マイノリティとマジョリティ#2
vol. 4 2020-11-20 0
思春期のころには同級生に性同一性障害の友人が現れました。
彼女?彼?
とりあえず、身体的な見た目と心が一致しておらず、カミングアウトしました。
思春期なのでそれなりにそういう人もいるっていうのはわかってましたが、身近すぎてビックリはしました。そういうしているうちに超s思春期の中学生になるとまた一人現れ、カミングアウトしてはいないけれど、一致していないんだろうなーという同級生がまた一人。
大人になって彼女、彼らは自分の心に正直で、社会的にも認めらているので羨ましく、誇らしいです。それに悔しいけどきれいで肌もツヤツヤなんです・・・そのほかにもLGBTの人、そのカップルと周りには結構いるもんです。
もう一つ、とても考えさせられことで、入院しているころ、外見は完全に女の人なのになぜか男性部屋に入っていく患者さんがいました。
ある時、障害者用トイレで空きを待っているとその人が中から出てきました。
「ごめんねー、どっちのトイレ使っていいかわからず、ここ使わせてもらってます。いつもは女性用だけど、男性部屋にいるのに女性用使うとほかの人もビックリされてしまってはいけないし」
なるほどー!
私には分からない苦労があったようです。
元は男性だけれど、今は会社の事務員として、女性として生きておられるとか。
がしかし、戸籍が男性のままなので、保険証もろもろ男性のままなので病室も男性部屋なのだそう。病気で入院しているだけでストレスなのに、男性部屋で過ごすことでさらにストレスがかかっているんだろうと想像はするものの、私には計り知れないものだと感じました。そして、そのような状況に対応しきれない世の中。線引きは難しいのかもしれませんが、一応、女の私から見ても完全に外見もココロもその人は女性でした。
いつもこのことを思いだす度に社会的システムや配慮がもっと整ってほしいと願います。
どれだけの人がこれをご覧になってくれているかわからないですが、きっとすごく少ないのでしょう。でも、読んでくれた人がほかの人に伝えてくれたら理解者が増えるのでうれしいです。
- 前の記事へ
- 次の記事へ