#故郷から世界へ 長浜曳山まつりを題材に《伝統文化と多様性の邂逅》を描く 映画『長浜(仮)』支援プロジェクト

こんにちは。『長浜』監督の谷口です。

本日11月24日(日) 午後9:00より
Eテレ「古典芸能の招待」にて歌舞伎「俊寛」が放映されるそうです。

十八世中村勘三郎十三回忌追善　三島村歌舞伎「俊寛」

しかも、歌舞伎座などのいわゆる芝居小屋ではなく、史実の俊寛僧都が流罪になったといわれる硫黄島で演じた野外歌舞伎。

「俊寛」こと「平家女護が島 俊寛 鬼界ヶ島の場」は『長浜』の劇中歌舞伎であり、
私も撮影前に岩井小紫先生より、十八世中村勘三郎さんが同じく硫黄島で野外講演されたDVDを見せていただきました。
「俊寛」は古典ですが、登場人物たちの嘆きや怒りは現代に通じるものがあり、とても見応えがあるお芝居です。
そして、愛するものを失った悲しみの深さを表現するための物語であり、アクションであり、
その要素が『長浜』に必要だと思い、私は「俊寛」を劇中歌舞伎に選びました。

今まで歌舞伎をご覧になったことがない方も、『長浜』の予習というと憚られますが、ご都合がよろしければ是非ご覧くださいね。