【ファイナリストのその後】Vol.7 野村友里愛さんが大阪でリサイタル
vol. 61 2022-01-17 0
先日は大変残念ながら、鳥取県支部への派遣が中止となった野村友里愛さんでしたが、この週末は感染対策を講じ、無事大阪でのソロリサイタルを終えることができました。
会場は富田林市にあるすばるホールで、開館30周年記念のホール主催公演として開催いただきました。主催からレポートが届きましたので、ご報告いたします。
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すばるホール開館30周年を記念して、1月15日(土)に2021年ピティナ特級グランプリ・野村友里愛さんのピアノ・リサイタルを開催しました。
約1時間の公演でしたが、聴きどころ満載の贅沢なプログラムをご用意してくださいました。
まず演奏してくださったのは、スクリャービンのピアノ・ソナタ第2番「幻想ソナタ」。柔らかい指捌きから紡がれる優しく伸びやかな音色が、優艶な世界を描いていきます。
次に演奏してくださったのは、ショパンの「英雄ポロネーズ」。馬が駆けてゆくような弾力のある力強い前奏に続いて、勇壮なメロディーが流麗に奏でられました。
続いてもショパンの作品から「バラード第1番」。陰影に富んだ作品に緩急が加わり、味わい深い音楽を表現してくださいました。
そして最後は、ラフマニノフの「ピアノ・ソナタ第2番」。ドラマティックな作品に対し集中力を保ちながら、繊細かつダイナミックな技巧で観客を魅了してくださいました。
アンコールではラフマニノフの作品から「前奏曲・鐘」を演奏してくださいました。ピアニッシモの弱音の響きが心に残る演奏でした。
来場者からはたくさんの感動の声をいただきました。下記に抜粋を記載します。
・地元で素晴らしい演奏を聴けて感激です。
・とても癒されました。曲の中に引き込まれる感じが素晴らしかったです。
・壮大な演奏でとても惹きこまれた。
・強く柔らかい演奏で、一人で演奏しているようではないように思いました。
・素晴らしかったです。これからが楽しみです。
・音楽性、テクニックどちらも素晴らしい演奏でした。特にフォルテ、フォルテシモの音色に厚みがあって心に響きました。
・自分の世界を持っておられて、演奏によってそれが響いて心地よくなりました。
真摯に音楽と向き合う野村友里愛さんの姿が印象的でした。益々のご活躍をお祈り申し上げます。
レポート@辻野文崇(すばるホール・富田林すばるステーション)
写真撮影◎西村則晃(すばるホール)
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