新型コロナで亡くなった
髙木椋太さんのCDを作りたい。

今年5月2日に新型コロナウイルス感染症で亡くなった、シャンソン歌手・髙木椋太さん3枚目のCD制作プロジェクトです。タイトルを「あの光へ!〜Alla luce」と決めて準備をしていた髙木さんの想いを引き継ぎ実現します。

【このプロジェクトに至った経緯】

新型コロナウイルス感染症で亡くなった、シャンソン歌手・髙木椋太さんの3枚目のCDアルバムを作ります。

シャンソン歌手・髙木椋太さんは、今年5月2日に新型コロナウイルス感染症で亡くなりました。　58歳の若さでした。5ヶ月が経った10月17日、赤坂・草月ホールで「髙木椋太追悼コンサート」の名のもとに、髙木さんと親しかった歌手とミュージシャン、スタッフが参加してやっとお別れの会を開く事ができました。

2020年10月17日「髙木椋太追悼コンサート〜まだ、パリにいるんだ。」（草月ホール）チラシ

歌ったのは23名…クミコ、藤田朋子、こおり健太、あ　み、伊東はじめ、小川景司、ＣＡＴＳＵ、貝山幸子、かいやま由起、上村マキ、佐野文彦、高田康子、高橋良吉、田尻勝久、珠木美甫、花木さち子、ピエール、広瀬敏郎、山本理恵子、ＲＩＯ、劉　玉瑛、ロバート山田、五十嵐志保美

演奏したのは5名…桑山哲也、大貫祐一郎、高橋辰巳、足立　浩、坂上　領

参加したスタッフは33名…嶋本秀朗（演出）、義煎雅志チーム（音響）、雑賀博文チーム（照明）、城　姫子チーム（美術）、星　雅裕チーム（舞台監督）、ネオ・ムスクチーム（制作）

髙木さんは、東京でのコンサートを2000年にスタートさせ、2009年からは草月ホールで毎年開催。追悼コンサートが開かれた10月17日も本来なら、髙木さんのコンサートが行われる予定でした。

髙木さんは、2003年「あの空へ！〜Il cielo」、2012年「あの道へ！〜La strada」と2枚のCDアルバムを発表しており、今年はコンサートの開催に合わせて3枚目のアルバム「あの光へ！〜Alla luce」をリリースする予定でした。しかし、その想いは叶わず、草月ホールのコンサートでCD用に毎年録音していたライヴ音源が残されました。

髙木さんのCD制作への想いを引き継ぎ、それを私達が実現させることはできないかと考え、「髙木椋太CDプロジェクト」で100万円の制作資金を募ることになりました。 

■髙木椋太はこんな歌手だった　

髙木椋太　Ryota Takagi　A型　牡羊座（本名：安永達史　やすながたつし）

1962年4月17日生まれ。東京都出身。小学生時代は教会の聖歌隊で歌い、中学時代はバスケットボール部に所属。東京学芸大学附属高校時代にはクラブ活動でオペラを上演してウェーバーの｢魔弾の射手｣の主役マックスを演じる。北海道大学水産学部に進学し、男声合唱団に所属。卒業後、「海の出版社」に3年半勤務し、スキューバダイビングの記事を編集担当するも、肝臓を悪くして退社。軽井沢でのアルバイトがシャンソンライヴの照明係だった縁からシャンソンの店「ルイ・イカール」で歌い始める。「ルイ・イカール」閉店後、シャンソニエ「蟻ん子」で歌いながら、歌手・しますえよしおの付人を6年務める。

1997年　第13回日本アマチュアシャンソンコンクールで歌唱賞を受賞。以来、シャンソニエ、コンサートやディナーショーなどに出演。

2000年　シャンソンの祭典「パリ祭」に初出演、以後2019年まで毎年出演。　

2019年7月7日「シャンソンの祭典 第57回パリ祭」（NHKホール）より

同年　「髙木椋太コンサート」を初開催。以後、2019年まで毎年10月に開催。　

2018年10月27日「髙木椋太コンサート2018」（草月ホール）より

2001年　膀胱がんの手術を受ける。その後も抗がん剤治療を続ける。

2019年11月　コンサートチラシとCDジャケット用の写真撮影のため、スペイン・フランスへ。

2020年1月　毎年訪れていたライフワークの「第4回桜祭りミャンマー」の植樹式に出席。一般社団法人日本ミャンマー文化産業振興協会の理事も務めており、アウンサン・スーチー国家顧問と面談。　

2020年「第4回桜祭りミャンマー」より

3月31日　ライヴハウスにて最後の出演。

4月 1日　発熱。

4月 6日　川崎市帰国者・接触者外来設置医療機関を受診、聖マリアンヌ医科大学病院に入院。

4月 7日　川崎市健康安全研究所で遺伝子検査を実施、新型コロナウイルス陽性と判明。同日夜間より意識不明の状態になりECMO治療を受ける。

5月 2日　意識が戻らぬまま逝去。都立八王子霊園に眠る。

■髙木椋太はこんなCDを発表していた

2003年「あの空へ！〜Il cielo」

　１　ピノキオへの手紙／LETTERA A PINOCCHIO

　２　コメ・プリマ／COME PRIMA

　３　アマポーラ／AMAPOLA

　４　ひまわり／I GIRASOLI

　５　ヴォラーレ／VOLARE

　６　アルディラ／AL DI LA

　７　鏡の中のつばめ／LE RONDINI NELLO SPECCHIO

　８　入り江にて ／IRIENITE

　９　神の思いのままに／JE T'APPARTIENS

１０　She／TOUS LES VISAGES DE L’AMOUR

１１　サンジェルマンへおいでよ／VIENS A SAINT-GERMAIN

１２　涙／VOIR UN AMI PLEURER

１３　愛の旅／CON TE PARTIRO

１４　子供の頃／MON ENFANCE

１５　ケ・サラ／CHE SARA

１６　あの空へ！／IL CIELO

2012年「あの道へ！〜La strada」　　　

　１　ロミオとジュリエット／UN GIORNO PER NOI（ROMEO E GIULIETTA）　

　２　ジェルソミナ／GELSOMINA

　３　ギターよ静かに／CHITARRA, SUONA PIU PIAN

　４　クワンド・クワンド・クワンド／QUANDO QUANDO QUANDO

　５　リタリアーノ／L'ITALIANO

　６　愛遥かに／DA TROPPO TEMPO

　７　シェルブールの雨傘／LES PARAPLUIES DE CHERBOURG

　８　バラ色の人生／LA VIE EN ROSE

　９　おお我が人生／O TOI LA VIE

１０　ラ・ノビア／LA NOVIA

１１　モン・デュー／MON DIEU

１２　谷間に三つの鐘が鳴る／LES TROIS CLOCHES

１３　大聖堂の時代／LE TEMPS DES CATHEDRALES

１４　デシレ〜欲望／DECHIRE

１５　ミシシッピー・リバー／MISSISSIPPI RIVER

１６　君が励ましてくれれば／YOU RAISE ME UP

１７　サンジェルマンへおいでよ／VIENS A SAINT-GERMAIN

【リリースするCDアルバム「あの光へ！〜Alla luce」について】

前作「あの道へ！〜La strada」同様、毎年10月に開催していた草月ホールコンサートのライヴ音源から選曲します。2012年から8年間、Pro Toolsにてレコーディングをしていた約100曲の音源より前作までに収録している33曲を除き、16曲を選曲予定です。

■CD「あの光へ！〜Alla luce」収録予定曲目

　＊アヴェ・マリア

　＊愛の小径

　＊ジュテーム

　＊あきれたお前

　＊歌に生きる

　＊兵士の別れ

　＊イスラエルの子守唄      他

■CD「あの光へ！~Alla luce」制作スケジュール

2020年11月30日　候補曲より16曲の選曲完了

           12月25日　 Pro Tools方式音源編集終了

2021年  1月25日　マスタリング終了

              2月10日　原盤作成

              3月10日　CD納品

              3月15日　CD及びリターン品、発送開始

■CD「あの光へ！~Alla luce」のレーベル

このCDは「NEAVA」レーベルが作成します。
石井好子、伊東はじめ、広瀬敏郎そして髙木椋太などシャンソン を中心に51作品を世に送り出しています。プロデューサー・窪田 豊は全ての作品を制作し、他にもメジャーから発売されたCD30作品に関わってきました。「シャンソンの祭典 パリ祭」「髙木椋太コンサート」など多くのコンサートのプロデュースも担当しています。

【支援金の使い道】

■CD 500枚作成

・編集費＆スタジオ代　３０万円

・マスタリング＆スタジオ代　１０万円　　　

・印刷＆デザイン代　２０万円

・音楽著作権料　１０万円

・プレス代　１０万円

・DM・宣伝費・リターン商品代　１０万円

・モーションギャラリーへの手数料　１０万円

【リターンについて】

今回、本プロジェクトを通してご支援いただいた皆様に、ささやかではございますがリターンをご用意いたしました。

　御礼メール（感謝状PDF）

　オリジナルポストカード

　髙木椋太トーク集DVD

　髙木椋太一周忌の集い参加券　

　CD付属歌詞カードのSpecial Thanks欄にお名前をクレジット

【コースについて】

1,000～100,000円のコースを設定させていただきました。各コースにて、金額にお気持ちを上乗せいただくことも可能です。リターンの送付は2021年3月中旬を予定しています。

◯1,000円【お気持ち支援】コース

　・御礼メール（感謝状PDF）…ご支援だけをご希望の方向けです。ありがとうございます。※1000円からお好きな金額でご支援いただけます。

◯3,300円【CD】コース

　・CD「あの光へ！〜Alla luce」（送料300円込）

◯5,000円【CD+ポストカード】コース

　・CD「あの光へ！〜Alla luce」

　・オリジナルポストカード

◯10,000円【CD＋ポストカード＋DVD】コース

　・CD「あの光へ！〜Alla luce」

　・オリジナルポストカード

　・高木椋太トーク集DVD

◯50,000円【CD＋ポストカード＋DVD＋参加券】コース

　・CD「あの光へ！〜Alla luce」

　・ オリジナルポストカード

　・髙木椋太トーク集DVD

　・髙木椋太一周忌の集い参加券

◯100,000円【CD＋ポストカード＋DVD＋参加券＋お名前クレジット】コース

　・CD「あの光へ！〜Alla luce」

　・オリジナルポストカード

　・髙木椋太トーク集DVD

　・髙木椋太一周忌の集い参加券

　・CD付属歌詞カードのSpecial Thanks欄にお名前をクレジット

【プロジェクトのリスクと挑戦】

目標金額に達しなかった場合でもCDは制作いたします。支援いただいたみなさまへのリターンも必ず履行し、リスクのないことをお約束します。

目標金額が150%に達した場合、1,000枚のCD作成を目指します。

「髙木椋太は、まだパリにいる。」

2001年。椋太と私はパリ・モガドール劇場の最前列にいた。ミュージカル「ノートルダム・ド・パリ」を見るために。カフェでのんびり過ごしすぎて着席と同時に開幕。心の準備が整わないまま、一番聞きたかった曲【大聖堂の時代】が始まった。「いつか絶対歌いたい。大きなステージにぴったりだよね。」それから数年後、この曲は大舞台で多くの人を魅了する彼の代表曲 になった。

2019年11月。私達はサンルイ島からノートルダム大聖堂の後ろ姿を遠くから眺めていた。シンボルの塔が崩れ落ちた後ろ姿は悲しみ色だった。でも、修復工事のフェンスに近づき空を見上げた時、生まれ変わろうとしている強い姿に笑みがこぼれた。「すごいパワーだね。希望に満ち溢れてる。ノートルダムは元気だ。」椋太はすごくうれしそうだった。「完全復活して鐘が鳴り響くまで、毎年ノートルダムに会いに来よう。」その晩はパリの仲間も合流してのディナー。「ノートルダムが完全復活した年に、パリでコンサートしようか！今から動けば大きなことができるかもね。」私達は遅くまでワインを酌み交わした。

翌日は10月の草月ホールのコンサートのチラシ用写真撮影。旧知の仲のカメラマンが同行しマルシェ、カフェ、パリの街、アパルトマンと、2日に渡っての撮影。「5年分位の写真撮ったかもしれないね。」椋太の佇まいはパリの街によく似合った。

私が出会った時、椋太は見習いとしてシャンソンを勉強していた。彼は【ピノキオへの手紙】をよく歌ってた。思い返すと30年、椋太はいつも励ましてくれた。私がすべてをやめてパリに行くとき、7年後帰国して活動を再開するとき、東日本大震災で故郷仙台が大変になったとき。「大丈夫。幸子ならできる。」この言葉がどれだけ心強かったか。「僕は嘘は言わないよ。絶対大丈夫だから自信もちな。」椋太の言葉と歌声はたくさんの人を励ましてくれたに違いない。

2020年春。1年振りにノートルダム大聖堂の鐘がパリの街に鳴り響いてからまもなく、髙木椋太は旅立っていった。テレビのニュースで流れる訃報と歌声。【アヴェ・マリア】を歌う姿は神々しかった。パリとシャンソンを愛し、仲間と動物たちと植物を大切にし、大きな舞台が似合って、心で歌う歌手。高木椋太の歌声は永遠に生き続けている。

　シャンソン歌手・貝山幸子（提供：シャンソンマガジン）

【注意事項】

・所得税などの税制上の優遇措置の対象とはなりません。予めご了承ください。

・お支払い方法は、クレジットカード決済、銀行振込、コンビニ決済となります。銀行振込手数料についてはご支援者負担となります。

・お申し込み後のキャンセルやコースの変更はできません。

・複数のコースにお申し込みいただくことも可能です。

・お名前を掲示するコースを選んだ方の中で、名前の指定がなく、掲示の希望有無が確認できない場合は「希望しない」扱いとさせていただきます。

・お申し込み前に必ず、入力内容（お名前・ご住所・メールアドレスなど）のご確認をお願いいたします。不備があると、リターンをお届けできない場合がございます。また、入力内容の不備により再発送が必要となった場合には、送料のご負担をお願いさせていただくことがございます。予めご了承ください。

・リターン品の宛先は日本国内に限らせていただきます。（海外発送不可）

・本プロジェクトへのご質問や、リターンの受取までにご住所・メールアドレスの変更を行われた場合は、「Motion Gallery」内のメール機能よりご連絡ください。

・ドメイン指定をされている方は「@paris-sai.com」「@motion-gallery.net」からのメールを受け取れるよう、設定をお願いいたします。

【最後に…】

世界各国のポピュラーソングの中で、シャンソンほど豊かな内容を持っているものはありません。そのシャンソンの世界にこんな素晴らしい歌手がいたことを知って欲しい。人の心を真底から感動させる彼の歌を後世に残し、語り継いで欲しい。そのためのCD制作です。聞いていただいた全ての皆様が、必ず満足するアルバムを作り上げることをお約束します。

CD「あの光へ!〜Alla luce」にご支援していただければ幸いです。完成までどうぞよろしくお願いいたします。