はじめての上映会。気づいたことは人生でもっとも大切にしたいこと
vol. 1 2016-12-26 0
popcornによるはじめての上映会を開催しました。どんなこともそうですけど、やってみないとわからないことがたくさんあります。
上映会ではそれを実感することになりました。
クリスマス前の週末。18時。
清澄白河にあるリトルトーキョーで上映会の準備をはじめる。
まずはパソコンをプロジェクターやスピーカーにつないで再生ボタンを押す。
ストリーミングなので途中で止まってしまったらどうしようと思ったけれども、問題なく映像は流れる。インターネットが光回線であればまず問題なさそうだ。
次に椅子を並べて一つひとつ座っては、ちゃんとスクリーンが見えるか確認する。30名ほどの上映会なら、どの席からもストレスを感じることなくつくれるように思う。
スピーカーはJBLのCONTROL ONE。十分迫力があった。設備はいいに越したことはないけれども。
開場の時間になったら観客のみなさんが集まってくる。一人ひとりに挨拶しながら世間話をする。
写真を撮影してもいいか聞いてみると、みなさん快く理解していただきました。
上映時間になったときに、連れが少し遅れるという方がいらっしゃった。普通の映画館なら予定どおりに上映するのだろうけど、ほかのみなさんにもお話して上映時間を少し遅らせてみた。理解が得られれば、こういうこともできる。
しばらくしてから電気を消して、再生ボタンを押す。
すると映像が流れ始めた。
同じ空間にいる人と共有できる何かが、映画館のものよりも濃いように感じる。それでいて映像には集中できるし、なんだろう、この感覚は。
広報期間がほとんどなかったこともあって、参加者は10名ほどだった。ただ、この10人とはたしかに同じ何かを共有した実感があった。
上映が終わってからは自然と会話が生まれた。自分でも上映したい方、たまたま別のイベントのついでに寄った方、取材のため訪れた新聞記者。
しばらく経ってもの、いつまでもみなさん帰らないのが印象的。話が尽きない。
ふと生きている喜びって、何か考えてみたことを思い出す。
いろいろな喜びがあるなかで、一つひとつ整理していったあとに、これだけは外せないと思えるものってなんだろう。
最後に残るものって、誰かと喜びを共有することなんじゃないか。
もちろん、喜びはひとりだけでも喜ばしいこと。ただ、それを独り占めしたり、誰かに自慢したところでなんだか虚しい。
もし誰かと共有できるとしたら、それはもっともっと大きな喜びとなる。そのほかの喜怒哀楽も同じ。だれかと共有することで、より感情は強くなる。
上映会というのは、そういう場所なんだと思います。
ささやかな設備でもいいんです。映像を通して感じた何かをだれかと共有する。popcornにはそんな喜びを生むことができると思いました。
喜びを共有する。
もっとたくさんの人に味わってもらいたいです。
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