刑務所と地続きにある社会のアート展-上田假奈代さんからの応援コメント
vol. 4 2025-04-27 0
「第3回刑務所アート展」クラウドファンディングへ、詩人の上田假奈代さんから応援コメントをいただきました。
上田假奈代(うえだ・かなよ) 詩人
<プロフィール>
1969年・吉野生まれ。3歳より詩作、17歳から朗読をはじめ、18歳から京大西部講堂に出入りし、今から思えばアーツマネジメントを学ぶ。「下心プロジェクト」を立ち上げ、ワークショップなどの企画、場作りを開始。2001年「詩業家宣言・ことばを人生の味方に」と活動する。2003年、大阪・新世界で喫茶店のふりをしたアートNPO「ココルーム」を立ち上げ、2012年に開講した「釜ヶ崎芸術大学」はヨコハマトリエンナーレ2014に参加。2016年ゲストハウス開設。釜ヶ崎のおじさんたちとの井戸掘りなど、あの手この手で地域との協働をはかる。
大阪公立大学都市科学・防災研究センター研究員、NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)代表理事。堺アーツカウンシル プログラム・ディレクター。大手前大学非常勤。
<応援コメント>
先日、九州の少年院で詩のワークショップを行いました。
昨年から3回目の訪問です。毎回、2人一組になってお互いに話を聞き合い、聞いたことを詩にして朗読します。
少年たちはこれまで話を聞かれることの少ない人生であり、そして院内では自分のことを話すことを禁じられている環境で、これからの人生を考えるのはほんとうに難しいことだと思いました。
でも、彼らがこころを開き、言葉にならない思いを言葉にしようと声にした詩は、ふるえる響きをもって、沁みてきました。
存在が表されること、それに応える人がいること。
「刑務所アート展」は刑務所に収容されている人たちのことではなく、刑務所と地続きにある社会のアート展だと思います。
上田さん、応援コメントありがとうございます。
5月26日まで、第3回「刑務所アート展」展示会の開催資金を集めるため、目標250万円のクラウドファンディングを実施しています。ぜひ、プロジェクトページをご覧になって、ご支援いただければ幸いです。