プロジェクトをブログやサイトで紹介
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
写真家 熊谷聖司 写真集出版+制作工程を限定公開プロジェクトをクラウドファンディングで実現!
写真家・熊谷聖司さんの写真集制作工程を全部見られるプロジェクトです。2013年に刊行した写真集「MY HOUSE」を構成するさまざまな要素を引き継がせる形で編み直し出版と、その過程の立ち会いや映像アーカイブもします。
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
私たちgalarie lieu lieuは、2019年にスタートした団体です。インターネットの時代に合わせた新しい形を模索する「ギャラリー」として、特定の拠点を持たない形で活動しています。 「ギャラリー」と名称をつけていますが、「メディア」とも「媒体」とも言えるかもしれません。主に日本で活動する写真作家を海外につなぐことを目指しています。 galarie lieu lieuの「lieu」はフランス語で「場所」という意味です。 たとえば「日本とフランス」「作家とコレクター」……点(場所)と点(場所)を結ぶというイメージの名称です。
写真家・熊谷聖司さんの写真集制作工程を全部見られるプロジェクトです。2013年に刊行した写真集「MY HOUSE」を構成するさまざまな要素を引き継がせる形で編み直し出版と、その過程の立ち会いや映像アーカイブもします。
はじめましてgalerie lieu lieu(ギャラリー リュー リュー)です。
私たちは国内外のアートフェアに日本で活動する写真家の作品を展示・販売することを目的に活動している「特定の拠点を持たないギャラリー」です。
今回、写真家・熊谷聖司さんとタッグを組み、新しい写真集の出版を予定しています。
熊谷さんは、これまでさまざまなスタイルで多くの写真集を作ってきた作家です。
今回の写真集もただの写真集ではありません!2013年に刊行した写真集「MY HOUSE*」を構成するさまざまな要素を引き継がせる形で、まったく新しく編み直して写真集を作ります。
*MY HOUSEについては本文後半の情報欄をご確認ください。
そんな写真集を作ることがこのプロジェクトの目的のひとつですが、
8年の歳月を経て展開するという「過程」にも、私たちは注目しています。
今回のプロジェクトでは、写真集がどのように作られていくのか、その舞台裏を余すところなく、
<超少人数・実際の現場立会*可能枠>と<メンバー限定映像コンテンツ配信>などでお見せしていくことを考えています。
写真作品に興味がある方、編集や書籍などモノづくりに興味ある方、この写真集の完成を一緒に見届けていただけませんか?
*現場への同行は感染症対策の一環で制限や代替案を検討せざる得ない可能性もありますので予めご了承ください。
*アトリエや印刷所などへの移動交通費・遠方の場合の宿泊費などは含まれませんのでご留意ください。
作家の数だけ、写真集の作り方も様々です。熊谷さんは、膨大に撮影した写真たちを前にしてその時に合った書籍の姿をイメージし、そこに見合った形に組み立てていきます。
今回は、2013年刊行の写真集「MY HOUSE」を起点に、基本的な仕様はそのままに第二弾となる写真集を編集します。
「MY HOUSE」=「私の家」ということを考えると、時間の経過と共に変わるライフスタイルに合わせ、家具や壁紙を替えたり、時に間取りを改造するように写真集を組み替えていく、そんなイメージであるかもしれません。2013年時点の感覚が詰まった元の写真集を2021年の感覚に合わせて入れ替えていきます。
すでにその作業を進めている熊谷さんは、元の写真集の各ページを振り返り、自身が撮影した膨大なこれまでの写真を見返し、あてて見ながら入れ替える、ということを永遠と繰り返しています。
詳しくは、ぜひ作家本人から話を聞いていただきたいですが、ページ一枚一枚や構成の流れに様々な思いがあります。そんな計画の写真集ですから、単純に「冊子としての形になりました!」と発表するよりも、 最終的な形にいたるまでのプロセスを含めてこれは価値がある!と感じ、その制作過程をこの面白さがわかるみなさんと共有したいと思いプロジェクトを立ち上げました。
あのページをこうして、このページはそうするのか……
編集過程や印刷工程を通じて写真集完成までの「流れ」で熊谷聖司さんの思考に触れられる機会はとても面白いはずです。
熊谷聖司さんと私たちgalerie lieu lieuの関係は、昨年2020年にフランスで開催されるはずだった写真アートフェア「fotofever」からでした。そのアートフェアに熊谷聖司さんの作品を出展するべく準備していました(最終的にCOVID-19の影響でフェア自体は中止)。
年が明けて2021年。新たなプランを考えていく中で、熊谷聖司さんから今回の写真集の構想を聞き、一緒に計画を進めることになりました。ギャラリーについてや企画主催者については後述のプロフィールをご覧いただければと思いますが、私たちは作品と人とをさまざまな手段を通じて、場所に囚われず繋いでいくということをミッションにしています。
写真集「MY HOUSE」と同様に、今回も山田写真製版所にて印刷します。かつての仕様を前提にすることがコンセプトのひとつですが、やはり写真集としての要は印刷にあるとも言えます。
熊谷聖司さんが信頼を置く印刷所でもあり、世界中の写真家からの信頼も厚い山田写真製版所は、一般的な写真印刷と比べて抜きん出るものがあります。オフセット印刷(一般的な量産印刷方法)でありながら作品のプリントとして立体感や奥行きのある美しいプリントを実現しています。多くの写真家の期待に応えてきた経験豊富な印刷所だからこそ、8年という時間の隔たりをスムーズに繋いでくれることでしょう。
リターンに関して注目すべきは大きく3つになります。
*現場への同行は感染症対策の一環で制限や代替案を検討せざる得ない可能性もありますので予めご了承ください。
*アトリエや印刷所などへの移動交通費・遠方の場合の宿泊費などは含まれませんのでご留意ください。
各リターンにおける項目補足紹介(振り分けはそれぞれのリターンの一覧をご確認ください)
参加枠は以下のように考えています。なお写真集のみ購入枠はに準じて設定しています。
出版時期:
2021年11月
価格:
4,400円(税込)
装丁など形:
ハードカバー上製本
ページ数:
約80ページを予定
印刷数:
限定500部を予定
発行:
galerie lieu lieu
◇支援者には限定ブックケース付きのプランも:2冊が入るブックケース形式(紙製)
作品制作する人間において「続ける」ということは実のところなかなか大変な部分があります。日本ではどうも個人的な範囲の中で収まらざるを得ない環境など、いろいろな側面があります。そんな状況を切り開いていくきっかけになればと思いここ数年海外での活動にトライしてきました。2020年はその縁もあってパリのアートフェアであるfotofeverに出展することにつながりましたが、残念ながらフェア自体は中止となりました。
今年もどうにもいろいろ見通しが立たない中……今回の企画が多くの作家やファンの背中を押すものにもなるのではないかと感じています。
────── 本多俊一(galerie lieu lieu ディレクター)
本多俊一(ほんだしゅんいち)
1981年愛知県生まれ。尚美学園大学芸術情報学部 情報表現学科(1期生)卒業のち、芸能プロダクション付制作会社や教材映像制作の会社を経て、フリーランスに。
現在、フォトグラファーとして活動しながら、PHaT PHOTO写真教室の専属講師を経て、吉祥寺で独自の写真教室「吉写」開催など。
* * *
写真展の作品だろうが、写真集だろうが、我々はいつもその「結果」しか参照物がございません。もちろん、その過程を想像しながら楽しんでいる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、多くの場合はその想像を超えるような写真家のセンスとこだわりがその過程の中に秘めていると考えています。
現代の写真作品の在り方は印画紙からさまざまな媒体へ、物質からデジタルへ、一個人の制作活動からプロジェクトへ、今後もさまざまな進化を遂げるかと思います。作品の価値を決める考え方にはさまざまなポイントがありますが、中でもやはりアートの歴史における文脈や写真家自身の魅力はほぼ変わらない部分だと考えます。場合によって、作品よりも写真家自身の「アーカイブ化」が大切になってくるかもしれません。
写真家はどのように振る舞い、どのようにエネルギーを作品に注入しているのかは、写真集と同じくらい大切な「コンテンツ」であり、価値があります。galerie lieu lieuは写真集を出版するだけでなく、それを記録することも現代のギャラリーの使命であると考えております。
────── ヤン・ケビン(galerie lieu lieu プロデューサー)
ヤン・ケビン
2003年に来日。2008年京都大学大学院情報学研究科修了後、日本IBMに入社。その後GREE社内情報システム部を経て独立。2017年写真作家デビュー。2018年の御苗場にてソニー賞を受賞。翌年の御苗場2019にて自らプロデュースした中国若手作家の展示は再びソニー賞を受賞。そして2017年から2019年に渡り中国と日本で複数の展示会とアートプロジェクトのプロデュースを担当し、2020年galerlie lieu lieuの立ち上げを経てキュレーターと学者を目指したいと心に決め、現在東京大学情報学府にて研究活動を継続中。
2013年、写真集「MY HOUSE」(リブロアルテ刊)を制作しました。
2017年ごろから、この本の続編を作りたいと思い、写真を選んできました。
出版に向け色々な人に企画を持ちかけましたが制作には至りませんでした。
2020年末、「是非!写真集を作らせて下さい」という人達が現れました。
galerie lieu lieuの2人(本多、ケビン)は
スタジオに足繁く通い色々なアイデアを持ちかけてきました。
「今回の写真集の制作過程に興味がある人達と共有したいです。その工程も見せて欲しいです」
その提案受け入れる事にしました。
写真選び、編集、写真プリント(印刷原稿)作り、印刷のやり取り、「写真集が生まれる工程」を皆さんにお見せします。────── 熊谷聖司(写真家)
熊谷聖司(くまがいせいじ)
写真家
写真作品、写真集制作を中心に活動中
2020年スタジオ開設・カラー暗室 / 8X10カメラ講座を行う
1966年 北海道函館市生まれ
1987年 日本工学院専門学校卒業
東京都在住
個展に「もりとでじゃねいろ」「あかるいほうへ」「spring,2011」「EACH LITTLE THING」
「MY HOUSE」「BRIGHT MOMENTS」写真集多数
書店レーベル「マルクマ本店」運営
HP :
seijikumagai.wixsite.com/mysite
マルクマ本店:
kumagaiseiji.buyshop.jp/
MY HOUSE(2013年 発行:リブロアルテ)¥3,300(税込)
今回の出版のベースとなっているのは既刊の「MY HOUSE」という写真集です。この写真集は2013年にリブロアルテから刊行されたもので、写真集にはこのようにあります。
写真をいつも撮っている。
2009年~2013年に撮影した写真をまとめました。
写真を撮るとき、大体一枚しかシャッターを切らない。
ファインダーの中に見えた瞬間を大事にしたいから
いろいろ覗いて、構成しだすと脳を使い出すのでやらない。
いつも身体で撮っていたい。
タイトルのMY HOUSE とは自分自身の心のありようを言葉でイメージしました。 my mind みたいなことです。
他の写真集でもそうですが、熊谷さんの写真に対する姿勢は自然体でたゆたうような印象もありながら、「構成しだすと脳を使い出すのでやらない」と言いながらもある意味で芯のある構成は感じられるように思います。
ひとつ言えるのは、どれも「今だからこそ」の作品であるという部分です。
今回の写真集も、2017年頃から出版を模索しつつも、それが叶わずにいました。しかし、この2021年というタイミングだからこそ、パズルのピースが揃ったようにこのプロジェクトが立ち上がりました。来年だったらないことだったと言えます。今回の機会をもし逸したら、このプロジェクトも写真集そのもの生まれなかったかもしれません。
このプロジェクトを企画しているgalerie lieu lieuは上記の本多とヤンが2019年にスタートした特定の場所に縛られないスタンスで活動するギャラリーであり、チームです(詳しくはぜひ ウェブサイトをご確認ください)。海外のアートフェアへの出展を目的にしながら、オフライン・オンライン問わずバーチャルな空間や、静的なプレゼンテーションだけでなく、映像的なアプローチも積極的に展開しながら、場所の制約に影響されることなく発信をしています。
写真集出版の補助としても使用させていただきますが印刷費などはすでにクリアした状態で企画しています。主には配信コンテンツ制作費、ブックケース制作、オリジナルプリント代などが使用の目的です。
写真集づくりは紙・印刷手法・その造りそのものに至るまで幾通りのルートがあり、作家にとって目指す形に到達するまでには様々な葛藤や思いがあります。まして今回の写真集は前作の仕様を踏襲するというある意味で自ら制約を課す形です。出版する私たちにとってもむしろまったくのゼロから造るわけではない分さまざまなチャレンジがあります。
そして今回はその行程をも支援者みなさまにオープンにしていくということで、限定的な公開範囲ではありますが完成途中の制作の裏側を見せていてくというのも作家にとってはチャレンジだと思います。
本を形にする、というさまざまな場面においてご支援いただく皆様と、ご期待に沿えられるように全力で努めていきます。また本プロジェクトの達成如何にしても写真集は完成させ、不足分は当ギャラリーとして資金補填しリターンをお届けしますのでご安心ください。
1000 円
残り188枚
5000 円
残り71枚
10000 円
残り29枚
35000 円
残り1枚
158000 円