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オーケストラ・オイリュトミーの舞台をクラウドファンディングで実現!
ルドルフ・シュタイナーが生んだ舞台芸術オイリュトミーによる、日本初のオーケストラ・オイリュトミー上演を実現します。楽器パート別の群舞による、ドヴォルザーク『新世界より』全楽章世界初上演!
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にもプロジェクトは、日本ではじめてのオーケストラ・オイリュトミー上演を実現するために結成したプロジェクトです。 クラウドファンディングは、にもプロジェクトのプロモーションユニットであるノイヴェルトが担当しています。日本初、世界初、の〈新世界=ノイエ・ヴェルツ〉オーケストラ・オイリュトミー実現のために全力を尽くします!
ルドルフ・シュタイナーが生んだ舞台芸術オイリュトミーによる、日本初のオーケストラ・オイリュトミー上演を実現します。楽器パート別の群舞による、ドヴォルザーク『新世界より』全楽章世界初上演!
Please take a look at the explanation in English in the latter part of the page!
See also the Crowdfunding Procedures Guide page.
Eine Beschreibung auf Deutsch finden Sie weiter unten auf dieser Seite!
Siehe auch die Seite Leitfaden für Crowdfunding-Verfahren.
団体/企業さま向けとして、公式サイトへの名称またはバナー掲載、プログラムへの名称または広告掲載のリターンを用意しました。広告型協賛寄付のイメージでご支援いただければありがたいです。
2024年3月1日、皆さまの厚いご支援によって、あますところ28日にして目標額250万円を達成することができました。現在も、途切れることなくご支援が集まっています! ほんとうに多くの方の思いが集まっての快挙。そのご支援ひとつひとつに、わたしたちの感謝の思いが届くよう念じます。
そして! わたしたちは、次の目標として、ストレッチゴール330万円を目指すことにしました。このご支援によって、以下が可能になります。
ストレッチゴールの内訳 | ||
(1)愛知公演、福岡公演予備費:20万円 | 愛知、福岡の両公演ともぎりぎりの予算で開催するため、不足分が出た際に充当する予備費を設定します。両公演が黒字になった場合は、この資金を下記(4)項に充当します。 | |
(2)東京公演照明用アナログ式調光卓レンタル料:25万円(最大) | 東京公演会場のパルテノン多摩の調光卓がデジタル式のため、現場あわせで色を合わせることが困難であるという、オイリュトミーの舞台としては致命的なハンディがあることが判明しました。 これを解決するには、スライダーで操作するオーソドックスなアナログ式調光卓をレンタルするしかありません。目的にあう機材をレンタルする会社が少なく、プロ用機材ということもあり、最大で25万円の支出を覚悟しています。
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(3)クラウドファンディング経費(手数料とリターン諸費)34万円 | もともとのクラウドファンディング予算案に「自己充当額」と記載した費用です。目標達成の暁にはご支援から充当させていただくとしていた予算を、ストレッチゴールから支出させていただきます。 | |
以上、79万円≒80万円をプラスした330万円をストレッチゴールとします。そして…… | ||
(4)メンバー旅費&宿泊費等補助 | (1),(2)の実際の支出が予想額よりも小さかった場合には、差額をメンバーの旅費&宿泊費等補助に充当させていただきます。また、ストレッチゴールを上回る支援が集まった場合も、同様です。 3年間ずっと、持ち出し持ち出しでやってきた、にもプロジェクトのメンバーをねぎらう意味でも、この部分の予算が大きく取れたらという願いがあります! |
さあ、いよいよラストスパートです。最後まで一緒に…、風を切り、駆け抜けましょう!!
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★ NEWS ★
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*クラウドファンディングの手続きが難しいという声をたくさん頂戴しました。そこで、アカウント登録から支援終了までの一連の手続きを図解入りで解説したページを用意しました。ぜひ、お友だちにも紹介してください。クラウドファンディング手続き解説ページはこちら。
*クラウドファンディングでご支援いただいた皆様全員への追加特典として、東京、愛知、福岡全公演のチケット早期販売をご案内させていただきます。早期販売チケットは各公演2枚を上限といたします。
みなさま、はじめまして! オーケストラ・オイリュトミーの上演を目指す「にもプロジェクト」代表の小林裕子と申します。このページを訪れていただき、感謝申し上げます。
このプロジェクトを通して、世界的にも、近年、上演されることがまれであり、かつ、際立った魅力を放つオーケストラ・オイリュトミーの舞台を、日本の皆さんに紹介したい。そこからその魅力と奥深さを感じ取ってもらいたい、そんな思いでこのプロジェクトに日々取り組んでいます。
はじめまして、にもプロジェクト代表(言い出しっぺ)の小林裕子です。
もしかしたら、「オイリュトミーなんて、はじめて聞いた」という方もいるかもしれませんね。でも、そんなあなたも、ルドルフ・シュタイナーという人の名前なら、聞いたことがあるのでは?
ルドルフ・シュタイナーは、20世紀の始まりにヨーロッパで活躍した、たいへん非凡な人物です。教育、医学、薬学、建築、農業などなど、あらゆる分野に業績を残しています。そのなかでもシュタイナー教育は世界中に広がりをもち、日本にも多くの学校や幼稚園が生まれています。
オイリュトミーもまた、ルドルフ・シュタイナーの指導により生まれた新しい身体芸術なのです。よく、「リトミックのことですか?」と聞かれますが、ダルクローズのリトミックとはまた別のものです。
『新世界より』の通し稽古
オイリュトミーとの出会い
わたしがオイリュトミーとしっかり出会ったのは、カナダ留学で言語学を修め、その先の進路に迷っていた20代の頃でした。医学への関心をもち、準備してはいたものの、「自分は向いていないのではないか」と思い始めていました。そんなときに届いたのが、ドイツにいた日本の友人からの、「オイリュトミーの発表会を見に来て」という誘いでした。当時、彼女はハンブルグのオイリュトミー学校の生徒でした。
日本で彼女と親しくしていた時期に、とつぜん彼女が、「オイリュトミーというものを見た。こんなにも美しいものが世の中にあるのなら、自分もやってみたい!」と言い出しました。そして、あれよあれよという間に留学を決め、ドイツに旅立っていった……、あの彼女だったのです。
当時、オイリュトミーはまだわたしの視界に入っていなかったのですが、今回の彼女の誘いには、なぜかピンと来るものがありました。その直感の赴くままに、わたしはカナダからドイツに飛びました。
大きめの練習室で行われた発表はシンプルなものでしたが、ハ長調のトーンスケールを腕で表現するその動きはなんとも美しく、その動きに見入っているわたしがいました。それは、人が全身全霊で「音楽をうたう」可能性があるのだと、心の底から震撼させられた体験でした。同時にその体験は、自分が小さい頃から動くことが大好きだったことを思い出させてくれました。
それからわたしは休みをとり、ミュンヘン、ハンブルグ、シュトゥットガルトと……、ドイツ中のオイリュトミー学校を訪ねました。オイリュトミー発祥の地で学ぶことしか頭になかったからです。
ところがその意に反して、「あなたはスプリングヴァレーに行きなさい。あそこにはドロテア・ミアーがいるから。」と、訪ねる先々で言われるのです。意外にも、留学していたオタワからほど遠くないアメリカ・ニューヨーク州に、わたしの目的地はあったのです。皆が言ったとおりに、ドロテア・ミアーがわたしの生涯の恩師となりました。
にもの練習を指導する恩師ドロテア・ミアー(2023年春の来日時)
人間を生まれ直したオイリュトミー学校時代
スプリングヴァレーには「スリーフォールド・コミュニティ」という、農場、幼稚園や学校、教員養成所、高齢者施設が点在する大きなコミュニティが広がっており、わたしたちのオイリュトミー学校もそのなかにありました。そのコミュニティの施設が相互に支え合って、関係し合いながら活動しているのです。
そんな豊かな環境のなかで、朝から晩までオイリュトミーに浸る4年間が始まりました。それは楽しくも厳しい、まったくゼロから人間を生まれ直すような体験でした。自分の身体を言葉や音楽の器にしていくことを目指す修行の日々は、自分の身体の捉え方をまったく変えていきました。
オイリュトミーは、わたしが知っているどんなダンスとも違いました。「わたしがどう感じるか」を表現するのではなく、みずからを音楽の器にする。しかしけっして没我的になるのではなく、自分という器を通し、音楽のいのちを観客と分かち合う。音楽家が、それぞれの楽器を通して、それを表現するように、オイリュトミーでは自分自身を楽器とするのです。「わたし」を表現するのではなく、「わたし」を越えた音楽のいのちが、「わたし」の動きを通して見えてくるようにする。それがオイリュトミーという芸術なんだと思います。
オーケストラ・オイリュトミーツアー参加の幸運
オイリュトミー学校を修了後、わたしは幼稚園や学校で子どもたちにオイリュトミーを教えながら、オイリュトミー学校に所属する舞台グループで活動しました。その舞台グループのメインとなる活動は、春と夏に行う2~3週間の国内公演ツアー、そしてヨーロッパ・ツアーです。わたしは2年ほど、地元での舞台活動を経験させてもらい、2003年にツアー・グループのメンバーに迎え入れられました。
幸運なことに、ちょうどその2003年に、北米オーケストラ・オイリュトミーツアーの計画が持ち上がったのです。私たち舞台グループのメンバーを中心に、ヨーロッパからもオーディションに通った多数のオイリュトミストが集まり、練習が始まりました。なんと心躍るプロジェクトだったことでしょう!
当時すでに、オイリュトミーが生まれたヨーロッパでも、オーケストラ・オイリュトミーが上演されることがまれになっていました。わたしたちは口々に、「オーケストラのオイリュトミーができるなんて、なんてラッキー!」と言い合いました。
2005年の北米ツアーのプログラムです。16もの都市を訪問して上演しました。
2005年に実現したツアーはとても大がかりなものでした。スポンサーがついて、食事は専属のシェフが料理するのです。約30人からなるオイリュトミストたち、朗唱家、ピアニスト、指揮者が飛行機、車で移動し、16もの都市を回って、各地で『新世界より』のオーケストラ・オイリュトミーを上演しました。
その濃厚な体験の中でわたしが実感したのは、「オーケストラは人間だ」という、あのルドルフ・シュタイナーの言葉でした。
人間は単純な生き物ではなく、身体と心と精神、思考と感情と意志が複雑に織りなし合って、その人の個性をつくりあげているのだ。いくつもの特徴的な質感を持った楽器の響きが交響曲というひとつの調和を織り上げていくオーケストラと、ああ……、人間は本当に同じなんだ、と思えたのです。そして、それぞれの楽器は、何とわたしたちの身体と呼応しているのだろう、と。
わたしが出演した北米ツアーの貴重な映像です。ほかの動画も公式サイトでごらんいただけます。
裕子さんの夢はなんですか?
その後、日本に帰国してからは、わたしは学校や幼稚園で子どもたちとオイリュトミーをしていましたが、やがて大人のオイリュトミークラスも始まり、クラスは次第に大きくなっていきました。ドロテア・ミアーに習ったわたしからオイリュトミーを学びたいという方たちがいたのです。
そんな生活を送っていた2018年のある日、クラスが終わって、駅に向かう道々、生徒さんのひとりがこんなことを言いました。「裕子さんの夢はなんですか?」
次の瞬間、わたしの口から出たのは、「オーケストラ・オイリュトミー。」でした。
自然に出たその言葉を自分の耳が聞きながら、「それは本当にそうだよなあ」と、にわかにわたしの心が動きだしました。同時に、「だけど、実現するのは10年後かな」と、あわてて付け加えたわたしもいました。オーケストラ・オイリュトミーの実現に、どれほどの労力と精神力、そして資金が必要か、アメリカで体験していたからです。
けれども、あるとき、ふと、気づきがやってきました。「10年は待てないな」と。
にもプロジェクトの誕生
日本にオイリュトミーが紹介されて30年以上の年月が流れ、その年月の間に、わたしの先輩であるパイオニア・オイリュトミストたちが、地道に日本のオイリュトミー文化を築いてきてくださった歴史がある。もしもオーケストラの舞台ができるとすれば、その歴史があるからこそ可能なのです。本当にやるのなら、そんなパイオニアたちにも一緒に舞台に上がっていただきたい。それを考えれば、10年は遅すぎるのです。
その気づきが、わたしを動かしました。
何人もの諸先輩方に会い、「オーケストラ・オイリュトミーのプロジェクトを始めたいのですが、どう思われますか?」と相談しました。
日本人初のオイリュトミストであり、オイリュトミーの紹介者でもある上松恵津子さんは、「応援します。みんなが助け合って、みずから働きかけ、ひとつのものをつくっていける、機会にしてください。」とおっしゃいました。ドロテア・ミアーは、「わあ~! いいアイディア! 大きな野望だけど。」と笑いました。
それからわたしは、オイリュトミーとわたしを結びつけてくれたあの友人、今は故人となった香川裕子さんにもその話をしました。すると彼女は言いました。「何をもたもたしているの! まず会場を押さえるのよ!」と(笑)。
こうして、諸先輩方の声に背中を押され、自分自身の内側にも「本当にやりきろう!」「多くの方に観ていただきたい!」という熱が生まれ、にもプロジェクトは動き出しました。2020年11月3日、東京郊外の八王子市いちょうホールに、わたしの呼びかけに応えてくださった多種多様な背景をもつ28名のプロのオイリュトミストたちが集ったのです。
にもプロジェクトのメンバーです(第二公演の通し稽古時に撮影)
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ここまで長い物語を読んでくださったあなたに、心から感謝いたします。
ここでひとつお伝えしておきたいことがあります。それは……、ここで語ったわたしのオイリュトミーとの出会い、わたしのオーケストラ・オイリュトミーへのモチベーションは、にもプロジェクトに生命を与えている、あまたの物語のひとつにすぎないということです。にもに集うメンバー26名の一人ひとりに、それぞれの物語があり、それが、にもプロジェクトという大きな生命を息づかせているのですから。
わたしたちはひとつのチームであり、ひとつの生命です。オーケストラの響きと色彩の渦のなかで、その芸術生命が生き、躍動する姿を、多くの方たちに目撃していただける舞台を実現します。わたしたちは全身全霊を尽くします。あなたもどうか、このクラウドファンディングでわたしたちを支えてください。よろしくお願いします。
にもプロジェクトがスタートした2020年当時は、3年後の2023年の夏に『新世界より』から2つの楽章を上演する計画でした。しかしその計画は、2021年の冬、突然やってきたパンデミックによって、吹き飛ばされてしまいました。
コロナ下の練習はマスクを着用して行いました。
わたしたちはゼロから計画を練り直し、この機会に、じっくり時間をかけ、段階を踏んで、オーケストラ・オイリュトミーの舞台に近づいていくことにしました。 最初はピアノの連弾の伴奏で2楽章ずつ上演し、練習を重ね、4年という時間をかけて全楽章を練り上げ、2024年の夏にオーケストラとの共演を高い完成度で実現する、この計画ができたのは、コロナの災禍が転じた幸運と言えるのかもしれません。
後になってわかったのですが、コロナ禍で大幅にずれこんだこのタイミングでなければ、マエストロ・三澤洋史さんを指揮者としてお迎えすることはあり得ず、三澤さんと息の通った奏者の皆さんによる「オーケストラ・にも」を編成することもあり得なかったのです。(この奇跡のストーリーは、この後の動画で、三澤さんご自身が語ってくださっています。)
マエストロ・三澤洋史さん(第2公演練習)
さて、以下の表がわたしたちが計画しているプロジェクトの構想です(2023年12月現在時点での全公演の計画)。オーケストラとの共演が実現するのが、第3公演(パルテノン多摩)と愛知公演(長久手市 森のホール)となります。
公演名 | 演奏 | 日程 | 会場 |
第1公演 | ピアノ連弾 |
2023年月8月5日(土)
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神奈川県立相模湖交流センター ラックスマンホール |
第2公演 | ピアノ連弾 | 2023年12月26日(火) | 東京都府中の森芸術劇場 ふるさとホール |
第3公演 | オーケストラ | 2024年8月17日(土) | 東京都パルテノン多摩 |
愛知公演 | オーケストラ | 2024年8月24日(土) | 愛知県長久手市文化の家 森のホール |
福岡公演 | ピアノ連弾 | 2024年9月23日(祝) |
福岡県ももちパレス 大ホール
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こんな仕事、もうできないと思うから!
愛知公演は、ある愛知の有志からのお申し出で実現しました。第1公演の準備が進むなか、メンバーのひとりに一通のメールが届きました。「にもプロジェクトを愛知に呼んで、公演を主催したい」というのです。
願ってもないお申し出でしたが、愛知公演の予算をにもプロジェクトがもつことはとてもできません。そこで、「とってもお金がかかりますが、大丈夫ですか?」と、やや大きめの試算を提示したところ、「やります!」との即答。
「わたしの人生でこんな大きな仕事ができることは、もうないだろうと思うから。」と、朗らかに言い放つ保育園経営者の近藤陽子さん。このご縁がまた、後にオーケストラとの出会いを運んでくることになります。
にもプロジェクトの要であり、乗り越えなくてはならない山があります。それはオーケストラという名の山脈です。
こんな前代未聞の舞台に共感してもらえる楽団は見つかるのか。大人数のオーケストラ費用を捻出できるだろうか。――その山の頂はあまりにも高く、雲の向こうにかすんでいました。
しかしやると決めたからには、見つけなければなりません。まず手をつけるべきは、名ガイドを見つけることです。高山へのアタックに地元のガイドが必須であるのと同じで、オーケストラに至る道は、その山を知り尽くしている指揮者に聞けばいいのです。
となりの マエストロ
ということで、私たちはまず、指揮者を探し始めました。オーケストラ上演には、まだ時間があるとはいえ、指揮者が決まってからオーケストラを探すわけですから、そこにまた時間がかかる。オーケストラなしには資金調達の予算もつくれない。とにかく指揮者を見つけたい。焦りにも似た気持ちが実行委員のなかに広がり始めたとき、「あの方はどうだろう」という考えが降りてきたのです。
わたしには小学生の子どもがおり、シュタイナー学校(ヴァルドルフ学校)で学んでいます。
その学校では、小学校の中学年くらいまで、子どもの送迎を保護者が行います。両親が忙しい家庭などは、その子の祖父母が送迎することも珍しくありません。下校時には、子どもたちが校舎から出てくるのを待ちながら、そんな方々と話の花が咲きます。
その話のなかで、クラスメイトの元気なおじいちゃんが、どうやら高名な指揮者であるらしいと知りました。――じつは自分の娘をこの学びで育てたかった。でも、いろいろな事情でその願いが叶わなかった。孫がこの学校に通うことでその夢が叶ったんだ。――そんなことを仰っていたなと。
その会話をしたのは、じつはずいぶん前になりますが、あまりにも関係が近すぎて、視界に入っていなかったのだと思います。遠慮もあったのかもしれません。
その高名な指揮者こそが、にもプロジェクトのために指揮をしてくださる、新国立劇場合唱団首席指揮者の三澤洋史(みさわ ひろふみ)さんです。
いくつもの運命の糸に導かれて
思い切って三澤さんに相談すると、意外にも、とっても前向き。前向きというより、興味津々。やってみたい! というお気持ちが伝わってきました。これはお願いするしかありません。
じつは、三澤さんのお連れ合いがオイリュトミーの愛好者で、三澤さん自身もオイリュトミーを体験されたことが度々あるのだそう。もしかしたら、ご自身の指揮で、舞台という大きなキャンバスに交響曲のビジョンを一緒に描いてみたいと思われたのかもしれません。
それだけではなく、愛知公演開催決定の報を三澤さんにお伝えしたところ、三澤さんが長く音楽監督をされている、たいへん質の高い愛知のアマチュア・オケを紹介してくださり、その奏者を中心に「オーケストラ・にも」を編成していただけることになったのです。
ここまで来ると、わたしたちは運命の糸に導かれているとしか思えません。以下の動画をぜひご覧ください。
お預かりした資金の使途について
クラウドファンディングにお届けいただいた資金は、このオーケストラ(指揮者含む)にかかる諸費(交通費、宿泊費、練習費)250万円に当てさせていただきます。
250万円は大きな額ですが、マエストロ・三澤洋史さんによる夢のような指揮と、三澤さんと心を通わせる奏者による質の高いオーケストラをこのプロジェクトのために編成し、東京、愛知の2公演で演奏していただく――それだけの費用としてはこれは破格の金額です。
あなたのご支援によって、夢の舞台を実現させてください!
費目 | 予算 |
指揮者/オーケストラ関連経費 | 2,500,000円 |
クラウドファンディング手数料 | 250,000円 |
リターン費用 | 40,000円 |
広報費 | 50,000円 |
自己充当額(スタート時点) | ▲340,000円 |
目標額 | 2,500,000円 |
なお、目標額を超えた場合には、まず自己充当額を補填させていただき、それ以上のストレッチ分はメンバー交通費、宿泊費(愛知、福岡公演分)に充当させていただきます。さらにその先(というミラクルがあるならば!)は、そのときに考えます!
にもプロジェクトからのリターンは、個人で応援してくださる方のためのリターン(国内、海外それぞれ)と団体/企業様に向けた広告スタイルのリターンを用意しました。
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★ 個人で応援してくださる方へ ★
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■ 御礼メール
代表から感謝の気持ちを込めた御礼メッセージをメールでお届けします。
■ 幻の『オープンフォーラム』誌No.40完全カラー復刻版
2005年来日時のドロテア・ミアーさんインタビューを収録した、幻の月刊誌『オープンフォーラム』No.40(発行元フォーラム・スリー)をカラーで完全復刻し、郵送でお届けします。
オープンフォーラム誌は2001年から約9年間刊行された独立系のシュタイナー・ムーブメント専門誌です。
■ オリジナル・コットンリネン巾着
ナチュラルベージュの生地にルドルフ・シュタイナーのオーケストラ・フォームとにもプロジェクトのロゴをあしらったオリジナル・コットンリネン巾着です。シューズ入れなどにもお使いになれます。
オーケストラ・フォームについての詳細は、にもプロジェクトの公式サイトをご覧ください。
*デザインは若干かわることがあります
■ オリジナル・トートバッグ または オリジナル風呂敷
【オリジナル・トートバッグ】
ルドルフ・シュタイナーのオーケストラ・フォームとにもプロジェクトのロゴをあしらったオリジナル・トートバッグです。マチをたっぷりとったゆったりしたデザインですから、普段使用でも実用的にお使いいただけます。
*誠に勝手ながら、色はこちらで決めさせていただきます。予めご了承ください。
【オリジナル風呂敷】
海外からの支援者を想定してつくったオリジナル風呂敷ですが、国内の支援者もトートバッグの代わりに選択していただけます。オーケストラ・フォームとにもプロジェクトのロゴを中央に配置し、天地には流水紋をあしらいました。
流水紋はカルマン渦をモチーフにした和の文様であり、そこに表現されている、流転の中に永続するフォームを生み出す動的平衡の美は、オイリュトミーに通じるものがあります。ふたつのフォームのマッチングの妙をお楽しみください。
■ 訳者サイン入り『見える歌としてのオイリュトミー』
ルドルフ・シュタイナーの講演録『見える歌としてのオイリュトミー』を訳出者でオイリュトミストでもある松山由紀のサイン入りでお届けします。
■ 公式サイトにお名前を掲載
公式サイトのクラウドファンディングページにお名前を掲載させていただきます。
■ 第3公演「にもかかわらず生きる~消えぬともしび~」ご招待
第3公演の招待チケット1枚をお届けします。
■ 第3公演記録動画映像
第3公演の記録動画映像のURLをお届けします。期間限定視聴を予定しています。
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★ 応援してくださる団体/企業様には ★
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■ スポンサーとして公式サイトとプログラムに団体/企業様のお名前を掲載 & 掲載プログラム3部
公式サイトにお名前を掲載させていただくとともに、第3公演当日に配布するプログラムにもお名前を掲載させていただきます。また、掲載プログラム(3部)をご指定の住所にお届けします。
■ スポンサーとして公式サイトとプログラムに団体/企業様のバナー(中)を掲載 & 掲載プログラム3部
公式サイトに中サイズのバナーを掲載させていただくとともに、第3公演当日に配布するプログラムにも中サイズの広告を掲載させていただきます。また、掲載プログラム(3部)をご指定の住所にお届けします。
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バナーはご提供いただくかノイヴェルトが作成いたします。
■ スポンサーとして公式サイトとプログラムに団体/企業様のバナー(大)を掲載 & 掲載プログラム3部
公式サイトに大サイズのバナーを掲載させていただくとともに、第3公演当日に配布するプログラムにも大サイズの広告を掲載させていただきます。また、掲載プログラム(3部)をご指定の住所にお届けします。
*バナーはご提供いただくかノイヴェルトが作成します。
何よりも、三澤洋史さんと長年にわたり演奏を続けておられる、息の合った質の高いオーケストラを愛知から東京公演に呼ぶ経費面でのハードルの高さが大きなリスクです。皆さんからのご支援によって、このリスクを越えて力強く羽ばたくための翼をわたしたちに授けてください。また、東京公演、愛知公演ともに、オーケストラ単独の練習費用(会場費等の諸費)を主催者・共催者が負担いたします。これも質の高い演奏を実現していただくために必要不可欠な出費となります。
さらに、クラウドファンディングに追い風が吹いてくれるならば、すべてを持ち出しで頑張っているメンバーの交通費・宿泊費(愛知公演/福岡公演)を少しでも補填して、今までの苦労をねぎらいたい気持ちがあります(涙)。
寄付文化が育っている北米のツアーでは、大きなスポンサーがついて、出演者には手当も付きましたが、日本にはそこまでの文化がまだありません。
にもプロジェクトは、メンバー全員が毎月6,000円の会費を積み立てて、練習の諸費も開催費用もそこから支出しています。交通費も基本的に自費で、福岡や長野在住の遠方メンバーは、飛行機や新幹線で練習に参加し、宿泊費も自己負担です。もちろん、皆、それだけ強い思いをもってやっているわけですが、その思いを少しでもねぎらうことができたらと……。それがささやかな願いです。
そして、さらに、さらに、もしも神風が吹くことがあるならば(笑)、もちろん!わたしの恩師の膝元アメリカや、オイリュトミーのふるさとであるヨーロッパ遠征公演も夢見たいところですが……、それは「大きな夢」としてとっておきましょう。
ただし、上記にかかわらず、本プロジェクトは実行確約型のため、目標金額に満たなかった場合でも、自費で補填するなど手を尽くして、上演は決行いたします。目標額未達の場合もリターンをお届けしますので、応援よろしくお願いします。
ここまで長いストーリーを辛抱強くお読みいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます!
おかげさまで、2023年8月の第1公演「はばたけ! 心のうた」は満員御礼となり、よい評価をいただきました。クラウドファンディングの準備を進めている2023年11月現在の時点で、思いがけぬ早さで第2公演のチケットも完売しました! 「これだけ多くの方に期待されているオイリュトミー公演は久しぶりだね」というお声もいただいています。
すべてがインスタグラムの30秒で終わってしまう時流にあって、「オーケストラ・オイリュトミーって、何だろう?」と、これだけ多くの方々に実際に足を運んでくださったことが、わたしたちにとって、最高の励みとなっています。次の目標は、そもそもオイリュトミーを知らないという方にもたくさんご来場いただき、オイリュトミーとの出会いを楽しんでいただくことです。
第2公演の練習も順調に進んでいる今はまさに、ホップ、ステップに差し掛かったところ。2024年の第3公演「にもかかわらず、生きる~消えぬともしび~」は、1,000人規模の大ホールでの上演です。まだオイリュトミーを知らない方々で会場がいっぱいになることで、このジャンプが達成されるのだと思っています。
クラウドファンディングで応援してくださるとともに、「こんな面白そうな舞台があるよ」と、多くのお知り合いに知らせていただけたら、本当に嬉しいです。
オイリュトミーは、見て美しい、やって楽しいだけの芸術ではありません。オイリュトミーは、わたしたちが自分自身の核を見いだし、魂と身体に橋を架け、「人間とは何か」「人として生きるとはなんであるか」という問いの源に、わたしたちを連れて行ってくれる導き手なのです。このプロジェクトを通じて、未来のオイリュトミー文化がわたしたちの世界に花開く一歩を築けたらと願います。
どうぞ、わたしたちをお支えください。そして、日本にはじめて生まれたオーケストラ・オイリュトミーの生命の成長を、最後まで見守ってくださいますよう。
★
やや余談となりますが、最後に、このクラウドファンディングの場を提供してくださったモーションギャラリー様への感謝をお伝えしつつ、この場が目指している 「社会彫刻」についてお話しして締め括りたいと思います。興味のある方は、もう少しお付き合いください。(モーションギャラリーの「社会彫刻」への思いは、 「MOTION GALLERYとは」のページで語られています。)
この「社会彫刻」を自ら実践し、世に問うたのは、芸術家ヨーゼフ・ボイスです。ボイスは、ルドルフ・シュタイナーの思想に深く共鳴し、「社会は生命と同じ法則をもって生成発展する有機体である」というビジョンに立って、社会彫刻の実践者となりました。その実践は、社会を形づくる私たち一人ひとりが、一個の芸術家として未来に向けて社会を彫刻(彫塑)しうるし、そうあらねばならない、という呼びかけでもありました。
ヨーゼフ・ボイス
ボイスが社会の未来のために芸術を選んだ理由は、社会創造の源泉が、わたしたち一人ひとりの自由のなかにあるからです。 『人間は誰でも芸術家であり、それ故に、自身に内在する自由において、「未来の社会秩序」という「総合芸術作品」のなかで、それを構成する他者と自己とのさまざまな位置を見いだすことを学ぶのである』(Wikipediaの訳をノイヴェルトの責任で編集)
そう。
私たちの未来が希望に満ちたものであるためには、 すべての人が自由を手にする必要がある。そして、芸術こそが自由への王道だと、ボイスは呼びかけたのです。
芸術において、人は何にも強制されずに、創造の喜びのなかで真の自由を見いだします。そして、創造の行為へと自らの全存在を捧げるとき、人は真実としての自己に出会うのです。(オイリュトミー芸術が目指すところも、そこにあります。)
にもを参加型プロジェクトとして計画したのも、一人ひとりの参加者がそこで芸術と出会い、自らの内に芸術を発見し、その芸術が、自分の精神を自由へと羽ばたかせてくれることを実感していただきたいから。にもプロジェクトは、オイリュトミーの舞台づくりというキャンパスで営まれる「自由大学」なのです!
このオイリュトミー芸術のプロジェクトが、ボイスが呼びかけた「社会芸術」への力強い応答になりますよう。そしてそれが、社会とともに発展していこうと努力するオイリュトミー文化のために、新たな地平を拓きますよう。
皆様のご支援に、深く、深く、深く、感謝しつつ、さらなる「社会芸術」への呼びかけをこの先も共にしていただければ幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。会場での再会を楽しみにしています!
にもプロジェクト公式サイトにもぜひお越しください。
Dear all my friends and lovers of eurythmy, I would like to thank you all for your support.
From your country of residence, you can support our NIMO Project in Japan.
The crowdfunding platform "Motion Gallery" used to be a bridge to the USA crowdfunding platform, but that system is no longer available. However, you can still use the "Motion Gallery" payment system to accomplish your goals.
In order to avoid your apprehension about the Japanese language screen and to clearly inform you of the precautions you should follow when making a payment, we have prepared easy-to-understand guidance on the official NIMO Project website.
[Open the "Motion Gallery" Payment Guidance page on the NIMO Project website]
To learn more about the Orchestral Eurythmy NIMO Project you can visit
[NIMO Project English Page]
I send you my sincerest greetings and thanks for your visit. Thank you.
★
A description of the returns follows.
■ A Letter of Thanks from the representative
The representative will write to you with a thank you message expressing her gratitude.
■ Book "Eurythmy as Visible Song"
A beautifully bound book of Rudolf Steiner's lectures, "Eurythmy as Visible Song," signed by Yuki Matsuyama, Japanese translator and eurythmist, is available for you.
■ Original Japanese Furoshiki
As with the tote bag, the logo of the project is placed in the center of both the orchestra form, and the top and bottom are decorated with Ryusui-mon: meaning a pattern of flowing water.
The Ryusui-mon is a Japanese design based on the Karman Vortices motif, and the beauty of dynamic equilibrium that creates a lasting form in the midst of flow and transition expressed in this design is similar to eurythmy. We hope you will enjoy the wonder of the matching of these two forms.
Cotton, real dyeing / 70cm x 70cm(二巾 Futahaba)
■ Your name on the official website
We will post your name on our official website.
■ Recorded video footage of a stage performance with an orchestra
We will send you the URL for the video footage of the recording of the third performance held on August 17, 2024. It will be available for viewing for a limited time.
Liebe Freunde und Liebhaber der Eurythmie.
Von Ihrem Wohnsitzland aus können Sie unser NIMO-Projekt in Japan unterstützen.
Die Crowdfunding-Plattform "Motion Gallery" war früher eine Brücke zur Crowdfunding-Plattform in den USA, aber dieser Mechanismus ist nicht mehr verfügbar. Sie können jedoch weiterhin das Zahlungssystem der "Motion Gallery" nutzen, um Ihre Ziele zu erreichen.
Um Ihnen die Angst vor dem japanischen Sprachbildschirm zu nehmen und Sie eindeutig über die Vorsichtsmaßnahmen zu informieren, die Sie bei einer Zahlung beachten sollten, haben wir auf der offiziellen Website des NIMO-Projekts eine klare Anleitung erstellt. (Sie werden sie jedoch auf Englisch lesen.)
["Motion Gallery"-Anleitung zum Zahlungssystem auf der NIMO-Projekt-Website]
Wenn Sie mehr über das NIMO-Projekt der Orchestereurythmie erfahren möchten, besuchen Sie bitte die folgenden Seiten. (Sie werden sie jedoch auf Englisch lesen.)
[NIMO Projekt Englische Seite]
Wir grüßen Sie ganz herzlich und danken Ihnen für Ihren Besuch. Wir danken Ihnen.
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