プロジェクトをブログやサイトで紹介
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
野坂昭如作「戦争童話集」を語り継ぐ朗読劇をクラウドファンディングで実現!
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
インパール作戦で戦死した叔父を持つ代表のリュンコが、イラストレーター・黒田征太郎さん、作家・野坂昭如さんの「戦争童話集」に出会ったことをきっかけに、この哀しくも美しく愛らしい12編のものがたりを、音楽と朗読に乗せて広く届けたいと強く感じたのがこのプロジェクトの始まりです。 2022年、この思いに賛同するプロミュージシャンと俳優たちとともに、「イノチノコト、忘れてはいけない物語」を発信するために公演を始めました。それが私たちの「おとがたり」です。
インパール作戦で戦死した叔父を持つリュンコを代表に、イラストレーター黒田征太郎さんやバンドネオン奏者川波幸恵さんなど数々のアーティストにご協力いただき、野坂昭如作「戦争童話集」を語り継ぐ朗読劇を成功させたいと思います!
この朗読劇「おとがたり」の始まりは、2021年にリュンコが、イラストレーター・黒田征太郎さんのトークに出合ったことでした。
黒田さんはそこで、あの「火垂るの墓」で有名な直木賞作家・野坂昭如さんのお話をとてもとても熱心に話し出しました。
それを聴き終えたリュンコは、自身の出身や過去の劇団生活に思いを巡らせ、以前から作品を愛していた黒田さんや野坂さんに再び出会い直したことに、居ても立ってもいられなくなりました。
この機会にもう一度、野坂さんの本を読んでみようと出合った「戦争童話集」。
▶︎野坂昭如作「戦争童話集」(中公文庫)
この作品の絵を担当していたのが、黒田征太郎さんです。そしてこの「戦争童話集」をリュンコ自身が朗読をしたいと思い至りました。
ちょうどその頃、リュンコが実家を解体した折に祖母の遺品の中からインパール作戦で戦死した叔父の家族へ宛てた手紙やはがきがごっそりと出てきました。古びたそれらの手紙類には全てに「軍事郵便 検閲済み」という判子が押され、家族への想いやいたわりなどがつづられていました。
リュンコの叔父から家族に届いた手紙のひとつ
それから約1年後の2022年は、リュンコの叔父と家族の手紙のやりとりから着想を得て、「戦争童話集」の中から『ソルジャーズ・ファミリー』を福岡の演出家から再構成していただき、舞台作品に仕上げてもらいました。217人の観客に観ていただくことができました。
2022年公演チラシ
2022年舞台写真
2023年は、福岡の博多港が国内最大級の「引上港」だったことから、『年老いた雌狼と女の子の話』に博多港に引き上げられた女性のお話を織り込んでいただきました。271人の観客に観ていただくことができました。
2023年公演チラシ
2023年公演写真
私たちがこの「おとがたり」を始めた頃、ロシアとウクライナの戦争について、連日ニュースで伝えられていました。その後も世界中では確かに戦争が勃発しています。戦争はどこか遠いところの話ではなく、今だからこそ、この「戦争童話集」を伝えなければと思いました。
「反戦」を声高に叫ぶのではなく、このイノチノコトを静かに、地道に語り続けて行けたらいいなと思っています。
今年は「おとがたり」3年目。11月7日(木)・8日(金)に、福岡市のぽんプラザホールという会場で行います。
メインのスタッフ・キャストは
演出|持原 淳二
絵|黒田 征太郎
語り|リュンコ、田中 冨士夫
ピアノ|矢田 イサオ
バンドネオン|川波 幸恵
コントラバス|杉 泰輔
美術|のえみ
で、福岡で活躍するアーティストの皆さんです。
中でも、戦争の時代に生きた、そして作者の野坂昭如さんとともにプロジェクトを実行していた、あの黒田征太郎さんが、私たちの「おとがたり」に協力してくださっています。北九州の門司を拠点に、今でも現役で世界中を飛び回っていらっしゃるアーティストです。本当にありがたいこととともに、黒田さんの「忘れてはいけない」という強いメッセージを、私たちも受け継いでいかなければと思っています。
そのほか舞台を支えるスタッフたちも福岡・熊本の精鋭たち。リュンコの思いに共感した人たちが集まって、チームを作りました。
上演する作品は『干からびた象と象使いの話』『ぼくの防空壕』の2作品です。演出の持原さんのメッセージを紹介します。
『干からびた象と象使いの話』は、戦時中、日本中の動物園に命令が下された「戦時猛獣殺処分」という悲惨な事実を背景に「人間と動物の互いに思いやる愛」が伝わる童話です。『ぼくの防空壕』は、昭和18年から戦況悪化により空襲に備えて日本中に掘られた防空壕をモチーフに戦死した父の幻影と一緒に戦う少年の「父の死を認めたくない悔しさと寂しさ」に悲哀を感じる童話です。
「おとがたり」は文字どおり「音」と「語り」です。今回は、ピアノ・バンドネオン・コントラバスと二人の語り、この音と語りのアンサンブルをお楽しみください。 演出 持原 淳二
今年は実際、に戦時中にその命令が下され、殺処分を余儀なくされた熊本市動物園にも取材に伺いました。そのほか戦争の記録映像やドキュメンタリー、作品などの勉強会を開いたり、実際にその時代を生きた黒田征太郎さんにお話を伺ったりしながら、公演の準備を進めています。
▶︎おとがたり イノチノコト、忘れてはいけない物語〜野坂昭如作『戦争童話集』より〜 HP
野坂さんの「戦争童話集」は12話から成っていて、毎年2話ずつ丁寧に時間をかけて創り上げ上演していきます。この「おとがたり」は、6年間のプロジェクトとして考えています。今年は3年目。このプロジェクトのゴールまで中間地点です。
プロジェクトのスタートは、代表リュンコの個人的な出会いからでした。しかし、公演を開催するにつれ、お客様から
はじめの朗読劇鑑賞でした。私たちの世代は戦争を経験したことがないので、朗読を聞いて、それぞれが頭の中で情景を浮かべる。このような機会がないと、この過去は簡単に忘れられてしまうものだと感じました。毎日忙しく、目の前のことしか見えていませんでしたが、今平和に生きているというありがたみを感じられました。(30代)
戦争は、遠いもののように思っていたのですが、ひとりひとりの命がそこにあり、日常がガラリと変わってしまうことをとても強く実感しました。これからを生きる子どもたちのためにも忘れてはいけないことだと思いました。子どもたちにも聞かせたいです。これからも上演いただけたらありがたいです。(40代)
朝鮮からの引き揚げ、小さい頃を思い出されました。つらかった7人姉妹兄弟と一緒に帰られた事、今から思えばそれだけが明るいニュースでした。素晴らしい朗読劇、ありがとうございました。(80代)
のような感想をいただきました。これまでお越しいただいたお客様は、10代から80代まで、本当に幅広い年代の方々にお越しいただいています。
そして、野坂さんの思いを継いで戦争について語り続けている黒田征太郎さんからも毎回、イラストと言葉でメッセージをいただき、また公演に足を運んでいただいて、後押ししてもらっています。
今は、個人の思いだけでなく、多くの人の平和への願いを受け止め、語り続けることが私たちのできることだと思っています。
戦争を語る方法は様々ありますが、私たちは音楽と朗読、そして絵の力で、観客の皆さんに五感で感じてほしいと思っています。一人でも多くの方の心に届けられたら幸いです。
また、いただいたご支援は今回の公演の開催費に大切に使用させていただきます。今年の収支予算は以下のとおりで計画しています。
【支出】合計 2,394,000円
【収入】合計 2,394,000円
A・・・野坂昭如作「戦争童話集」(中公文庫)/絵:黒田征太郎(1冊)
野坂さんの「戦争童話集」の中でも、黒田征太郎さんが挿絵を描かれたバージョンの書籍をお送りします。
B・・・公演DVDまたはアーカイブURL(1点)
写真は過去の公演。リターンは今回の公演映像をお送りします。
C・・・黒田征太郎さんイラストカード(はがきサイズ)(1枚)
黒田征太郎さんが、この「おとがたり」のために新しく描き下ろしてくださった貴重な作品の数々から、1枚お送りします。
※イラストカードのイメージ(複数のイラスト・デザインがあります。イラストのみのものもあります。お選びいただけません)
D・・・黒田征太郎さんが描かれたイラストのオリジナルTシャツ
※上記イラストはイメージです(絵:黒田征太郎)。
E・・・「おとがたり」の空間に参加
あなたの戦争への思い、戦争体験、「戦争童話集について」など教えてください。
公演当日、ロビーに展示させていただきます。
F・・・「博多うまか遊び庵」お食事券(ペア1組限定)
代表のリュンコは「博多うまか遊び庵」の名物女将。
「博多うまか遊び庵」で打ち合わせし、稽古し、本番に臨む「おとがたり」の生まれる場所です。
そちらのお食事券をお送りします。
(到着後1年以内の来店が必要。1回限り。おまかせ会席+飲み放題を2名様に提供します)
私たちの団体は、リュンコの呼びかけで集まった有志で構成していて、毎年この公演のために集まります。個人の集まりであるため、「継続」というのは資金的にもマンパワーもハードルが高いというのが実際のところです。
初回と2回目は、知人の協力や新しいことを応援してくれる助成金を獲得し、実施ができました。しかし事業継続のための支援をなかなか見つけられず、3年目を迎えました。助成金にもチャレンジしましたが失敗。このままでは、今後の継続は危ぶまれます。
このクラウドファンディングの資金調達によって、3年目の難関をどうにか乗り越え、公演を成功させたいと思っています。
※今回はプロダクションファンディング(All in)での挑戦になるため、もし目標金額未達となった場合でも、不足する資金はチームで補填し、公演を実現します。リターンも必ずお届けしますので、ご安心ください。
考えてみれば戦争は、人間、動物への殺戮だけでなく、否応なく地下に潜む虫や、目に見えぬ微生物、植物にいたる全生命体まで巻き込み、脅かします。恐ろしい破壊が平然と行われていたのです。
「地球が壊れていく・・・」恐ろしいことです。
でもそれらから目をそらさず、気づかない側面をえぐり出していく。そんな「イノチノコト、忘れてはいけない物語」を語り続けることがどんなに大事なことかと、2年間やってみてつくづく思い知らされました。
私たち自身知らなかったことも多くありその反省も含め、野坂さんの語り口と、黒田さんの絵の力をお借りしながら、この先もずっと皆さんにお伝えして参ります。
最後までこのプロジェクトのことをお読みいただきありがとうございました。
私たちの思いに共感いただけましたら、ぜひご支援いただけると幸いです。
3000 円
5000 円
5000 円
10000 円
10000 円
20000 円
30000 円
残り1枚
50000 円