#故郷から世界へ 長浜曳山まつりを題材に《伝統文化と多様性の邂逅》を描く 映画『長浜(仮)』支援プロジェクト

こんばんは。監督の谷口です。

昨日、公益財団法人長浜曳山文化協会制作の公式記録映画『ひーくんのお祭り』の展示上映について発表がありました。

『ひーくんのお祭り』の監督は私が務めさせていただきました。
長浜開町450年を記念して御旅所の曳山が全13基勢揃いするという記録の面はもちろん、
物語のある映像作品をとご依頼いただき、脚本も書かせていただきました。

主人公のひーくんに長浜市内の小学生・村崎蒼士くん。
しゃぎり方の少女・そらに同じく長浜市内の小学生・三ツ橋空音ちゃん。
二人ともお祭りの山組に所属する子どもさんです。
山組のおっちゃん役に尼崎の劇団「すずしろ」より多田充さん。

そして、滋賀県出身の俳優・堀田真由さんが声で出演してくださいました。
素晴らしい演技力と透明感ある美しく鍛えられた声で見事に演じていただいてます。
（堀田さんはナレーションと紹介されてしまいますが、正確にはナレーションではないのです。
その理由はご覧いただければきっとお分かりになるはず……）

関係者試写では山組の方より「僕たちがいつも行っている本物の祭りが映っている」とおっしゃっていただきました。
曳山博物館の方からも「曳山を展示することはできても、お祭り自体を展示することは難しかったが、このショートムービーを見ればお祭りを（少なくとも視覚的、聴覚的に）体感してもらうことができる」とおっしゃっていただきました。
また、曳山博物館に立ち寄りますと、椅子に腰を据えて熱心にご覧いただいている入館者の方を目にします。たった15分の作品ですが、なかなか博物館の映像を最初から最後まで見ることはないかと思います。
長浜曳山まつりを伝える一助になっていると実感できて、とても嬉しいです。

ちなみに撮影は『長浜(仮)』と同じく根岸憲一さんです。
映画クオリティの映像と音にこだわり、脚本もお祭りの映像の力を信じて書き上げました。

現時点では曳山博物館での上映のみですが、ゆくゆくはネット配信などもあるかもしれません。
その時はまたこちらでも告知させていただきますね。

『長浜(仮)』に先駆けて、『ひーくんのお祭り』も是非ご鑑賞いただければ幸いです。

谷口未央