オフライン編集の撮影部立会による手直し
vol. 15 2025-10-04 0
こんにちは
『釣られた埋蔵金』
企画・監督の前田優也です
オフライン編集の撮影部立会による手直しを4日間に渡り実施しました。
08月29日(金曜)、08月30日(土曜)、09月02日(火曜)、09月04日(木曜)
撮影を担当した井上光一さんに立会っていただき、全体を通して素材の尺を詰めたり、別素材に差し替えたりしました。
また、編集ソフトで表示倍率を調整して画角を詰めたりもしています。
現在、オフライン編集は監督の前田が作業を進めていますが、一人だけでは客観視する事が難しいため、他者の視点からの意見を反映させていきます。
特に
監督:前田が「説明不足に感じる部分は素材を増やして補完する」考えだったのに対して、撮影:井上が「必要最小限の素材で構成する」といった相違点、
いわば「足し算」か「引き算」かの思考回路の違いに気付く事などがありました。
撮影した素材はデータ容量にして1.4TBを超える分量ですが、そもそも撮影スケジュールがかなりタイトだったため、必要最小限の素材を撮影して乗り切っています。
そのため、オフライン編集を進めていく中で「う〜ん、素材のバリエーションがもっと欲しいなぁ」と思う瞬間が多くあります。
今思うと、当初予定していた
2024年11月の撮影は9日でしたが、
2024年12月に取りこぼしの追撮が1日
2025年03月に新規の追撮が1日、
2025年07月に実景の追撮が1日、
合計12日分、、、
こうなるのであれば、いっその事、もっと多くの撮影日数、例えば、14〜18日分くらいあれば時間に余裕が生まれ、健康的な状態で本番に臨み、より多くの素材を収録でき、脚本段階で割愛したいくつかの場面も盛り込むことが出来た、、、などと考えは尽きません。
ただし、撮影日数が増えるほどにスタッフやキャストの人件費、それ以外の諸経費がどんどん膨れ上がってしまいます。
撮影に臨んだ当時ではベストを尽くしたのだ、ならば、仕上げに臨む現在でのベストを尽くすのみ、、、そう念じながら、作品と向き合っています。
本当に自分が観たかった理想に近づけているのか、色々と感じるところはありますが、今できる最善を尽くしていきます。
作業の前後で本編の長さが(エンドクレジット3分を含む)
89分39秒 → 81分17秒 と、かなりスッキリしました。