【林田直樹メッセージ 】目標達成によせて アップデート~2
vol. 4 2017-02-07 0
林田直樹です。
おかげさまで、「夜バッハ」のクラウドファンディングが、わずか10日ほどで目標の60万円に到達いたしました。たくさんの応援、本当にありがとうございます。
メッセージもひとつひとつ、とても嬉しく拝読させていただきました。
さあ、これで、皆さんにきっと楽しんでいただける「夜バッハ」のCDを、そしてライナーノートを作ることができます。
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)の魅力を1枚に凝縮し、彼がいったいどんな作曲家であり、私たちにとってどんな存在たりうるのか、日頃からの思いのたけをメッセージとしてお届けしたいと思います。いつもの番組のように!
音源提供元のナクソスからは、皆さんの期待に応えられるよう、音質向上のために、しっかりマスタリングしますとの連絡がありました。
既存の音源から寄せ集めてくるとは言っても、1枚のCDとして聴きやすいものにするために、きめ細かい音のニュアンスの調整を行うのです。さすがにそこはレコード会社の良心ですね。
ところで、60万円はまだ道半ばだと思っています。
本当の意味でのゴールは、皆さんに「夜バッハ」の特別番組をお礼に制作することのできるストレッチゴールの100万円です。
以前私は、この「夜バッハ」クラウドファンディングを、「OTTAVAプレゼンターとしての信任投票」のつもりだと申し上げました。
ご心配をおかけして申し訳ありません。
もちろん、最初から辞めるつもりなどありませんし、リスナーの皆さんをがっかりさせたくなんかありません。
あくまでこれは、それくらいの覚悟でやっているという意味です。
ここからは、改めて、私からのお願いです。
OTTAVAにとって、林田直樹というプレゼンターが、どのくらい必要な存在であるかを、目に見える「数字」という形で、ぜひはっきりと可視化していただけませんでしょうか。
わがままなお願いかもしれません。
黙っていても伝わるといえば、それまでかもしれません。けれど私には、皆さんの支えがどうしても必要なのです。
クラシック音楽専門のインターネットラジオ局OTTAVAでの私の番組をまだ知らないという方のために、少しだけ自己紹介をさせてください。
私は毎回の自分の放送で必ず、ナクソスのみならずさまざまなレーベルの新しい音源をできるだけご紹介し、古楽も前衛も民族音楽もジャズも含め、なるべく「多様」な楽曲を盛り込んできました。それらは、すんなりとは耳には馴染まない、ときには聴きにくいノイジーなものであったかもしれませんが、新しい耳をひらくきっかけになるのでは、という思いで自由に「冒険」を続けてきました。
もちろんベースは絶対にクラシックです。ロマン派、近代音楽、そして古典派がどれほど大切であるかは、言うまでもありません。オペラとなると冷静を失うくらいに溺れていますし、バレエには恋に近い感情さえ抱いています。
以前CD化された「朝バッハ」は、OTTAVAがまだTBSにあった頃、週末の番組を私が担当していたときに、日曜日の朝10時にいつもやっていたコーナーでした。いつの日か、そういったバッハのコーナーをまた復活できればと願っています。
もうひとつ、私の番組の特徴は、「取材」にあると思います。
第2の開局以来、たとえば小澤征爾、佐渡裕、大野和士、五嶋みどり、ギドン・クレーメル、アルヴォ・ペルト、フィリップ・グラス、高橋悠治、波多野睦美、アレクセイ・リュビーモフ、向井山朋子、鈴木雅明、鈴木優人、アントネッロ…他にもまだまだ挙げ切れないくらい、たくさんの一流アーティストたちの声を番組に乗せてきました。バイエルン放送響やベルリン・フィルといったオーケストラ、さらにはMETライブビューイングや新国立劇場とのコラボレーションも実施してきました。
上記のような取材に基づく番組づくりをさらに推し進めるためには、そして一人でも多くの方にお聴きいただくためには、やはりどうしても皆さんのご支援が必要なのです。
どうか、応援を「可視化」していただけませんか。
それが、OTTAVAの中での、私の番組を前に進めるための、力になります。
ストレッチゴール達成のお礼は、「夜バッハ」の特別番組です。(腕が鳴るなあ~!)
どうか引き続き、クラウドファンディングへのご参加をお待ちしています!
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本日2月7日午後【目標達成=CD制作決定】いたしました。
開始12日での達成はコレクターの皆さまの強力な応援のおかげです。
ありがとうございます!
ファンディングは今月いっぱい続きます。
この先の新しい目標【100万円=お礼の特別番組制作】を目指して進んで参ります。
お力添えをよろしくお願いいたします。
OTTAVAクラウドファンディング担当