、防災セットは男性目線のものばかりということ。女性用の防災セットがあっても下着がセットされていないものがほとんどでした。また、セットされていても紙パンツということを知り、使い捨て紙パンツでは再利用出来ない、使用した紙パンツは捨てる場所を選ぶので実用的ではない、もっと女性の視点にたった商品はないものかと思っていました。
わたしの大好きなTV番組、カンブリア宮殿。栃木県に本社を置くパンアキモトというパン屋さんの社長、秋元さんが登場する回を拝見したことがきっかけです。(パンアキモトさんWEBサイト )番組で紹介される秋元さんのお人柄と商品の素晴らしさ、また企業理念に感銘を受けました。秋元さんが作られている非常食、"救缶鳥”は缶づめのパンなのに、柔らかいパン!尚且つおいしい非常食で、非常時をより快適に過ごせる工夫がされているパンです。さらに、ここからがまたすごいのですが、消費期限が近くなった商品を回収し、発展途上国や、支援が必要な地域に物資を届けるという社会貢献を、1企業が行っているのです。一般的に人道支援、社会貢献は、国家やNPO、NGOが活動しているもの。利益を出さなくてはいけない一企業が行っているということがとても素晴らしいと思い、下着の缶詰めを作ろう!と思いました。
この2つのきっかけ、自身が経験した災害時に女性の視点にたった備蓄は何かということと、救缶鳥のような社会に循環させる仕組みを持った商品をつくりたい!という気持ちを持ち商品開発をはじめました。
(参考文献の中でも特に女性の視点にたった内容でとても参考になった本)
レスキューランジェリーを開発する際、ポイントにおいたのは「目線」です。非常時、女性に必要なものは何かという女性の視点に立ち、かつ主婦目線で価格が適正であること、母親目線で環境や生産者の労働環境に配慮したものであることつまりエシカル、そして消費者として一目みてほしいと思えるものという点を考慮しました。非常時用の商品なので秋元さんのように消費期限が過ぎたら、途上国や救援が必要な場所へ届けられる※仕組み作りも色々な方のアドバイスをもとに進めています。
(※下着にゴムを使用しているので、未使用のまま保管すると経年劣化が発生します)
(気仙沼で避難所生活を送った方々へインタビューをした際にいただいた写真集)
開発をはじめて、参考にさせていただいたのは女性の視点を重要視する防災にまつわる文献や実際に気仙沼で被災された方のお話です。東日本大震災で避難所生活を経験した女性が特に気になったのはお風呂に入れないこと。水は貴重で飲料分の配給がメイン。お風呂に入れたのは震災後1ヶ月。当時、お風呂に入れない、シャワーを浴びれないということで、ベタついた髪の見た目と、自分のニオイがとても気になっていたそうです。ニオイは自分も自分以外の方も異臭を放っていたが、だんだん麻痺していった。と伺いました。私は「ニオイ」に着目しました。においはすべての女性が気にする点。そこでお風呂に入れない、汗をかいて対処できない状態でも、自分のにおいを極力不快なものにさせない防臭効果のある下着をつくろうと思いました。
下着なので天然素材で、尚且つ製造工程においても環境配慮があるもの、製造者の人権を無視した強制労働がないことを基準に開発を進めました。また、このような取り組みを総称して「エシカル」といいます。エシカルであるということを指標に生地を探したときに、天然素材の竹に着目しました。竹(レーヨン)は天然素材だと思い使用できるか調べました。衣服や布ナプキンなどに使用されているので、安全な素材だと思ったからです。しかし、天然素材の竹は製造工程で天然素材ではなくなってしまいます。ビスコース法という製造工程の場合、繊維が化学溶液のなかで紡がれます。その過程を加水分解アルカリ化または溶液紡糸と呼び、二硫化炭素が溶剤として使われるそうです。この溶剤は皮膚からも吸収するもので人体に悪影響がある有毒化学物質で、生産工場内で作業する人間の健康も危険にさらし、大気放出や廃水を介して環境を汚染するので、環境配慮もされてないものでした。天然素材で環境配慮がされている素材は探すのが難しいと感じていたときに出会ったのが、まさに奇跡の糸、「バングロ糸」です。
バングロ糸は生地にしても竹の持つ抗菌防臭効果があり、洗濯しても竹の効果が持続(洗濯10回後でも効果継続)し、尚且つ環境汚染をしない製造工程を持つすばらしい糸です。糸に使われる原料の竹は節間が長く、長い繊維がとれる慈竹。竹糸をつくる工程は天然の竹を開繊し、繊維のみを取り出し竹繊維と綿や絹などの繊維とを混紡し糸を作ります。その際竹の外皮も使用。繊維にする工程内で竹を柔らかくするために、無害の弱アルカリ溶液と水のみを使用します。綿と同じ繊維の大きさに揃えそのまま混紡できるという技術を開発し特許を取得されています。肌に直接ふれる下着にはぴったりだと思い、そのバングロ糸をもとにした安全で環境配慮のある竹と綿の混紡生地を使用し、汗をかきやすい場所にポイントとして利用することにし、抗菌防臭効果のある下着(ブラジャー、ショーツ、布ナプキン)の開発を行いました。
《下着の特徴と抗菌防臭効果がある竹布を使用しているポイント》
<ブラジャー>
・竹布使用ポイント:汗を掻きやすい胸元、前面内側部分に使用
・カラー:杢グレー
・非常時だからこそ快適性を優先しノンワイヤー仕様
・肌に直接当たる場所は綿と竹布の2重構造によりパットの代わりに胸元をやさしくカバー
・サイズ:大人 M / L 子供 JM (150cm相当)/ JL(160cm相当)
<ショーツ>
・竹布使用ポイント:クロッチ部分
・においが気になる部分を竹の抗菌防臭効果で守ります
<布ナプキン>
・においが気になる部分を竹の抗菌防臭効果で守ります
・竹布使用ポイント:内側全面(改良により表裏仕様に変更を検討中です)
現段階では肌に直接ふれるものなので、竹の特徴である生地のハリによるごわつきがなく、肌触りが良い商品にしたいので、敏感肌の方にも使用できるように肌に直接あたる表部はコットン、表面裏面はネル素材。内側に竹布を配しました。理由は布ナプキンは一番デリケートな部分を守るものなので、少しでも竹の素材感が感じられてしまうと違和感を覚えるのではないかと検討したからです。現在はさらに良い生地ができたと連絡があったので、その生地に仕様変更するかもしれません。もし変更した場合はこちらのサイトでお知らせさせていただきます。
非常時だからといって、女性のからだや環境に配慮しないものはなるべく使用したくないという観点からです。また、フラップボタンがなく、フラットな四角い形にしたのは、非常時に多様な用途に使用できるようにしたためです。非常時に怪我の際の当て布や、生理用ナプキン、また生理ではない時でもライナーとして、高齢者には尿漏れライナーとして利用できます。また洗濯時、見た目がハンカチと同じなので、簡単に洗濯乾燥を行えます。布ナプキンだけ洗濯乾燥すれば、下着を干すという行為が非常時でも簡単に行えますし、下着の盗難や性犯罪抑止にも繋がります。
《布ナプキンとは?》
・布ナプキンは生理時に使用する繰り返し使えるナプキンです。
・洗濯し繰り返し使えます。(耐久年数およそ5年 )
・下着と同じ生地なので、通気性に優れ蒸れによるかぶれの原因になりません。
・敏感肌の方にもおすすめです。
・布ナプキンは使い捨てではないのでゴミを出しません。
・洗濯はつけ置き洗いをしてすすぎ、脱水、干すという特別なことはありません
一般的に知られている生理中の不快なにおいは、使い捨てナプキンを使用することによって発生するもので、高分子吸収剤に使用されている科学物質と血液が結合した時に発生するにおいです。布ナプキンを使用した時は血液のにおいだけになり、使い捨てナプキンを使用した時の不快なニオイは発生しません。使い捨てナプキンから布ナプキンを使用するようになった方々が最初に教えてくれる布ナプキンの良い点は生理痛が軽くなるという点です。いまのところ統計や、研究結果で布ナプキンを使用したことによる体の変化などは、論文として発表されておりませんが、近い将来きっと証明されるはずです!使い捨てナプキンの素材は、ポリエチレンなどの石油由来の素材。塩素系漂白剤などの有害薬品も一部使用されています。有害物質が皮膚から取り込まれて子宮内膜症などになる可能性があるとされています。
普段からバッグに入れて非常時用セットを持ち運べ、非常時には氷のうとして使用でき、水を入れて運べ、下着も洗えるようにしようと思い、国内外のアウトドアブランドで水辺で楽しむスポーツ、ラフティングやスキューバダイビングに使用されるバッグを参考に研究しました。ただそれらは、外部からの水をシャットダウンするもので、私が求めていた内側防水ではありませんでした。ですので、内側を防水加工にし、非常時に発熱や怪我、打撲時に水を入れて冷やせ、水も運べ、下着や小さなものなら洗濯できるバッグの開発を行いました。最初の頃は防水性を持たせるため、出し入れ口をマジックテープで留める仕様を検討しましたが、いくら高性能のマジックテープを使用しても、出し入れする際に下着の生地にくっついてしまうので、使い勝手がいまいち。ではどうしようということで、口を3回折り返す形で密閉性を持たせ、水を漏らさない形状にしました。そして内側にメッシュネットを付け、高齢者や握力のない方、お子様でもカンタンに洗濯、すすぎ、脱水を行えるようにしました。
(初期のバッグ設計図 左、それを元につくったサンプル右)
初期の防水バッグはマジックテープを使用し、メッシュネットにジッパーがついています。メッシュネットもバックに固定など当時思いつく限りのアイディアを詰め込んでサンプル製作をしておりました。
熱溶着した生地をオリジナルで作成。表地はナイロン100%で裏地は洗濯時水漏れしないように内側防水加工(素材:塩化ビニール)です。※防水性を重視したので、天然素材でつくることは現段階で不可能でした。バックは平常時常に携帯できるように邪魔にならないサイズで、折りたためる素材を使用しています。セット以外の非常時グッズやお泊まりセットなども一緒に充分収納可能なサイズです。内側は防水加工により1.5リットルの水を運べ、非常時の怪我や発熱に対して簡易の氷嚢として利用でき、また簡易洗濯バッグとして非常時に自分の下着を自分で洗えるバッグです。
<バッグ>
・サイズ:B5 (たて257Xよこ182mm) /A4((たて297Xよこ210mm) 2サイズ展開
・カラー:ブラック
・素材:表地 / ナイロン100% 裏地 / 塩化ビニール
・内側防水加工
・内側メッシュネット仕様
・密閉時、開口部3回折巻きバックル留め
バッグが洗濯機の代わりになるなら洗剤が必要だと思い、汚れ落ちが良く環境配慮がされている洗剤を探しました。布ナプキン用の洗剤は重曹が主成分のものが多く、重曹は古くから、料理や、洗濯・掃除・歯磨き・消臭などに使われている安心安全な万能粉。重曹を主成分にした洗剤は、プラス何かという点で違いがあることがわかりました。その中で群を抜いて良い洗剤と出会いました。その洗剤は、ドイツの調査機関フレセナス研究所による厳格な洗浄料比較試験で、名だたる大手メーカーの合成洗剤を上回る洗浄力があるという評価を獲得し、さらに洗剤を溶かした溶液の中でメダカが48間以上生きれるというエコな洗剤なのに洗浄力が高いすばらしい洗剤です。
その洗剤はバジャン(バジャンWEBサイト)という洗剤。主成分である重曹水を電気分解するというまったく新しい発想から開発された洗浄剤です。
その洗剤をレスキューランジェリーの洗剤に使用させてもらうようバジャンの会社さんにお願いしました。通常は3トンからOEMを受けているそうなのですが、わたしの熱意に賛同下さり、少量でも協力いただけることになりました。そのバジャンと同じ成分でレスキューランジェリーにセットする洗剤、レスキュー洗剤(仮)の特徴は下記4つのポイントからなります。
<レスキュー洗剤>
・内容量:50g
・成分:重曹、特許成分
・界面活性剤フリー
・安心安全な素材なのに汚れおち抜群
・再汚染防止効果ですすぎは1回でOK
・環境にやさしく、そのまま海や川へ排水OK
布ナプキン1枚洗う際に必要な洗剤量はたったの2gでとても経済的
(簡易洗濯バッグ使用方法説明書)
(上:2015/9/9 決壊前より自主避難されている方々。@水海道小学校に開設された避難所)
完成したレスキューランジェリーがすぐ活躍することに
2015年9月10日に発生した、茨城県常総市での河川決壊による水害。
わたしの地元である常総市は台風18号の影響による大雨で、河川決壊が起きました。わたしは決壊数時間前に地元の常総市、水海道地区の避難所、水海道小学校へ水とレスキューランジェリーを届けました
(上:2015/9/10 水300本を3回に分けて運び、レスキューランジェリーを届けた際)
水海道小学校へレスキューランジェリーを届け、必要な方に届くように、避難所入り口付近にレスキューランジェリーの説明を貼り出し、FBにてシェアしました。
決壊から4日後。9月14日、2度目の物資(レスキューランジェリー)を水海道総合体育館に届け必要な方に届くように再度FBでシェアしました。(写真上左)すると、そのFBをみた1人の女性からコンタクトがありました。
彼女は常総市でも決壊地点に近い石下地区の避難所石下総合体育館で洗濯ボランティアの窓口をされていた方。当時およそ200人が石下総合体育館の避難所におり、水害で洋服を洗いたくても洗えない方々へ向けた支援として洗濯ボランティア窓口が開設されていました。ただ、ニーズはあってもなかなかボランティアさんが集まらず、困っていたそうです。避難所には洗濯ボランティア利用の申し込みが随時あり、しかし洗濯ボランティア志願者は思いのほか集まらず随時募集している状態。そんな現状を打破するために、連絡くださったとのことでした。わたしは地元の友人の力を借りて、石下総合体育館にレスキューランジェリーを届けました。
【洗濯ボランティア窓口開設だけでは補えないニーズ】
・需要と供給のバランスがおいつかない状況で下着だけでも洗えればという点。
・非常時という状況下でもボランティアさんに洗濯を依頼する被災者の方からすれば"他人に自分や家族の下着を預けるのは抵抗がある”という心理背景がある点。
一番プライベートな部分である下着。自分や家族の下着、乳幼児がいればおむつや排泄の始末も含まれとてもデリケートな問題。避難所で生活する方にとって下着が自分で洗えるというのはとても必要なニーズだったそうです。
水が引いた常総市は河川決壊当時より状況は悪くなっています。なぜ?普通の生活に戻ったのでは?水害が発生した日から現在の状況、どうしてレスキューランジェリーを届けワークショップを開催する必要があるのかお話したいと思います。
(photo by @hiroshi kaseno)
いまなお、レスキューランジェリーをなぜ常総市に届けたいのか
現在常総市は河川決壊から11/10で2ヶ月が経ちます。常総市の状況は、河川決壊による汚水はなくなりましたが、地域によっては未だ水害の爪痕が残ったままで復旧が困難な場所も多々あります。また、河川敷では堤防の復旧、修復作業が行われています。わたしの生まれ育った水海道地区でも水害後それぞれが家屋の掃除をし、水害にあった思い出の写真や品々を処分し気持ちの整理も行い、家屋の修繕や農地の復旧、個人商店や家業の再開。それぞれ問題は山積みですが日々の生活に一生懸命です。また、私の世代だと結婚や新しい家族が出来たことをきっかけとしローンを組んで家を建てる家庭が多く、そんな新築、築浅の家が軒並み浸水しました。
(水害で水没した後の車 エンジンが水没したからもう動かない @hiroshi kaseno)
彼らは、家屋の修繕のために新たにローンを組まなくてはなりません。1000万円を超える修繕費だという家庭もザラにいます。住宅ローンと修繕ローンは各家庭に重くのしかかります。また、家を修繕出来ない、市内に住まいを見つけられない家庭は仕方なく街を去っていきます。とても残念です。。ただ、家を修繕して通常の生活に戻ったとしても、災害は今回が最後で今後何も起きないという保証はありません。
常総市における3.11の東北大震災では震度6弱の地震で死傷者が出ました。家屋損壊もおよそ8000件(一部損壊含)。そんな常総市に起きたのが今回の河川決壊による水害です。
幾度も起こる災害へ今の常総市の家庭がどれだけの備えができるのか。常総市において私はこの点がとても心配でした。また「いつ起こるかわからない災害へ備えること」常総市の各家庭においてどのような備蓄ができるでしょうか。ましてや女性は家庭に入ると家族最優先で考えるので、非常時に自分に必要なものの準備より家族の備えを優先します。
水や食料を備えることは家族全員が必要です。しかし女性には災害などの状況に関係なく必要な備えがあります。からだのリズムは災害時だからといって急に変えられません。しかし、自分のために備える準備は今後も後回しにするのではないでしょうか。下着や生理用品が災害時とても重要と知りつつ、防災バッグには家族のものばかり詰めているはずです。。今の準備している防災バッグには新たにスペースが設けられるでしょうか。非常時用にレスキューランジェリーを備蓄することは衛生管理だけではなく、犯罪抑止にもつながることです。そして、非常時に備えることは常総市だけではなく全国、さらには世界の女性やこれから女性になるこどもたちにも必要なことだと思います。そこで、自分のバッグに入れ携帯できる女性の視点で開発した非常時用備蓄下着レスキューランジェリーを、まず、地元常総市の女性とこれから大人の女性になるこどもたちへレスキューランジェリーを防災ワークショップとともに届けたいと思います。そして、今後はレスキューランジェリーを全国、そして世界の女性へ防災ワークショップと共に届けたいと思います。
非常時に女性に必要なことを学び、身につけます。レスキューランジェリーの便利な使い方も知ってもらいます。さらに、非常時に役立つグッズを手作りします。参加いただいた方にはレスキューランジェリーと手作りしたグッズを持ち帰ってもらい、非常時の備えにしていただきます。
ワークッショップ1
アクティブ防災から学ぶ非常時の女性に必要なこと
アクティブ防災を主催されているNPO法人ママプラグ(アクティブ防災WEBサイト)さんは 自治体や一般企業と協働でワークショップを開催されています。そのママプラグさんのアクティブ防災から非常時に女性に必要な情報と対処の仕方を学びます。
ワークショップ2
非常時に役立つ紐作り
非常時に万能に役立つ紐。避難所でも洗濯ヒモやちょっとものを束ねる時など役立つヒモを手作りします。レスキューランジェリーに取り付ければ肩掛けバッグとしても利用出来非常時に役立ちます。非常時に役立つ紐をワークショップに参加いただくみなさんに手作りしていただきます。
(紐イメージ)
ワークショップ3
レスキューランジェリーの使い方を学び備える
非常時にレスキューランジェリーを便利に使う方法を学び、プレゼントいたします。
ご支援いただいた内容によりレスキューランジェリー(のセットの一部商品)をお届けします。
ブラジャー、ショーツ、布ナプキン、洗剤、バッグの5点セット(サイズ:M / L 大人・子供)
・レスキューランジェリー1000 SET生産
・出来上がった商品半分(500 SET)を常総市へ届け、同時に防災ワークショップを開催します
・その半分(500SET)は支援いただいたみなさまにお届けします
この商品は、完成している製品ではあるものの量産体制が取れておりませんでした。今回を機に量産し、一人でも多くのみなさまに商品を知ってもらい、非常時に備えていただきたいと思います。そのためにもみなさまの応援が必要です。商品は充分な検証を行い完成しておりますが、想定していない不具合が発生する可能性がございます。また、リターンとしてみなさまにお届けするスケジュールについて、より良い品質の商品をお届けさせていただくため、出荷が遅れ、みなさまのお手元に届く予定日よりお時間を頂戴する可能性がございます。 クラウドファンディングの特性をご理解いただいた上、ご支援よろしくお願い致します。
この活動は、3.11や地元常総市の水害によってわかった災害における女性に必要なことへの取組みです。まずは常総市の女性とこれから女性になるこどもたちへ非常時の防災意識を高めるワークショップの開催とともに、レスキューランジェリーを届け、その活動を日本全国の女性へそして、世界へと広める活動を続け、災害から女性を守れる取り組みをしていきたいと思います。また、レスキューランジェリーをみなさまのお手元に届けられるように小売販売も進めてまいります。この新しいチャレンジに参加していただけますとうれしいです。どうぞよろしくお願い致します!
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