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ポエトリー・スラム・ジャパン日本代表のパリ渡航をクラウドファンディングで実現!
3月6日に開催された詩の朗読日本選手権大会、ポエトリー・スラム・ジャパン2016の優勝者を、5月末にパリで行なわれるW杯に送り出します。日本代表のパリへの渡航費用、および大会運営費用獲得のためのプロジェクトです。
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ポエトリー・スラムとは詩の朗読競技のこと。声と言葉で競い合うこのパフォーマンスをもっと広めたい! パリで開催されるポエトリー・スラムW杯に、日本代表を送り込みたい! ポエトリー・スラム・ジャパン代表、村田活彦のそんな思いから2015年、日本選手権大会がスタート。第2回となる今年は東京・大阪・名古屋の3都市で地区大会を行い72名が出場しました。 大会を企画、運営するのは私たち、有志の実行委員会です。目標は世代も国境も超えて、声と言葉を楽しむ場を作ること。そして世の中の言葉や表現がより自由で活発に、尊重しあいながら発せられること。この声と言葉のフェスに、皆さんもどうぞご参加ください!
3月6日に開催された詩の朗読日本選手権大会、ポエトリー・スラム・ジャパン2016の優勝者を、5月末にパリで行なわれるW杯に送り出します。日本代表のパリへの渡航費用、および大会運営費用獲得のためのプロジェクトです。
ポエトリー・スラム・ジャパン2016表彰式より
ポエトリー・スラムってご存知ですか?
Wikipedia英語版には「詩人が自作を朗読あるいは暗唱する競技。通常、聴衆から選ばれたメンバーあるいは審査員によって審査される」とあります。
ポエトリー・リーディング(詩の朗読)の一種なんですが、「文学をパフォーマンスする」スタイルにしたもの、そしてそれを競い合うイベントのことをポエトリー・スラム(Poetry Slam)と言います。英語の" SLAM"には「スラムダンク」のように「バシッと叩きつける」という意味がありますから「詩を叩きつける」というイメージでしょうか。
このポエトリー・スラム、ニューヨークやパリ、ドイツ各地など、欧米では非常に高い人気を誇っています。例えばミュンヘンで15年前から定期的に行われている大会は、なんと平均400人もの聴衆を集めるビッグイベントになっているそうです。
自己紹介が遅れました。ポエトリー・スラム・ジャパン代表、村田活彦と申します。私は東京で15年以上、ポエトリー・リーディングをやっています。2014年5月、留学中のパリでポエトリー・スラムW杯に出会いました。セーヌ川右岸の下町・ベルヴィルで一週間にわたって開催される「GRAND SLAM」(グランド・スラム)という詩のイベント。その目玉がポエトリー・スラム各国代表によるW杯です。ステージ中央にはマイクが一本だけ。そこに約20ヵ国の詩人たちが登場し、それぞれの国や地域の言葉で、3分間の朗読を競い合います
一週間ずっと会場に通いつめているうちに各国代表とも仲良くなり、片言の英語で会話しながらお酒を飲みました。試合の前座として、日本語で朗読させてもらったりもしました。ポエトリー・リーディングに親しむ仲間が世界中にいるということ、それぞれのコミュニティで詩を読み、交流しているということを肌で感じることができたのです。この輪を、ぜひ日本にも広めたい! それがポエトリー・スラム・ジャパンをスタートさせたきっかけです。
ポエトリー・スラムW杯2014の様子
さらに詳しくお知りになりたい方は、こちらのウェブ連載をどうぞ。
http://www.e-surugadai.com/surugadai-selection/ren...
ポエトリー・スラム・ジャパン2016大阪大会での審査:選ばれた5人の観客によって採点され、一番高い点数と一番低い点数を除いた真ん中の3人の点数を合計する
競技としてのポエトリー・スラムのやり方はいろいろありますが、朗読者たちが順々に登場し、自作の詩をそれぞれのパフォーマンスで表現していく、というようなものが主流です。審査員あるいは観客による採点、審査があり、時間制限も設定されています。
もっとも参考になるのは映画『Slam』でしょう。ポエトリー・スラムをテーマにしたこの作品は、日本でも2000年に公開されDVD化されています。主演のソウル・ウィリアムズは、彼自身がポエトリー・リーディングのアーティストです。また、コリーン・フーヴァーの青春小説『そして、きみが教えてくれたこと』もポエトリー・スラムがモチーフで、こちらも翻訳版が出ています。
詩人マーク・スミスがポエトリー・スラムが始めたGet Me High lounge
「詩の朗読会」と聞くと、どんなイベントをイメージしますか? 堅苦しい? 咳払いするのもためらわれる?
1984年11月、シカゴのGet Me High loungeという店で、詩人マーク・スミスが始めた詩のオープンマイク・イベントはひと味違っていました。アーティストたちが詩をただ読むのではなく「パフォーマンス」したのです。マーク・スミスによればそれまでの朗読会では誰も詩を聴いていなかった、そんなつまらないイベントなんかくそくらえ!というわけです。
やがてそれは徐々に広まっていき、ニューヨークに伝わります。1988年にはマンハッタンのニューヨリカン・ポエツ・カフェという店で最初のスラム大会が開催されました。この店は、現在もニューヨークのポエトリー・スラムの殿堂として、各地からリーディング詩人たちが集まる場所となっています。
また2002年から2007年には、ケーブルテレビ局HBOで『Def Poetry Jam』がオンエア。詩人だけでなく、俳優や人気ラッパーたちが登場してポエトリー・リーディングを披露し、人気を博しました。
そして、いまやポエトリー・リーディング/ポエトリー・スラムがアメリカのみならず世界各地に広がっています。文学とパフォーマンス、音楽などが結びついたひとつのジャンルとして認識され、それぞれの地域で様々な発展を続け、そこから新しいスターを生み出し続けています。
一方日本では1997年、雑誌『アメリカンブックジャム』が当時アメリカで盛り上がり始めたポエトリー・リーディングを紹介しました。この頃から、東京都内でもポエトリー・リーディングのオープンマイク(自由参加型イベント)が行われるようになり、従来の詩の朗読とは異なる新しいムーブメントとして徐々に浸透していきます。その中心人物のひとりカオリンタウミは、前述のニューヨリカン・ポエツ・カフェのスラムで優勝を果たしています。
2000年、前述の映画『Slam』が公開され、スラム=詩の朗読競技の認知度は少しずつ高まっていきます。2003年には「シンジュク・スポークンワーズ・スラム」(SSWS)がスタートします。朗読詩人のみならずラッパーやシンガーも交えてトーナメント戦を繰り広げたこの定期イベントは、横浜や京都でも姉妹イベントも生むほどに盛り上がりました。
とはいえ、日本における詩の朗読は、欧米と比べると残念ながらまだまだマイナーなジャンルです。ヒップホップのMCバトルと比べても、ポエトリー・スラムの人口は少ないでしょうし、観客として楽しもうという人はさらに少ないと言わざるをえません。
そこで、そう、リーディングの日本選手権大会「ポエトリー・スラム・ジャパン」です!
ポエトリー・スラムをもっと身近なものにしたい。世界のリーディング詩人たちとの文化交流も視野に入れて取り組みたい。
フランスから戻ったあと、さっそくリーディング仲間に声をかけ、ポエトリー・スラム・ジャパン実行委員会を発足させました。名前だけは立派ですが、全員ボランティアの集まりです。
そして2015年5月5日、「ポエトリー・スラム・ジャパン2015」を開催しました。会場である渋谷のライブハウスに集まった37名の出場者の中から、優勝の月桂冠を勝ち取ったのは、劇団Mrs.fictions所属の舞台俳優であり脚本家の岡野康弘さんでした。
もちろん、岡野さんは日本代表として、同年のポエトリー・スラムW杯に出場しました。アジアから初の参加となったわけですが、独特のシュールかつ哲学的な短詩のリーディングが大人気。岡野さんはパリでも準決勝進出を果たし、会場を大いに沸かせたのです。
ポエトリー・スラムW杯2015でパリの観客から喝采を浴びる日本代表、岡野康弘さん
そして今年2016年、ポエトリー・スラム・ジャパンはスケールアップして、東京、大阪、名古屋の3都市で地区大会を開催。そこから勝ち上がった9名が3月6日(日)、日本代表の座をかけて浅草のアサヒ・アートスクエアでの全国大会に集結しました。
1ステージの制限時間は3分。客席から選ばれた審査員が、各パフォーマンスを採点します。本大会のルールでは音楽、衣装、小道具は使いませんが、声と言葉のパフォーマンスならば「なんでもあり」です。
出場者72名、全183ステージの類まれなる戦いを勝ち抜き、優勝の栄冠を手にしたのは大島健夫! 史上初の「24時間ワンマン朗読ライヴ」を完遂し、ベルギーで開催された国際ポエトリー・スラムにも出場経験のある猛者です。もちろん、5月23日からパリで開催されるポエトリー・スラムW杯2016年大会に日本代表として出場します!
ポエトリー・スラム・ジャパン2016日本代表、大島健夫さん。
ポエトリー・スラム・ジャパン2016全国大会、決勝戦での大島さんのパフォーマンス。
ポエトリー・スラムは競技会です。採点によって順位が決まり、勝敗がつきます。もちろん出場者はみんな、優勝を目指してエントリーすることでしょう。そのことに敬意と感謝は尽きません。と同時に、私たち主催者は点数や勝敗が全てじゃないとも考えています。自分自身に向き合い、頭と体と心をフルに使ってパフォーマンスをしたとき、勝敗だけではない何かをつかめると信じています。それはきっと、スポーツと同じ。
まして作品や出場者に優劣をつけたい訳ではありません。ポエトリー・スラム・ジャパンはコンテストではありません。審査員は権威ある評論家やプロフェッショナルではなく、客席から選ばれたオーディエンスの代表です。優勝すればフランスに行けるけれど、詩集が出せるわけでも、CDデビューできるわけでもありません。言ってみれば栄誉だけが賞品です。
では、ポエトリー・スラム・ジャパンが目指すものとは何でしょうか。
①世代や場所を超えて、声と言葉を楽しむ土壌を作ること
詩を作って読む。それはとてもシンプルでありながら、頭と体と心すべてを使うアートスタイルです。それは表現することの根源的な喜びを教えてくれます。自分自身に向き合うことの大切さを気づかせてくれます。と同時に、それはときに孤独な作業です。
だからこそ、ポエトリー・スラム・ジャパンは世界大会とつながることで、国や地域が違っても、言葉が違っても、思いや考えを言葉にし、声にしたいのは世界中どこでも同じだ、ということを伝えたい。詩を作ったり読んだりすることはけして特別なことじゃなく、日本中で、世界中で、これまでもこれからも、ずっと続いていく普遍的なことです。私たちはこの大会を通じて、世界の人たちとの交流を育んでいきます。
②世の中の言葉や表現がより自由で活発に、尊重しあいながら発せられること
ポエトリー・スラム・ジャパンは「自分の思いや考えを言葉にしよう」「それぞれの声に耳をかたむけよう」というメッセージを発信していきます。
それは出場する表現者だけではありません。マイクの前に立つひとが自由にリーディングするのと同じように、審査員に選ばれたひとは自分の感じ方や考え方にしたがって自由にジャッジしてほしい。それ以外のお客さんも自由にその場を楽しんでほしい。
けして「空気を読め」などという同調圧力にくじけることのないように。小さな声であっても、お互いに尊重しあえるように。
そうやって、出場者も客席もスタッフ、それぞれが大切な参加者として一緒に作っていくイベントです。
お読みいただければおわかりかもしれませんが、このイベントは営利目的ではありません。ポエトリー・スラムがいま以上に日本に広まることを目指して、全員ボランティアによる実行委員会で運営しています。
ちなみに、2015年大会優勝者のパリへの渡航費用は、日本大会のチケット売上、そして会場でのカンパだけが頼りでした。なんとか赤字にならずにすみましたが、もちろん黒字もありません。本年度も基本的にはチケット代およびカンパに頼っています。各イベント会場でのグッズ販売による売上もありますが、到底まかないきれていないのが現状です。
今回ご支援をお願いしたいのは、優勝した日本代表者と同行スタッフの渡航費用20万円と2人分の滞在費10万円、および各地区大会・全国大会の会場費、運営費などで20万円。合計50万円です。
目標金額が達成されることでよりスムーズな運営ができ、来年以降もこの大会を継続、拡充させていくことができます。ひいては、詩の朗読を通じた海外との文化交流もさらに深めていけるでしょう。
応援いただいた方へのリターンとして、7コースご用意しました。それぞれのコースは、以下のA〜Gのプレゼントの組み合わせになっています。
A. オリジナル・ポストカードによるお礼状
ポエトリー・スラム・ジャパン2016公式キャラクター「こえだちゃん」(小枝、じゃなくて声だ、です)のイラスト入りオリジナル・ポストカードでお礼のメッセージをお送りします。
B. オリジナル・ノート
「こえだちゃん」をデザインした大会オリジナル・ノート。B6サイズで持ち運びやすい。黄色い表紙が華やかです。思わず詩を書きたくなるかも!?
C. ポエトリー・スラム・ジャパン2015の公式DVD
昨年行われた第一回大会の全試合を収録したDVD。なんと2枚組4時間にわたる超大作! これぞポエトリー・スラムという熱気を味わってください。特典映像として、2015年度日本代表・岡野康弘さんのパリW杯での活躍も収録しました。初参加の日本代表が、パリで人気者になっていく様子も見ものです。
D. ポエトリー・スラム・ジャパン2016ファイナリスト詩集
2016年大会の全国大会に出場した9人のファイナリストによる作品を収録! ここでしか手に入らないスペシャルな詩集です。会場のアサヒ・アートスクエアを沸かせた詩人たちの息吹を、文字からも感じてください。
E. ポエトリースラムジャパン次期大会ご招待券
ポエトリー・スラム・ジャパンの次期大会(2017年予定)にご招待いたします。全国大会あるいは各地区大会のうち、希望する大会ひとつを無料で観覧いただけます。大会日程は未定ですが、ご招待券をお送りいたしますのでご家族、ご友人などに譲っていただくことも可能です。また、5万円のご支援をいただいた方にはカリブラージュ(試合前の予行演習として行うパフォーマンス。ポエトリー・スラムの始球式!?)で朗読できる権利もお付けいたします。
F. ポエトリー・スラムW杯公式Tシャツ
パリで開催される、ポエトリー・スラム2016年世界大会の公式Tシャツ。もちろん会場でしか手に入らないシロモノ。サイズをS、M、Lの中からご指定ください。ただしヨーロッパサイズです。色、デザインなどはお任せください。
写真はイメージです
G. 全国大会&パリW杯のビデオ上映会ご招待券
興奮冷めやらぬ2016年大会、そして日本代表・大島さんのパリでの活躍を映像で楽しむ上映会を開催します。その上映会に無料ご招待いたします。時期は7月、場所は東京を予定。詳細は応援いただいた方に追ってお知らせいたします。ご招待券をお送りいたしますのでご家族、ご友人などに譲っていただくことも可能です。
H.日本代表・大島健夫による書き下ろし作品
ポエトリー・スラム・ジャパン2016日本代表・大島健夫が、出資していただいた方のために詩を書き下ろします。どんな言葉がどんな風に織りなされるか、それは出来てからのお楽しみ。さらにその作品を活版印刷してパネルに仕上げます。このプロジェクト限定の逸品です。
【各リターンの内容】
1,000円「ちょっとだけ応援したい」:Aのみ
3,000円「詩を書いてみたくなるノートが欲しい!」:A,B
5,000円「白熱のポエトリー・スラムをDVDでみたい!」:A,B,C
5,000円「ファイナリストたちの作品を読みたい!」:A,B,D
10,000円「次期大会を観戦したい!」:A,B,C,D,E
10,000円「パリW杯公式Tシャツをゲットしたい!」:A,B,C,D,F
15,000円「次期大会も!Tシャツも!」:A,B,C,D,E,F
20,000円「ビデオ上映会に参加したい!」:A,B,C,D,E,F,G
50,000円「日本代表の書き下ろし作品が欲しい!:A,B,C,D,E,F,G,H
すでにパリのポエトリー・スラムW杯への参加表明をしており、目標金額を達成できなかった場合でも、日本代表をパリに送ることに変わりはありません。その場合、渡航費等はポエトリー・スラム・ジャパン実行委員会の赤字となり、来年度にマイナス計上されます。もちろん、その場合でも皆様へのリターンは実行いたします。
ここまで読んでいただきありがとうございます。ポエトリー・スラムは、今まさに必要とされているパフォーミングアートだと感じています。ひとりでも多くの方々に応援いただければと思います。
そしてもしご興味があれば、ぜひ一度イベントに足を運んで、その面白さに触れてみてください。その時その場限りの、文字どおり「生の声」を体験できるはずです。どうぞよろしくお願いいたします。
ポエトリー・スラム・ジャパン代表 村田活彦
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