ドキュメンタリー映画『プリズン・サークル』をクラウドファンディングで実現!

坂上香監督作品 国内“初”刑務所ドキュメンタリー「プリズン・サークル」の制作支援を!

  • 坂上香
  • 映画
  • 東京都
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  • コレクター
    276人
  • 合計金額
    7,013,500円
  • 残り
    0日

目標金額は3,500,000円です。

FUNDED

このプロジェクトは、2016年10月26日23:59に終了しました。

このプロジェクトについて

国内の刑務所を舞台にした“初”の長編ドキュメンタリー映画を、「ライファーズ」「トークバック」に引き続いて、私(坂上香)が撮影中です。刑務所から何が見えてくるか?制作費の資金援助をお願いします!

〔監督から〕

日本国内の刑務所を舞台にした、“初”のドキュメンタリー映画が生まれます。完成予定は2017年末〜2018年初旬頃。

「人の変容」や「希望の回復」というテーマで、主に海外を舞台に映画を作ってきた私が、国内の刑務所に企画を持ちかけたのが今から7年前。扉は固く閉ざされていました。インディペンデント(自主製作)による映画は前例がないということで、相手にもされませんでした。それでも諦めずに打診し続けた結果、関心を示してくれる関係者が一人、二人と現れたのです。しかし企画の実現までには、実に山あり谷あり。

  • 撮影許可を得るまでにかかった期間=6年間
  • 刑務所内の撮影期間=2年間
  • 出所者や関連の撮影期間=5年間

なぜ、そこまでして私は国内の刑務所を撮りたかったのでしょうか?

それは、海外の刑務所を長年取材するなかで得た確信があったからです。 刑務所」を見ることはその「社会」を映し出すこと。そこには、私たちが「見ようとしないもの」が押し込められていること。想像も及ばないような「声」が存在していること。

その声は、時に 被害者のものであり、加害者のものであり、傍観者のものであり、マイノリティのものであり、マジョリティのものであり、貧困層のものであり、中流・富裕層のものであり、一枚岩ではないこと。それは、塀の外に暮らす「私たちの生きづらさ」や「構造的・社会的・文化的暴力」に連なっていること。そこに耳を傾けていくことこそが、「私たちの問題」と向き合うきっかけになること。より良い社会は、問題から目を背けたままでは達成できないこと。

本映画は、刑務所の制度についてではありません。                    私自身が知りたいと思ってきたのは、そして皆と一緒に考えたいと思っているのは、ある刑務所で行われている試み〈聴く/語る〉の意義と、塀の外の世界との断絶/つながり/課題です。

オレオレ詐欺、コンビニ強盗、オヤジ狩り、痴漢、傷害致死...
ニュースで日々目にする、これらの犯罪の背景には何があるのでしょう?

まずは、当事者の声に耳を傾けるところから始めようと思います。

私はすでに 2年近く刑務所に通いつめて映像で記録してきました。400時間を超えるフッテージに刻まれた受刑者の姿と声。きっと皆さんの目には“意外”に映ることでしょう。相入れない様々な“感情”を体験し、揺れるはずです。同時に、“共感”も湧くでしょう。私が刑務所を訪れる度にそうであるように。

そして、この映画はあなたに語りかけるでしょう。
本音を語れる場 弱さを見せられる関係 あなたにはありますか? 

これまでの制作費は、前作の上映会やグッズの売上げ、カンパや寄付、そして個人投資でなんとかギリギリまかなってきました。しかし、今春から来年春にかけての制作費(撮影費+他の制作費)、および完成までのポスプロ費(編集費)のメドが立っていません。刑務所の撮影は間もなく終了しますが、出所者らのフォローなどを含めて、あと一年余り取材を続ける予定です。

今回は、前者の 制作費部分のご支援をお願いします。ぜひ、力を貸してください

*なお、撮影現場が国内の刑務所であり、様々な制約があるため、完成前の現時点で個別の情報を公開することができません。その点をご理解いただいたうえで、読み進めていただければ幸いです。

                            監督・プロデューサー 坂上 香

©out of frame

撮影対象の刑務所は島根県の美しい山間の町に位置する。地元の人々はあたたかい。©out of frame

〔不可能を可能にした映画〕

今回の映画企画に踏み切ったきっかけは、1996年からNHKの番組や映画で私が繰り返し取り上げてきたアメリカの更生プログラムが、日本の刑務所に初めて導入されたことでした。島根県に開所したばかりの新しい刑務所です。

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導入されたのは、アメリカのNPOアミティが運営する、受刑者を主体にした 〈語り合う〉プログラム。

しかしその20年前、アミティに関する番組を見た国内の矯正関係者は、この更生プログラムについて 「日本ではありえない」と口を揃えて言いました。そのニーズすらないと言いきる人が大半でした。「日本の刑務所は、罰としての社会的隔離と作業で十分。変わる必要がない」という揺るがぬ姿勢に、私は落胆しました。

しかし、その流れが大きく変わったのは、後ほど紹介する映画「Lifers ライファーズ 終身刑を超えて」を上映し始めた2004年頃です。最初の番組放映から8年が経過していました。当時はちょうど刑事施設の過剰収容が頻繁に報道され、受刑者の処遇をめぐる法律の改正や刑務所改革が進められていた頃です。

「ありえない」と言われてから12年後、「ありえない」プログラムが日本の刑務所に導入されたのです。それを可能にしたのは、少なくともきっかけとなったのは、私が制作した映画だった。そう聞かされたのは映画の封切から数年後のことでした。たまたま劇場で「ライファーズ」を見た関係者が、導入に踏み切ったのだといいます。

一つのインディペンデント映画が、不可能を可能にしたのです。


デビュー作「ライファーズ」と第二作「トークバック」の同時上映も各地で行われています。昨年は下北沢トリウッドでリバイバル上映。©out of frame

NYの映画祭で受賞した「ライファーズ」はLAの劇場でも上映された。200人の会場が立ち見になり、上映中も歓声があがったり、すすり泣きが聞こえたリ、エキサイティングで一体感を感じた。 映画の主人公たちと一緒に劇場で映画を見たのも忘れられない。右から元終身刑受刑者のケルビン、その兄で元ギャングリーダーのチャールズは社会復帰施設のスタッフ、私、元ネオナチで刑務所スタッフのジミー(2015年に他界)。  ©out of frame

〔刑務所で語り合う〕

国内の刑務所に導入されたのは、アメリカのNPOアミティが運営する TC (セラピューティックコミュニティ 治療共同体)受刑者を主体とした、変容を促し合うモデルです。アメリカでは、プログラムを終了した元受刑者や終身刑受刑者らがスタッフを務めます。一方、日本の場合は心理の専門家がスタッフ(支援員)を務めていますが、受刑者同士が〈語り合う〉というスタイルはアメリカと同様です。

TCは世界各国の刑事施設内外で広く実践されています。犯罪に限定はされませんが、刑務所内TCについていえば、再犯率が劇的に低く抑えられる、参加者の素行が改善されるなど、その効果は高く評価されています。国内ではまだ一つの男性刑務所でしか行われておらず、その実態はあまり知られていません。また、2006年に監獄法から現在の処遇法に変わったことで “更生”にも目が向けられるようにはなりましたが、〈沈黙〉を重んじてきた刑事施設では〈語り合うこと〉自体が受け入れられているとは言い難い状況です。

著書「ライファーズ」の書評 イケダハヤト


カリフォルニアのRJドノバン刑務所にて、アメリカの代表的TCアミティが運営するプログラム。©Rod Mullen

日本の刑務所内TCもアメリカと同様に円形に座って語り合うことが多い。目指すのは対等な関係。©Rod Mullen

島根の刑務所では、TCユニットと呼ばれる特別のプログラムが設置され、自ら志願した40数名がそこで生活を共にしながらプログラムを受けています。過去を振り返り、現在を受け止め、未来に向けて考えていく場。今まで〈語る場〉を持たなかった受刑者にとっては、戸惑いの場であり、苦難の場。沈黙を破れない人、逆に言葉が暴走する人.......時間をかけて語りやすい環境を作り、スタッフの支援を得て人間関係を構築し、ガチガチになった心をほどいていきます。

実は、私もTCが日本でうまく機能するのか半信半疑だったのですが、2009年に初めてこのTCユニットを訪れ、受刑者が語り合う姿に衝撃を受けました。著書の「ライファーズ 罪に向き合う」(みすず書房)でもこの体験については触れましたが、 映画というよりビビッドな手法で現状を知らせたい、〈聴くこと/語ること〉の可能性を具体的に伝えたい、映画を介して刑務所論を超えた社会の有り様に関する議論を進めていきたいと思ったのが本作品に踏み切った理由です。

 ©out of frame

〔アニメーション作家とのコラボ〕

映画化の許可が降りたのは2014年。

ただし、許可されたといっても、舞台が国内の刑事施設であるため様々な制約があります。ここには書けませんが、皆さんの想像を超えるレベルです。加えて、被害者への特別な配慮、受刑者の出所後や家族、関係者への影響も考えなくてはなりません。ドキュメンタリ―の要である「信頼関係を築く環境」がなかなか作れないことなどから、撮影方法や表現方法に関して、様々な葛藤を抱えながらの取材が続いています。

今回の表現方法についてですが、クリエイティブな解決策の一つとして、一部 アニメーションを使うことに決めました。すでに、経験も受賞歴も豊富なアニメーション作家の若見ありささんとも話を進めています。彼女の作風に惚れこんでいます。今までの私の作品とはひと味違ったものになるはずで、誰よりも私自身が他ジャンルとのコラボを楽しみにしているのかもしれません!

若見ありささんの作品Chorus

若見ありささんのショート作品

〔インディペンデント映画のチカラ〕

過去に私が作った2つの作品は、共に インディペンデント(自主製作)映画です。放送局やスポンサーから一切の制約を受けず、制作者の意志と判断で作りあげられるというメリットがあります。しかし、それは同時に予算・宣伝・上映の全てにおいて、独自に開拓せねばならないことを意味しており、とりわけ財源の問題は頭が痛いです。

私の作品の主な財源は次の4つですーーNPO法人out of frameの収入、私の自己投資、個人や団体からの寄付、助成金。なかでも寄付の占める率が高く、両作品共に、数百名の市民や団体による寄付で完成させたといえます。同じ思いを共有する人々が少しずつ制作資金を提供し、それで作られた映画が社会を動かしていく。そんな事がすでに現実に起こっているのです。

また、上映面でもインディペンデントならではの展開を見せています。各地での劇場公開の際は、地元アーチストらとのトークやパフォーマンスを行い、自主上映会では観客参加型のワークショップを行うなど、単に映画を見せるということを超えた試みに挑戦しています。観客の方々からは、SNSなどを通して「勇気をもらった」「何度でも見たい」という声がたくさん寄せられています。また、国内の矯正施設(刑務所や少年院)や当事者向けの上映会などにも私自身が積極的に出向くなどして、 矯正、福祉、医療、教育などの現場や当事者運動のありかたにも少なからず影響を与えてきたといえます。

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大阪・第七藝術劇場での上映は、釜ヶ崎のバンドと音楽を使ったワークショップを開催。各地で詩、演劇などを使ったワークショップつきの上映を展開中。               ©out of frame

北海道浦河にある映画館大黒座で観客や支配人らと。沖縄宮古島から北海道まで20を超える映画館と100カ所近くの会場を行脚してきて感じたこと。それは、映画を介した出会いと語り合いの可能性、そして小さなコミュニティのポテンシャル。©out of frame

過去の2つの作品を紹介します。

デビュー作「Lifers ライファーズ 終身刑を超えて」(2004, out of frame):

劇場封切デビューとなったこの作品では、「更生不可」というレッテルを貼られたアメリカの受刑者たちが、仲間同士の〈語り合い〉を通して変容していく様を描きました。ニューヨーク国際インディペンデント映画祭海外ドキュメンタリー部門最優秀賞受賞。封切りから10年以上経つ今も、劇場、各種上映会、刑務所などで幅広く上映されています。

第二作目 「トークバック 沈黙を破る女たち」(2013, out of frame):

2013年にMotion Galleryで編集費の330万円を獲得して、完成にこぎつけた作品。劇場公開映画第二弾にあたる同映画の主人公は、サンフランシスコの The Medea Project: Theater for Incarcerated Women(メデア・プロジェクト:囚われた女たちのシアター)。元受刑者とHIV/AIDS陽性の女性たちによる、〈演劇〉を通した変容がテーマです。完成から3年後の今も、各地でワークショップやトークバック付きのユニークな上映会を展開中!バリアフリー上映やチャリティ上映なども行われています。

そして、第三作目が「プリズン・サークル ぼくたちがここにいる理由(仮題)」。国内に初挑戦です!

〔プリズン・サークル応援団〕


「トークバック」封切館のシアター・イメージフォーラムでの上映後イベント。右が前作共に応援団の一人であるフェミニスト、社会学者の上野千鶴子さん。©out of frame


渋谷のUplinkにてトークをする臨床心理士の信田さよ子さん。前作と同様、「早く見たい!」とプリズン・サークル応援団に名乗りをあげてくれた。 ©out of frame

オーストラリアのブリスベンで開催された女性刑務所をめぐる学会にて「トークバック」の上映ワークショップ。右端に立っているのは応援団の一人でもある活動家、思想家、大学教授のアンジェラ・デービスさん。「監獄ビジネス グローバリズムと産獄複合体」(岩波書店)の著者であり、自身にも冤罪で投獄されていた経験がある。 ©out of frame

私にはお金はありません。しかし、有り難いことに思いを共有できる人のネットワークがあります!本映画も、完成を心待ちにしてくださっている方々が大勢いらっしゃいます。下記は、本映画の趣旨に賛同し、映画完成のために協力をしてくださると名乗りをあげて下さった、各分野で影響力のある方々です。

「私たちもこの映画を応援しています!」

〈プリズン・サークル応援団〉   (あいうえお順、敬称略)

ナヤ・アービター(Amity 創設者 Extentions代表)

蟻塚亮二(精神科医 日本精神障害者リハビリテーション学会理事)

飯室勉(仙台ダルク代表)

石川良子(松山大学准教授)

市場恵子(岡山理科大学ほか非常勤講師)

指宿信(成城大学教授)

岩井信(弁護士)

上田假奈代(詩人 特定非営利活動法人ココルーム代表)

上野千鶴子(東京大学名誉教授 NPO法人WAN理事長)

打越さく良(弁護士)

大嶋栄子(特定非営利活動法人リカバリー代表)

奥田知志(牧師 認定NPO法人抱樸理事長)

加藤武士(特定非営利活動法人アパリ 木津川ダルク代表)

鎌仲ひとみ(ドキュメンタリー映画監督)

上岡陽江(特定非営利活動法人法人ダルク女性ハウス代表)

北原恵(大阪大学教授)

北村年子(ジャーナリスト)

草場裕之(弁護士)

倉田めば(特定非営利活動法人法人大阪ダルクディレクター)

近藤恒夫(日本ダルク本部代表)

後藤宇企子(絵本・石けんの店宇吉堂店主)

後藤弘子(千葉大学教授)

斎藤学(家族機能研究所代表 精神科医)

坂手洋二(劇作家・演出家 燐光群主宰)

櫻井光政(弁護士)

佐藤倫子(弁護士)

更科幸一(自由学園男子中等科高等科校長)

下西さや子(広島国際大学教員)

宿輪龍英(特定非営利活動法人とかちダルク理事長)

デービッド・T・ジョンソン (University of Hawaii 社会学部教授)

田鎖麻衣子(弁護士 監獄人権情報センター事務局長)

アンジェラ・Y・デービス(UCSC教授)

仲村久代(認定特定非営利活動法人サバイバルネット・ライフ代表)

西川勝(臨床哲学者)

西野博之(特定非営利活動法人フリースペースたまりば理事長)

信田さよ子(臨床心理士 原宿カウンセリングセンター所長)

藤岡淳子(大阪大学大学院教授)

別府三奈子(日本大学大学院新聞学研究科/法学部教授)

前田ケイ(ルーテル学院大学名誉教授)

三澤恵子(グリーフサポートSaChi 代表)

宮尾節子(詩人)

向谷地生良(浦河べてるの家 北海道医療大学大学院看護福祉学研究科)

村木一郎(弁護士・法テラス埼玉法律事務所)

毛利真弓(広島国際大学心理臨床センター特任助教)

ロッド・ムレン(Amity Foundation CEO 創設者)

森久智江(立命館大学法学部准教授)

山下英三郎(日本社会事業大学名誉教授)

山登敬之(精神科医)

山本譲司(作家)

矢野恵美(琉球大学法科大学院教授)


カリフォルニアの女性刑務所内TCでワークをするアミティ創設者のナヤ・アービターさん。©Rod Mullen

応援メッセージを頂きました。

〈応援の言葉〉

現実になってしまった罪と向き合うこと、

それは途方もない罪。

途方もない孤独とつきあうこと。

罪を乗り越えてゆくために、必要なものはなにか。

孤独をのり越えてゆくために、必要なものはなにか。

じぶんの弱さを開いてゆくこと、

そして、その過程で弱さの力を信じる他者と出会うこと。

この映画をみて、

わたしもそんな他者になりたいと思う。

                                 上田假奈代(詩人)

坂上香監督は〈映像詩人〉である。彼女が光をあてるそれぞれのストーリーには、人間の関係性における本質が見事に捉えられている。彼女の作品が表面的であったことは一度もない。映像によって、より深い意味を、より真実を明らかにしていく。彼女の映像に出会い、その世界を体験できる観客は幸運である。

                      Naya Arbiter & Rod Mullen (アミティ創設者)

「聴くこと」「語る事」「つながる」ことの意味や問いかけは、今回の作品にも血液のように、流れているのだろう。それらは家庭でも、学校でも、地域や日常の暮らしの中でも生かすことができる。非難も批判もされない安全な場で、自分を語り、相手の語りに耳を傾けることで、互いに理解し許しあえる。人はいつからでも変わることができる。刑務所内で行われているTCは、私たちの日々の暮らしの場で使える。いじめや、様々な問題も、「聴くこと、語る事」で解決の糸口が見えてくる。そんな期待を込めて「プリズン・サークル」の完成を心待ちしている。

不足している資金は、私たち市民の手と足と声と心で集めよう。

賛同者集まれ! 完成の暁には、全国の支援者とハグ。そんな妄想を今からしている。

                仲村久代(認定NPO法人サバイバルネット・ライフ理事長)

この他、「プリズン・サークル製作チーム」(仲村久代 入海英里子 麻生歩 市場恵子 阪口さゆみ 橋本美緒 井土晶子 岡野優衣 高木玲子 山下富美子 別府三奈子)とリーガルアドバイザー(複数の弁護士と研究者)によって、本映画はサポートされています。

                                                                                                                                   ©out of frame

〔制作費の一部をクラウドでカバーする〕

2013年に、まず一人の出所者の撮影から見切り発車した本映画は、現時点で4年目を迎えています。前作2本の上映収入、各地で募ったカンパや個人の寄付から私費に至るまで、全てを投じてきました。また、当局や関係者との交渉から、旅の手配や車の運転、実際の撮影に至るまで、ほぼ私一人でこなすなどして予算を極力切り詰めてきました(予算の都合上、撮影クルーを雇えるのは3〜4回に1回の割合)。制作費はすでに底をつきました。

撮影の終了は来年の春頃を予定していますが、それまでに40日程度の撮影(刑務所関係、出所者の現在、関係諸団体の活動、地域)とアニメーション制作を要します。下記が諸費用です。

(必要な制作費用 4/2016〜6/2017まで40日程度)
交通費(新幹線、飛行機、レンタカー含む)+宿泊費              200万円
撮影人件費+機材費                             300万円
  *撮影クルー(撮影と録音)は20日間程度。監督の人件費は0。
アニメーション+音楽制作費                         250万円
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総額                                   750万円

今回は半額にあたる350万円を目標金額に設定しました。期間は120日です。

前作「トークバック」ではMotion Galleryにて300万円を設定し、その結果330万円を獲得したこともあり(1割がサービス料として差し引かれる)、実現可能な範囲を想定しての金額です。

〔ストレッチゴールプラン〕

ただし、今回目指す350万円では足りません。よって、第3段階までゴールを設定します。

第1ゴールの目標として350万円ーーそれぞれのリターンはコレクター欄に記載しているとうり。関東、関西、中国地方で開催の試写会イベントへコレクター(3000円のサポーター以上)招待、などの特典。

第2ゴールの目標として500万円ーー試写会イベントは上記+北海道+@とより広い地域で行えるようにし、コレクター(3000円のサポーター以上)はご招待!

第3ゴールの目標として600万円ーー(1)米国のアミティからスタッフを招へいし、国内各地でイベント(都内、他)を行う。各地のイベントには、一定以上のコレクターにはご招待や優先予約権(参加費は別途)も。(2)米国のアミティで上映会および交流を行うツアーを計画し、一定以上のコレクターに優先予約権(参加費は別途)。ただし、両企画共に、第3ゴールを到達した時のみ。

まずは、最低必須ラインの350万円を目指します!そして、期限終了時までに第2ゴール、第3ゴールを目指したいと思います。

よろしくお願いします!

〔コレクターの補足説明〕

エンドクレジットにお名前掲載

サークルメンバー(1万円)以上は、映画のエンドクレジットに名前が掲載されます。

ニューメキシコで調達してきたサークルグッズをプレゼント!

サークルメンバーX(5万円)以上は、私が6月に渡米した際にセレクトしてきたサークルグッズ(アメリカ先住民によるアートなどで、TCとゆかりがあるもの)をプレゼントいたします。下記のリストと写真をご参照ください。

  1. プエブロ族によるカチーナ人形          15個限定
  2. ナバホ族によるドリームキャッチャー       5個限定
  3. ナバホ族によるドリームキャッチャーのペンダント 10個限定
  4. トーキングスティック              5個限定
  5. カラフルなハート型ストーン           10個限定

 *先着順で1〜5のグッズをお選び頂けます。エグゼクティブプロデューサー以上は2種類。

TCでは基本的に輪になって語り合いますが、それはトーキング・サークルと呼ばれる先住民族の文化を参考にしていると言われています。4と5のトーキングスティックやストーンなどは、トーキング・サークルで使われます(それを持った人だけが話せる)。2と3のドリームキャッチャーはお守りです。3は2をペンダントにしたもので、性別を問わずに身につけられます。1のカチーナ人形はプエブロ族の精霊として、雨や豊作の儀式などで手渡されるものです。コットンウッドの根で作られていてとても軽く、400種類以上存在しています。いずれも今回のリターンのために、私自身がアルバカーキーで自ら選んできたアイテムです。


 アルバカーキーから直輸入。日本ではなかなか手に入らない貴重なアイテム!

仲間と一緒にコレクターになる

個人で出せる金額には限界があっても、複数が出し合えばそれなりの金額になります。たとえば映画のエンドロールに名前が掲載されるのは1万円以上ですが、仲間と少しずつ出し合って1万円にしてコレクター登録をすれば、グループ名を掲載することも可能です。市民プロデューサー(10万円以上)になる財力がなくても、稼ぎのいい友人や、社会的意識の高い経営者らに声をかけてみるという方法もあります。エグゼクティブプロデューサーになるには額は大きいですが、映画完成後は上映会やトークイベントを無料でできるなど、かなりお得です!

アミティの来日イベントや渡米上映会&訪問ツアーの可能性も!

映画の完成後は、アメリカからアミティのスタッフが来日して上映イベントを行うことも決まっています。(交通費と滞在費を工面できれば、の話ですが。)その際、一定以上のコレクターには特別招待や参加優先権なども考えています。また、渡米してアリゾナやLAのアミティで上映会、ということも検討中です。しかし、ストレッチゴールプランでも触れましたが、それを可能にするのは第3ゴール以上(600万円)の制作費が確保できた後です。

皆さんの具体的なアクションが、この映画の完成にかかっています!

〔想定されるリスクとチャレンジ〕

本映画は撮影半ばで、完成がまだ見えません。本当に完成できるのか?という不安やリスクは常につきまといます。しかも今回は制作費のみで、編集費や宣伝費は一切含まれていません。その点で、コレクターになるかどうか迷われている方もおられるかもしれません。しかし、過去2作品はすでに完成し、各地で上映が続いています。映画を作る仕事をしている限り、リスクはつきものです。 困ったら相談する、なるべく具体的に計画する、動く、コントロール可能な範囲のリスクに抑える、ということを心がけていくつもりです。

また、本映画のように制約が多い取材環境の場合、表現面でもリスクが高いといえます。コミュニケーション自体がとれない環境であったり、撮るべきものが撮れなかったり、顔や声に処理を加えねばならなかったりで、果たして私が取材現場で感じていることが映画を通して観客に伝わるのだろうか、と。しかし、今回でいえば、その「見せられない」事をどう見せるのかという事が、アニメーションというコラボレーションにつながったわけです。 制約や限界を新たな展開に、と自分に言い聞かせています。

今回含まれていないポストプロダクション費については、今後国内外の助成金などを模索していく予定です。また不足した際は、寄付を募ることがあるかもしれません。

財政面でのリスクは本当に頭が痛いです(足長おじさん/足長おばさんが現れてくれないでしょうか...)。とにかく具体的に協力を呼びかけていくしかないと思っています。クラウドファンディング期間中は上映会やイベントなどで、積極的にコレクター参加を呼びかけていきます。宣伝用のハガキも大量に作りました!もし、配布して下さる方がいらっしゃったらお送りしますので、outofframe@jcom.home.ne.jpまで連絡をお願いします(お名前、ご住所、メルアド、必要な枚数をご明記ください)。

〔撮影クルーのプロフィール〕

監督・プロデューサー/坂上 香(さかがみ かおり)1965年大阪生まれ。ドキュメンタリー映画監督、表現系NPO法人 out of frame代表。一橋大学客員准教授、青山学院大学非常勤講師として、メディア論や映像制作、人権論などを担当。6年半の米国留学生活、コロンビアやチリ等南米諸国でのフィールドワークを経て、ドキュメンタリー番組制作の道へ。HIV/AIDSに母子感染した子ども達の日常を描いた番組でATP新人賞を受賞。その後も、文化庁優秀賞、ギャラクシー賞大賞等、数多くの賞を受賞。暴力の加害や被害、そこからの回復をめぐる番組や著書も多数。2004年には初の自主製作映画「Lifers ライファーズ 終身刑を超えて」をプロデュース・監督し、NYインディペンデント映画祭を初めとする国内外の数々の賞を受賞。現在も各地の劇場や刑務所等で上映されている。2003年以降は大学(京都文教大学、津田塾大学)の専任をしながら撮影を続けていたが、2012年再びフリーの映画監督に。Motion Galleryで330万円を獲得した「トークバック 沈黙を破る女たち」の封切後は、各地でユニークな上映活動をしながら本作品の撮影を続けている。生後3ヶ月から海外取材に連れ回してきた息子は中2になり、今では優秀なADかつ最も厳しい映画評論家。著書:『癒しと和解への旅』(岩波書店 1999)『ライファーズ 罪にむきあう』(みすず書房 2012)

撮影/南 幸男(みなみ ゆきお)1950年生まれ。40歳でフリーになり単身岡山から東京へ。生まれながらのローアングルで現実と幻視と心象を捉えながらドキュメンタリーや映像アートを撮る。数多くのTV番組を手がける。目指すカメラワークは、場に生まれるエネルギーを撮ること。〈代表作〉ドキュメンタリー映画『トークバック 沈黙を破る女たち』(2013年)『ライファーズ 終身刑を超えて』(2004年) NHKスペシャル『水玉の女王 草間彌生の全力疾走』(2012年 NHK) 2012年 フォーラム「瞑想する映像」と「禅」 (2013年 禅フロンティア日本文化研修道場)

録音/森 英司(もり えいじ)1961年生まれ。27歳でフリーとなり、主にTV番組 (ドキュメンタリー)の録音を担当。坂上監督のTV番組デビュー時から、音の側面でサポートしてきた。〈代表作〉「二重生活」(2016年 岸善幸監督)「あん」(2015年  河瀬直美監督)広河隆一 人間の戦場(2015年  長谷川三郎監督)「ディスタンス」(2001年 是枝裕和監督)「沙羅双樹」(2003年  河瀬直美監督)「Beautiful Islandsビューティフルアイランズ」(2010年 海南友子監督)他。

〔おわりに〕

ここまで読み進めてきてくださって、ありがとうございます!

8年という月日をかけた前作「トークバック」、そして発案からすでに8年が経過し、 完成までには10年近くかかる本作品。いずれも、長期取材だからこそ見えてくる “変容”があります。インディペンデントだからこそ追求できる“真実”があります。しかし、だからこその“困難”もあります。予算獲得は最たる困難の一つです。

前作でMotion Galleryにチャレンジした3年前、大変だったけれど、コレクターが一人、二人と増えていくことや、コレクターからのメッセージに励まされる自分がいました。新しい出会いも生まれました。今回も、本映画のテーマにもつながる「困難な状況」を「逆手」にとりたいと思います。

“刑務所”の語り合いに耳を傾けると、何が、どのように聴こえて/見えてくるのでしょうか?

ワイドショーに映し出される“悪人”の姿?

自分とは関係のない“他人”の人生?

それとも……

コレクターという方法で、ぜひ、本映画に参加してください。

どうぞ、よろしくおねがいします!

                           監督・プロデューサー 坂上 香

©out of frame                       

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映画『プリズン・サークル』は、独立映画鍋メンバーのプロジェクトです。独立映画鍋は多様な映画を支え育む為に活動しているNPOです

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276人
現在までに集まった金額
7,013,500円
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FUNDED

このプロジェクトは、2016年10月26日23:59に終了しました。

リターンを選んで応援する

  • 1,000円

    サポーター

    • コレクター限定のUPDATEを共有
    • 14人
    • お届け予定:2016年07月
  • 3,000円

    サポーター 試写会ご招待

    • コレクター限定のUPDATEを共有
    • 完成試写会(都内/地方)へ1名様ご招待(ただし交通費は自己負担)
    • 38人
    • お届け予定:2018年01月
  • 5,000円

    サポーター 試写会ペアご招待

    • コレクター限定のUPDATEを共有
    • 完成試写会(都内/地方)へペアでご招待(ただし交通費は自己負担)
    • 41人
    • お届け予定:2018年01月
  • 10,000円

    サークルメンバー 映画にお名前掲載

    • コレクター限定のUPDATEを共有
    • 完成試写会(都内/地方)へ1名様ご招待(ただし交通費は自己負担)
    • 映画のエンドロール(日本語版)にお名前掲載
    • 115人
    • お届け予定:2018年01月
  • 30,000円

    サークルメンバープラス 映画&パンフにお名前掲載

    • コレクター限定のUPDATEを共有
    • 完成試写会(都内/地方)へペアでご招待(ただし交通費は自己負担)
    • 映画のエンドロール(日本語版)にお名前掲載
    • 映画パンフレットにお名前掲載
    • 映画パンフレット(1冊)
    • 【第3ゴール達成時のみ】アミティ来日プレミアイベント+パーティーへの優先予約権
    • 39人
    • お届け予定:2018年11月
  • 50,000円

    サークルメンバーX 映画&パンフにお名前掲載+グッズ

    • コレクター限定のUPDATEを共有
    • 完成試写会(都内/地方)へペアでご招待(ただし交通費は自己負担)
    • 映画のエンドロール(日本語版)にお名前掲載
    • 映画パンフレットにお名前掲載
    • 映画パンフレット(2冊)
    • サークルグッズ1個(トーキングピースもしくは先住民のクラフト)
    • 映画公式HPにお名前掲載
    • 監督サイン入り著書「ライファーズ」プレゼント
    • 【第3ゴール達成時のみ】アミティ来日プレミアイベント+パーティーへの優先予約権
    • 【第3ゴール達成時のみ】渡米アミティ上映会+訪問ツアーへ優先予約権
    • 8人
    • お届け予定:2019年03月
  • 100,000円

    市民サークルプロデューサー 上映会付き

    • コレクター限定のUPDATEを共有
    • 完成試写会(都内/地方)へペアでご招待(ただし交通費は自己負担)
    • 映画のエンドロール(日本語版・英語版)にお名前掲載
    • 映画パンフレットにお名前掲載
    • 映画パンフレット(5冊)
    • サークルグッズ1個(トーキングピースもしくは先住民のクラフト)
    • 映画公式HPにお名前掲載
    • 監督サイン入り著書「ライファーズ」プレゼント
    • 映画ポスター(2枚)
    • 上映1回分無料(映画封切後2年以内、対象50人まで)
    • 【第3ゴール達成時のみ】アミティ来日プレミアイベント+パーティーへ1名様ご招待
    • 【第3ゴール達成時のみ】渡米アミティ上映会+訪問ツアーへ優先予約権
    • 14人
    • お届け予定:2019年03月
  • 200,000円

    市民サークルプロデューサー 監督トーク上映会付き

    • コレクター限定のUPDATEを共有
    • 完成試写会(都内/地方)へペアでご招待(ただし交通費は自己負担)
    • 映画のエンドロール(日本語版・英語版)にお名前掲載
    • 映画パンフレットにお名前掲載
    • 映画パンフレット(5冊)
    • サークルグッズ1個(トーキングピースもしくは先住民のクラフト)
    • 映画公式HPにお名前掲載
    • 監督サイン入り著書「ライファーズ」プレゼント
    • 映画ポスター(2枚)
    • 映画「ライファーズ」(2004)DVD+パンフレット
    • 監督トーク付き上映1回分無料(映画封切後2年内、対象50人まで、監督交通費は主催者負担)
    • 【第3ゴール達成時のみ】アミティ来日プレミアイベント+パーティーへ1名様ご招待
    • 【第3ゴール達成時のみ】渡米アミティ上映会+訪問ツアーへ優先予約権
    • 4人
    • お届け予定:2019年03月
  • 500,000円

    市民エグゼクティブ・プロデューサー 上映会+ワークショップ

    • コレクター限定のUPDATEを共有
    • 完成試写会(都内/地方)へ5名ご招待
    • 映画のエンドロール(日本語版・英語版)にお名前掲載
    • 映画パンフレットにお名前掲載
    • 映画パンフレット(10冊)
    • サークルグッズ2個(トーキングピースもしくは先住民のアート)
    • 映画公式HPにお名前掲載
    • 映画「ライファーズ」(2004)DVD+パンフレット
    • 映画ポスターにお名前掲載
    • 映画ポスター(5枚)
    • 監督+ゲストワークショップ上映会1回分無料(封切後2年内、観客200人まで、交通費は主催者負担)
    • 【第3ゴール達成時のみ】アミティ来日プレミアイベント+パーティーへペアでご招待
    • 【第3ゴール達成時のみ】渡米アミティ上映会+訪問ツアーへ優先予約権
    • 2人
    • お届け予定:2019年03月
  • 500,000円

    企業・団体エグゼクティブ・プロデューサー 上映会&ワークショップ&広告付き

    • コレクター限定のUPDATEを共有
    • 完成試写会(都内/地方)へ5名ご招待
    • 映画のエンドロール(日本語版・英語版)に企業・団体名掲載
    • 映画パンフレットに企業・団体名記載
    • 映画パンフレット(10冊)
    • サークルグッズ2個(トーキングピースもしくは先住民のアート)
    • 映画公式HPに企業・団体名掲載
    • 監督サイン入り著書「ライファーズ」プレゼント
    • 映画「ライファーズ」(2004)DVD+パンフレット
    • 映画ポスターに企業・団体名掲載
    • 映画ポスター(5枚)
    • 監督+ゲストワークショップ上映会1回分無料(封切後2年内、観客200人まで、交通費は主催者負担)
    • 【第3ゴール達成時のみ】アミティ来日プレミアイベント+パーティーへペアでご招待
    • 【第3ゴール達成時のみ】渡米アミティ上映会+訪問ツアーへ優先予約権
    • 映画パンフに企業/団体広告掲載
    • ネット版映画予告編に企業/団体のロゴ掲載
    • 1人
    • お届け予定:2019年03月

プレゼンター

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坂上香

  • 東京都

ドキュメンタリー映画監督/NPO out of frame代表。TVディレクター時代から「被害者」による死刑廃止運動、犯罪者の更生、治療共同体、修復的司法、ドラッグコート(薬物裁判所)など、オルターナティブな暴力・犯罪への向き合い方を映像化。ATP賞第一回新人奨励賞を皮切りに、ギャラクシー賞大賞、文化庁芸術祭テレビ部門優秀賞、ATPドキュメンタリー部門優秀賞等、数多くの賞を受賞。主な映画「Lifers ライファーズ 終身刑を超えて」(2004)「トークバック 沈黙を破る女たち」(2013)主な著書『癒しと和解への旅』(岩波書店)『ライファーズ 罪に向き合う』(みすず書房)

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