東京・ポレポレ東中野最終日
vol. 45 2015-01-27 0
こんばんは、宣伝の佐々木です。
東京での公開は本日、最終日を迎えました。
ポレポレ東中野では舩橋監督監督が心を込めて最後のご挨拶をしました。
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2ヶ月間ずっとこちらで上映してもらい、本日が最後です。
今まで沢山の方にご覧いただいて感謝しております。
原発避難が続く限り、僕が生きている限りはカメラを持って福島に通いたいと思っている。最近は「安住の地が見つかるまで」と言うことにしている。
現在双葉町民は39都道府県に避難しており、避難生活が長引くことで起こる弊害が色々と出てきている。
2014年4月震災から3年が経ち、双葉町は幼・小・中学校を再開した。7000人中600人の児童数がいたが、再開してみるとたったの11人だった。こどもたちは皆、避難先の新たなコミュニティで暮らしているわけで、再スタートも難しい現実だった。
町や町民も様々な形で分断されていて、土地(地域)・線量・賠償(線量の高さによって左右される)・中間貯蔵施設(施設内の土地に住む人・外の人)など、様々な問題で切り離されてしまっている。
本作を撮り続けている最大のモチベーションは、
戦後、政治家が色々な思想を掲げているが、それが破綻しかけているのではないかというところにある。
何事もついつい政治のせいにしがちだが、こんなにも政治を遠くに感じてしまうのは、全てを政治のせいにしてきたからではないかと。
この原発問題にしても、福島の電気を使ってきたのは我々。政治家が福島を救済しないのはおかしいと思うが、我々が変わらなければ政治家も変わらないのではないか。
他人事になってしまうのが一番こわい。
今後は大阪・名古屋・神戸・京都・札幌・松本・横浜での劇場上映が決定している。そして、ベルリン・モントリオールの映画祭にもいくので、外からの視点で見てほしい、海外から日本を見てほしい。
原発は敬遠されがちなので、もっと平たく話してもらえるようになればと思い、できるだけ易しい言葉で話すようにいつも心掛けている。
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上映終了後も監督のサイン台には長い列ができ、お客様との交流は続きました。
クラウドファンディングから公開まで応援して下さった皆様、劇場にお越し下さった皆様、ありがとうございました。
今後、東京以外の地域でもお待ちしております!
⇒http://nuclearnation.jp/jp/part2/