佐知子さんの「猫の東海道五十三次」展

東海道五十三次を、大好きな猫で表現した作品が、3年かけやっと揃いました。これまでご支援を頂いた方々、楽しみに待っていた方々、そして初めてご覧頂く方々に、佐知子さんの感性に触れて貰えればと絵画展を企画しました。

佐知子さんです

佐知子さんは、知的障がいを伴う自閉症です。障がい福祉サービス事業所で生活介護を受けています。

塗り絵は好きでしたが、余暇活動で猫・寺院・仏像などを好んで描くようになり、特に大好きな猫をモチーフとした作品には彼女独特の世界観が広がっています。

作品は、事業所の看板・イベントのポスター・カレンダー・ポストカードに使用されています。

＜事業所から寄せられた、エピソードです。＞

佐知子さんの作品には迷いがありません。見本を見るとすぐ、ボールペンで描き始めます。絵の端から順に描いていき、間違えたり描き直したりすることもありません。いつもすごいなぁーと思いながら見ています。

我が家で飼っていた猫が亡くなり、家族みんなが悲しんでいました。その猫とは13年も一緒に暮らしていて家族の一員でした。そんな時に写真をもとに作品を描いてくれると伺いお願いしたところ、完成した作品は目をぱっちりと開いてこちらを見つめている我が家の猫でした。今もリビングに飾って毎日見守ってくれています。佐知子さんありがとう。

佐知子さんの絵の中の猫たちは、いつも表情豊かでいきいきとしています。実は佐知子さんは、人物の顔があまり得意ではありませんでした。顔を描くと目だけで、鼻や口のない無表情の顔になっていました。五十三次を始める少し前、人の顔を猫に変えて描くようになってから、佐知子さんの絵はさらに進化しました。佐知子さんが楽しんで描いていることが伝わってきて、見ていると思わず笑顔になってしまいます。

カフェでの作品展

佐知子ファンからの強い要望に、カフェのオーナーがミニギャラリーを無料で提供して下さり、作品展を開催しました。一週間の予定が、現在も作品を入れ替えながら常設しております。（写真下）

＜ノートに寄せられたメッセージです。＞（一部抜粋）
・絵を見ていて自然と笑ってしまったり、涙が出そうになったり、私も猫が好きで共感！
・動物がこんなに可愛く感じた事はあんまりないので感動しました。
・ふと肩の力が抜けました。そして心が穏やかになりました。
・力強いタッチと表現力が伝わりました。

プロジェクトへの道

障がい者は、多くの方からの支援を受けながら、暮らしておりますが、
地域社会との繋がる機会が少ない中、カフェを訪れたお客様より「作品から感じる優しさに癒された」などのご感想を頂き、こういう形で皆さんにお返しが出来るんだと知りました。

以後、障がい者の作品を中心とした、地域の絵画展に出展しながら、コツコツと描き続けた

「猫の東海道五十三次」が、3年がかりで全作完成しました。

この機会に作品展を開催し、これまでご支援を頂いた方々、 佐知子ファンへの感謝、
そして多くの方にも佐知子さんの世界に触れて頂きたく、プロジェクトの立ち上げに至りました。

ちょっとユニークな表現の東海道五十三次が、
ずらっと一面に広がり、大人も子供も楽しめる作品展になりそうです。

＜これまでの出展例です。＞

H30～R6(毎年4月の一週間)   
　世界自閉症啓発デイ&発達障害週間　ロビー展　成田市役所1Fロビー

R4.1.19～23
　みたことがないアート展　佐倉市美術館市民ギャラリー

R4～R6 　毎年7月
　青い麦の子作品展　もりんぴあ公津コミュニケーションセンター市民ギャラリー

R6.12.5～13
　成田ココロつながる作品展　スカイタウン成田　ギャラリー

そのほか、成田市での、各種アート展に出展しています。

プロジェクトの概要

私たちは、成田市・富里市・八街市を主として、障がい者が地域の中で安心して暮らせるための支援活動をしています。作品展にお越しいただき、感じて、触れて、障がいの有る無しにかかわらず、彼らがそれぞれの可能性を通じて、地域活動に仲間入りする事を応援します。

佐知子さんの「猫の東海道五十三次」展は、地域のコミュニケーションセンターである、
成田市の、もりんぴあ公津の市民ギャラリー「ギャラリーMORI X MORI」にて、
令和7年5月19日（月）〜 5月25日（日）に開催します。

＜応援団からのメッセージです。＞（原文のまま）

・東海道五十三次ついに猫ちゃん到着、完成しましたね。流石　佐っちゃん頑張りました。個展を楽しみにしています。
・さっちゃんが絵が上手なのは知っていましたが、是非見に行きたいです。
・ステキな絵ですね。見ていると楽しくなります。
・猫が大好きです。さっちゃんのたくさんの猫ちゃんを見たいです。　
・猫ちゃんが、かわいいです！楽しみです。　
・猫ちゃんの絵がかわいくて大好きです。　
・かわいい猫ちゃん達ですね。応援しています。　
・色使いもきれいでとても可愛い絵ですね。

ご支援をお願いします

皆様のご支援で、額縁を購入します。作品展後、額縁は今回ご協力を頂いた、社会福祉法人「菜の花会」にお渡しいたします。

東海道五十三次、全作品分の額縁の購入費用は高額になります。会場使用料や、ポスター、チラシ、リターンについては自前で何とかしますが、額縁の購入は支援に頼らざるを得ません。

これをきっかけにして、作品展示が多くの場所で数多く出来る様スタート地点にしたいと思います。同じように創作活動をしている方の作品も、幅広くたくさんの皆様に触れて頂き、地域に溶けこんでいけるように支援します。

リターンについて

佐知子さんの作品を、メモ帳とポストカードにしました。
ご支援を頂いた方へのリターンとして準備しております。送料込みです。

3000円コース
・お礼メール 
・メモ帳　1冊（6種類、38冊限定）デザインはこちらで選ばせて頂きます。

3000円コース
・お礼メール
・ポストカード 3枚（1～10より3枚お選びください）

1000円コース
・お礼メール
・ポストカード 1枚（1～10より1枚お選びください）

左側  （東海道五十三次）
1. 日本橋　2. 蒲原　3. 由井　４. 御油　5. 草津

右側  （その他）
6. 神奈川沖浪裏　7. イタコ花嫁舟　8. 舞姫　9. 振袖ネコ　10. 猫 （版画）

ポストカードは、ご注文を頂いてから、作成します。

フォトフレームに入れて楽しんでください。

想定されるリスクとチャレンジ

クラウドファンディングへ掲載しての、支援の呼びかけは、思いきったチャレンジで、果たしてうまくいくか不安でいっぱいです。しかしながら今を置いて実現できる機会は、そうそう無いと思います。今回はプロダクションファンディング(All in)での挑戦になる為、たとえ目標金額に未達となった場合でも、不足する資金は自費で補填し、額縁の購入及び「猫の東海道五十三次」展の開催を実施します。皆様から頂いたご支援には必ずリターンをお返しを致しますのでご安心下さい。お楽しみに。

終わりに

最後まで、お読みくださり、ありがとうございました。

壮大なプロジェクトとは比べ物にならない、
ちっぽけな企画では有りますが、
多くの方に楽しんで欲しいと思います。

作品を鑑賞するのに、障がいが有るとか無いとかの
評価では無く、それぞれの感性による表現が、
癒しという形で伝わり、ほっこり感を楽しんで頂ければと思います。

地域の一員として存在したい。普段の生活を楽しみたい。
今回のプロジェクトがその手助けになる事を望んでいます。

佐知子さんのお父さん　鈴木 信康