上北沢三丁目の小さいおうち『岡さんのいえTOMO』改修をクラウドファンディングで実現!

上北沢三丁目の小さいおうち  ~耐震改修&みんなのキッチンづくりプロジェクト~

  • 東京都
  • コミュニティ

築70年、昭和の雰囲気を残す小さないえ。多世代交流の「まちのお茶の間」として8年が経ち、東日本大震災にも耐えたこの家ですが、そろそろ修繕が必要です。新たな「まちのお茶の間」へ。耐震補強と「みんなのキッチン」改修を行います

Funded successFUNDED

このプロジェクトは、2016年1月13日23:59に終了しました。

コレクター
92
現在までに集まった金額
863,000
残り日数
0

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このプロジェクトは、2016年1月13日23:59に終了しました。

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Presenter
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東京都世田谷区上北沢3-5-7にある昭和の面影を残す築70年の前庭がある小さな木造家屋。ここには、かつて子どもたちに英語を教えていた「岡さん」という女性が暮らしていました。今は亡き彼女の意思を引き継ぎ、子どもの声が響くたまり場にできないかと親族が考え、地域にひらく取り組みが始まりました。今年でオープンして8年目。「まちのお茶の間」として定着してきています。

応援コラム#8『岡さんのいえは社会のセーフティネット!』 と年始のご挨拶 

vol. 12 2016-01-04 0

みなさま、明けましておめでとうございます!

岡さんのいえクラウドファンディングチームです。お正月は皆様どのように過ごされましたでしょうか?お正月とは思えないぽかぽかとした陽気で、2016年もよいスタートがきれそうですね。

さて、岡さんのいえのクラウドファンディングですが、残すところあと10日となりました!

現在、クラウドファンディングサイト上では、62名の皆様からの温かなご支援により、有り難いことに587,000円が集まっております。また、このサイト以外にも、「ちょっとインターネットは難しいのよね・・」という16名の皆様からは、岡さんのいえのゆうちょへ直接、お振込みによるご援を185,600円頂戴し、合計772,600円(達成率30%)となっています。このほかにも、オーナーが直接「がんばってね!」と応援の声を掛けられることもしばしば。本当に挑戦してよかったと思っています。ひきつづきご支援をよろしくお願いいたします。

ご参考までに岡さんのいえ「ゆうちょ銀行」の振込先などのご案内になります。

振り込み先:オカサンノイエトモノカイ

ゆうちょ銀行:記号 10040  番号 26274861

そのほかの金融機関からは                                店名: 〇〇八 (読み ゼロゼロハチ)                           店番: 008    普通預金: 口座番号 2627486 (※正しい番号に修正済み)

さて、長くなりましたが、ここからが本題です。応援コラムも残すところあと数名。今回は、東京大学教育学研究科の牧野篤先生よりメッセージをいただきました。牧野研究室の学生さんには、昨年度より関わってもらっています。長く熱い応援メッセージになっております…では、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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岡さんのいえTOMOは社会のセーフティネットです!

牧野 篤(東京大学教授)

岡さんのいえには、じいちゃんたちの見守り隊がいます。

岡さんのいえでは、子育てママたちが集まっては、楽しい話、つらい話、悩み事、失敗談などなど、話に花が咲いています。

岡さんのいえでは、ちっちゃな子どもたちもやってきて、おもいおもいに走り回っては、友だちをつくっています。

岡さんのいえでは、大学生たちが引き寄せられては、あれやって、これやってと、役割をもらっています。

岡さんのいえでは、中学生たちがたまっては、勉強を見てもらったり、弟や妹のような子たちの面倒を見ています。

岡さんのいえでは、留学生たちが呼ばれては、お国自慢の料理をつくってみんなで食べたり、異文化交流をしています。

岡さんのいえでは、パティシエが腕を振るって、ちょっとしたカフェを開いたりしています。

岡さんのいえには、駄菓子屋があったり、あいてるデーカフェがあったりと、ちょっと懐かしい空気が流れています。

岡さんのいえには、私のような怪しい大学の教員が学生たちをひきつれてやってきます。

岡さんのいえでは、怪しい文化人が集っては、その不思議な雰囲気の正体をつかもうとしています。

岡さんのいえでは、海外からのお客様もたくさんいらっしゃり、集っている人たちと交流しています。

岡さんのいえでは、こんないろんな人たちが出会い頭にぶつかりあって、気がついたら友だちになっています。

岡さんのいえでは、子どももおとなも、女も男も、チビちゃんも、みんながおもいおもいに過ごしながら、お互いに気遣いあって、頼りあう関係ができています

 岡さんのいえには、これまでの社会ではどうもあぶれ者であったような人たちを惹きつけて、結びつけてしまう魅力があるのです。ここでは、「これまでの社会では」というところがミソです。そう、これまでの工業を中心とした大量生産・大量消費の、拡大する経済の社会では、こういう人たちは「あぶれ者」、つまり主流派ではありませんでした。だから、社会的にはあまり重視されることもなく、せいぜい福祉の対象となるくらいでした。

 でも、いまや大量生産・大量消費の「量」の経済の時代は終わり、資本が国境を越えて動き回り、価値観も多様化していく時代、その上、少子高齢化・人口減少という規模が縮小する社会に入っています。もう、これまでのような発展と拡大を基調とする社会、つまり「量」の社会ではなくなっているのです。社会は、価値観が多様化し、流動化する、縮小する社会、つまり「質」の社会の時代へと大きく転換を始めているのです。

 これまでの社会では、都市とは国家そのものでした。都市が拡大すること、そのことが国家の発展と同義だったといってもよいでしょう。その時代、都市の空間に空き家が大量に生まれることになるとは誰もが予想していませんでした。都市は常にスクラップ・アンド・ビルドで、建てられては壊され、壊されては建てられて、新しくなり続けていったのです。そして、この運動は永遠に続くかのように見えました。この永遠に続くと思われた発展と拡大の運動の中では、高齢者や子ども、専業主婦や障害者は、保護の対象ではあっても、この社会の担い手とは見なされませんでした。

 しかし、その夢のような運動は、そう長くは続きませんでした。グローバル化と金融・消費そして情報の時代がやってきたのです。夢のような運動を維持するためには、国家という単位で経済が動くことが求められ、国境の内側に資本を閉じ込めておくことが必要でした。ところが、グローバル化と金融・消費そして情報の時代には、資本は軽々と国境を越えて動き回り、国家という単位で経済を考えることが難しくなったのです。そこでは、税収も思うように上がらず、これまでのように国が財政をとおして富の再分配を行い、人々の生活の基盤を保障することが困難になります。人々は、自分の生活が国に守られている、この国に生まれてよかったと思うことが、難しくなっていくのです。

 その上、日本では、少子高齢化・人口減少が現実のものとなり、これまでの発展と拡大の経済の基盤であった、安い労働力が足りなくなり、購買意欲の強い市場も小さくなっていきます。

 その結果、国と人々の生活とが乖離するようになっただけでなく、国が地方と呼ばれる場所、とくに地域社会を保護することをやめるようになります。福祉が後退していくこととなるのです。

 そして時を同じくして、高齢化と少子化によって、国家と同義であった都市に空き家が大量に生まれることになります。拡大の一途を辿っていった都市が、縮小に、そして空洞化に向かい始めたのです。このような時代にあって、またしても国の関与から真っ先に切り離されようとしているのが、その前の時代にあって「あぶれ者」だった人たちです。

 しかし、地域社会が国の保護から放置され、あぶれ者だった人々が国の関与から切り離されることは、逆説的に、人々に新たな自治を求めないではいません。自分たちの地域社会のことは自分たちで何とかする。こういう思いが、期せずして、そしてなんの気負いも持たない市民の中から生まれてくることになったのです。

 それは、それまでのお上におねだりする権利から、自分で社会をつくりだして経営する権利への、大きな転換でもありました。自分で社会をつくりだすことこそ、住民による自治の基本なのです。それまで、私たちは、発展し拡大する単一の価値に覆われた社会に生き、潤沢な税収に守られる形で、国に対して要求することで、自分の生活を守ろうとしてきました。国も私たちにおカネを与え、市場に参入させることで、生活基盤を安定させ、そうすることで私たちの忠誠心を購入することができたのでした。それはまた、私たちが国に依存することに他なりませんでした。

 しかし今では、社会が縮小するとともに、それは叶わぬ夢となったのです。そこで生まれてきたのが、国に依存することから、自分でなんとかするという自立の思いです。そこでは人々はお互いの違いを認めあって、互いに緩やかに結びつきながら、慮り、助け合って、自分の生活の根本を確かなものとしようと動き始めます。そしてそのときの主役は、それまでの社会のあぶれ者たちなのでした。それまで彼らは、社会の富の生産に参加せず、消費する側にいたことで、あぶれ者扱いでした。しかし、これからの社会では、この生産しない彼らこそが、主人公なのです。そして、その彼らが活用しようとしているのが、都市の中に生まれた空洞つまり空き家なのです。岡さんのいえTOMOもそのひとつです。

 彼らは慮り、つながり、共有し、つくりだし、変化することで、この社会を緩やかな、幾重にも重なったネットワークで覆い尽くし、その間を軽やかに移動しながら、新しい価値を縦横無尽につくりだしては、それを組み換えていきます。そこではおカネも大事ですが、おカネだけではなく、様々なサービスが生み出されては、交換され、それがまた新たなサービスを生み出しては、流通する、新たな多重なレイヤーからなる「市場」がつくられていきます。

 このネットワークのひとつの拠点こそ、岡さんのいえTOMOに他なりません。岡さんのいえに集ったあぶれ者たちは、おもいおもいにつながりながら、新しい価値をつくりだし、新しいサービスを生み出し、そして新しいネットワークを構成して、都市のなかを縦横に動き回ります。岡さんのいえTOMO自体が、他のネットワークとの結び目になり、新たな社会の多重なレイヤーを構成していくのです。

 私が、岡さんのいえTOMOは社会のセーフティネットだというのは、それが、社会から排除された人々の拠り所だという意味だけではありません。それが、新しい社会を構成する結び目の一つであることで、岡さんのいえTOMOがこれからの社会をつくりだしていく重要な「場」として機能していると考えるからです。岡さんのいえTOMOそのものが、人々が集い、交わって、新たなネットワークをつくりだしていく結び目であるだけでなく、新しい社会を生み出していく母なる場所でもあるのです。

 今、この新しい社会の母なる場所である岡さんのいえが、耐震工事という物理的な理由で存続の危機に立たされています。それは新しい社会の危機でもあります。社会のあぶれ者たちが、メインアクターとして、新しい社会をつくりだす時代に入った今、岡さんのいえTOMOを存続させることはとても大切なことです。これからの社会のあり方がかかっているのです。

 ひとりでも多くの人が、岡さんのいえTOMOに関心を持って下さり、新しい社会をつくりだすために、お力を貸して下さることを、心からお願いしたいと思います。もちろん、私もかかわり続けます。

おわり

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    • 『みえる耐震壁』の筋交いへあなたのお名前を記します
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