曇天模様の瀬戸内海も美しいのだ! 倉橋島で考える
vol. 18 2020-06-27 0
瀬戸内海の美しさの一つに、曇天模様のモヤった島々もあると私は思う。どことなく幻想的だ。
一方で、瀬戸内海を日本の地中海というキャッチフレーズで集客しようとしている場所もあるが、ちょっと待って欲しい。一昨年から四季折々、瀬戸内海を訪ねたが、快晴の確立は、半分もない。地中海の乾燥した気候とは、まったく異なるのだ。曇天模様の瀬戸内海も素晴らしいのに、地中海を期待した人は、がっかりする。ましてや、海外からは、地中海に実際に行った人も来るだろうし…。
こちらは、倉橋島の笹子島あたりの景色で、オフシーズンながら、癒さるものがある。むしろ、この幻想的な独特な景観のほうが、外国人には喜ばれるだろう。
とかく、日本では、小京都だの、〇〇銀座だの、〇〇甲子園だの、その成功したものにあやかろうというマーケティングが、昔からあった。いわゆるマウントするっていうこと? そろそろ、そこから卒業して、これからは、オンリーワンを目指すべきだろう。金沢は、小京都を返上すると昨年言っていた。
瀬戸内海は、世界に唯一無二の瀬戸内海であるのだから。