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解体も進む旧日本軍建築の全貌を明らかにする研究継続をクラウドファンディングで実現!

戦後80年。
解体も進む旧日本軍建築の全貌を今、明らかにする研究を継続したい!

明治期から昭和戦前期に建てられた旧日本軍の建築物について、その全容を調査し、研究にまとめ、成果を皆様にお届けするため、1年間の研究継続にお力添えを頂きたい!というプロジェクトです。

コレクター
16
現在までに集まった金額
150,000
残り日数
37
目標金額 1,000,000 円
このプロジェクトでは、目標達成に関わらず、
2026年4月24日23:59までに集まった金額がファンディングされます。

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PRESENTER
Shirasu Natsuo

現在、関西の某大学院建築系学域に所属し、博士後期課程で旧日本軍の建築施設についての研究を行っています。 その他にも神戸を中心に、建築に関わる様々な実践活動に挑戦中!

このプロジェクトについて

明治期から昭和戦前期に建てられた旧日本軍の建築物について、その全容を調査し、研究にまとめ、成果を皆様にお届けするため、1年間の研究継続にお力添えを頂きたい!というプロジェクトです。

目次

 

・はじめに

<プロジェクトの概要>
・研究内容
・研究を実施する意味 ~想定されるリスクとチャレンジ~
・想定するスケジュール

・まとめ

<説明事項>
・クラウドファンディングを実施することについて
・特典について
・その他の必要事項

・おわりに

はじめに

 はじめまして。関西の某大学院博士後期課程に所属しています、白数夏生(しらすなつお)と申します。「旧日本軍の建築施設の研究」をテーマに、これまで研究や様々な活動を行ってきました。

 博士課程は通常3年で研究論文を書き上げ、審査を通過し、晴れて博士号を授与され課程修了となるものです。ところが、小生の場合諸事情から研究期間が4年目に突入し、3年間が限度であった国・大学からの研究助成が終了します。

 2027年度からの雇用先は決まりつつあるのですが、このままでは来年度1年間は研究費どころか生活費も不足し、研究が途絶してしまいます。そこで、この場を借りて研究の現状と研究テーマの意義を皆様にお伝えし、サポートをお願い申し出るものです。

<プロジェクトの概要>

研究内容

 まずは研究テーマについてお話しします。

 本研究は、未だ全体像が構築されていなかった「旧日本軍の建築物」の技術体系や設計思想に光を当て、体系化し、現在における価値を見出していく、包括的で挑戦的な内容です。少し具体的に見ていきます。

 

▲第八師団 弘前偕行社(青森県弘前市)

 

 そもそも基本的な問題ですが、現代において旧日本軍の建築物を研究することに、一体どんな意味があるのでしょうか。なぜ建築の分野を通じて、かつての軍事力を見直す必要があるのでしょう。一言でいえばそれは、われわれが平時の防衛力を把握し、掌握するための手段・視点を、建築であれば誰にでも身近な視点から提供できると考えているからです。

 

▲日露戦後に最大規模に達した陸軍師団司令部と海軍鎮守府の設置

 

 
 そこでまず、兵士と建築の関係を考えてみましょう。

 戦前の日本では、成人した青年に対し3年間の徴兵義務がありました。彼らは徴兵された後、その期間を日本各地の連隊兵営(部隊の基地)で過ごすことになります。1連隊はおよそ1800人。すると建築としては、まずは1800人が寝起きする兵舎や官舎が必要となります。それから1800人が毎日3度の食事を取りますし、入浴や洗濯も毎日行われ、排せつ物やゴミも膨大な量に上ります。人数分の必要兵器や軍服を収める倉庫が必要ですし、医務室や売店も設置されます。将校・司令官クラスになると専用の集会所もあり、これらを統べる本部庁舎といった、生活と訓練に必要なすべての施設が建設されます。

 

▲全国に現存する兵舎建築。いずれも明治最初期の竣工。

 それら施設を伴う連隊営がさらに束なり、1師団(平時部隊の最大単位)ともなると、定員はおよそ1万人です。そんな師団が、日露戦後には平時20+1師団も設置されます。つまり全国で20万人、台湾や満州、樺太といった外地の兵営、さらに海軍も含めると、定員はあっという間に30万人に達します(当時の日本の人口はおよそ5000万)。戦前、各地に建設された兵営の施設では、毎日これだけの人数の将兵の生活が維持されていたのです。

 

▲代表的な1師団分の兵営(第七師団)。左下は1連隊分の兵営(歩兵第27連隊)。図は筆者による復元。


 軍では兵士のみならず兵器についても施設が必要です。特に日露戦後には、戦争による増産と敵兵器の鹵獲によって戦前と比べ、小銃類の保有数がおよそ2.2倍、砲門類の数もおよそ3.2倍に膨れ上がっており、とても既存の兵器庫だけでは収容できません。そこで全国の兵営に隣接して、煉瓦造2階建てで平面が15m×90m近くもある巨大な兵器庫が建設されました。

 

▲全国に現存する兵器支廠兵器庫。いずれも明治40年代~大正初期の竣工。


 これらの兵器庫ですが、日露戦後の「戦後整理費」という予算の中で、たった10年の間に100棟近くが建設されています。下に示す資料では、表紙を合わせてもわずか3ページの綴りで、全国12都市に同一の兵器庫を一斉に建設するよう、指示を出しています。ほとんどが先に触れた約15m×90mの規模を誇る、巨大な兵器庫です。

防衛省防衛研究所所蔵 ▲陸軍省経理局建築課「兵器庫新築工事ノ件」1912.3.14防衛省防衛研究所所蔵

このように、1つの標準設計を用いて各地に指示書を送ることで、地形も気候も異なる日本各地に、実際には多額の金銭が注ぎ込まれ、多くの人員と建材を動員する構造物を、いとも簡単に建設するようになっていきました。その結果、例えば広島の比治山下には11棟、東京の板橋などでは20棟以上の同じ設計の兵器庫が、ずらりと偉並ぶ光景が生じました。繰り返しますが1棟の全長が90mを超える巨大な構造物です。わずか10年ほどの期間で建設されたこれら倉庫からは、一度膨張を始めると留まることを知らない、軍の強大な権力を感じます。

今昔マップWebより転載 ▲同様の設計の大型倉庫がずらりと並ぶ様子。今昔マップ on the webより転載。

 その他には軍馬も、毎日大量の干草と塩分、水を消費し、排せつ物の処理が必要です。その数は1師団でおよそ1600頭。牛なども含めると全国では一体何頭になるのか、日々想像を絶する額の税金が投入されていたはずです。こうして海軍も含めた軍拡の結果、1920年にはわが国の国家総歳出に占める軍事費の割合は驚異の60%超え(その後は軍縮で落ち着くも)となり、1937年以降は70%超えという、信じられない数字が常態化することになります。

 このように、軍隊の建築を知っていくと、かつて戦争を控えていた日本が、どこにどのような形でお金を使っていたのかを、具体的に知ることができます。時代は違えど、かつての軍事国家が国防において、人、動物(軍馬)、物品(兵器や食糧、衣服等)の性能を維持するためどのように国力を消費していたのか、建築という「リアルな教材」が現存する本分野であるからこそ、一般の方々へも還元しやすい体感の提供が可能と考えます。これはつまる所、戦史や兵器の研究だけでは見えてこない、「平時における」軍事費の用途に他なりません。

 私は以上のような点に注目し、全国の旧軍用地の復元作業を進めるとともに、軍の建築設計や活動を組織、制度、設計の3つの視点で分析する研究を続けています。

研究を実施する意味

~想定されるリスクとチャレンジ~

 今回はプロダクションファンディング(All in)での挑戦になるため、もし目標金額未達となった場合でも、不足する資金は自費で補填し、1年間の研究継続を実現します。リターンも必ずお届けしますので、ご安心ください。

 研究は、実施時点では成果が「見込まれる」段階であり、決して保証できるようなものではありません。加えて日本の研究環境(特に若手)はますます厳しさを増しており、大学側も運営に四苦八苦していることを感じます。今回は論文の構成も決まりつつある(つまり成果の見込みが立っている)研究4年目の、1年間のご支援をお願いするプロジェクトですが、5年目、6年目も同じテーマで研究を継続し、この1年間を繋げたことによる成果を将来へ継続できるかも、不安が残る限りです。

 ですが戦後80年間、ほとんどの人から正統に扱われていなかった旧日本軍建築の研究という分野に自身が足を踏み込み、研究の一旦の完成を目前としている状況で中断か継続かを迫られた時、私としては当然、迷わず後者を取ります。

 今の日本ではあまり実感がありませんが、元来軍隊の駐留とは、都市構造や日常生活に直接の影響をもたらす巨大な出来事でした。各家庭や職場にとって、働き盛りの20代男子が3年間も徴兵されることは死活問題です。一方、兵営や軍需工場の立地によって地方に莫大な量の経済活動と近代技術が持ち込まれます。行政にとっても、国道も鉄道も水道も病院も、軍事施設抜きには整備が語れない存在でした。

 そんな、かつて日本中に影響を及ぼしていた軍隊の軍事施設自体については、様々な事情があったにせよ、戦後80年間、未だ誰も全体像をまとめていなかったのです。大学に残ることで家族や周囲にも大きな迷惑をかけていますが、このテーマを今まとめておくことが、20~30年後の日本にとって必ず財産になると確信しています。

▲現在の北朝鮮の羅南に設置されていた第19師団兵営。図は筆者による復元。

 最後に迷いを断ち切って触れたいと思いますが、このような研究をしていると、内容をよく知らない方から「戦争や軍隊を肯定しているのではないか」と認識されるリスクがあります(最近は特に、慎重な活動が求められるでしょう)。

 はっきりと書いておきますが、広島出身の私自身として、そんなことは絶対にありません。なぜなら本研究が社会へ還元できるポイントとは、繰り返しますが平和な国が、平和なうちに、市民側で軍事力を把握し、掌握しておくという考え方への、手段の提供にあるからです。もちろん直接の指揮命令は政府や防衛関係者からなされるものですが、そうではなく、歴史的に見て世界から争いや軍事力が無くなったことが無い以上、知れるうちに、市民側で平時の防衛に必要なお金、エネルギー、地勢的な要点等を知っておくべきだという事です。それらを踏まえず本筋から外れた議論を提起しても、政治家も行政も専門家も、相手をしている暇はありません。そして学ぶのであれば、わが国では必然的に、実戦を経験した旧日本軍の活動に、恐れず触れるべきであると考えます。

 本研究は、建築という側面から、かつて日本中に存在していた軍隊という組織活動の一端に迫るものなのです。

想定するスケジュール

 プロジェクトは以下の予定で進行・特典の履行作業を進めていく予定です。

2026年4月:研究の最終年度開始
2026年5月:1回目の特典送付・履行
2026年7月:2回目の特典送付・履行、学会論文掲載(氏名等記載)①
2026年9月:論文の学内中間考査
2027年2月:諮問会、学会論文掲載(氏名等記載)②
2027年3月:博士後期課程修了

まとめ

 私たちは戦争経験者の声を直接聞くことができるほとんど最後の世代となります。戦争の記憶が失われる中で、それでも実態をもって街に戦争を伝え続ける存在とは何でしょうか。それはまさに、現存する戦争関連の遺跡や旧軍関係の建築物に他なりません。文献や石碑だけでは、どうしても継承できない空気感、実感があるのです。そしてそれら建築物や遺跡がなぜそこに残り、なぜそのような形態なのか。基本的な情報を揃えておくことは、建築物の保存に向けた利活用施策の第一歩です。本研究から解き明かせることは少なくないと考えます。

 戦後80年以上が経ち、解決していなかった(見て見ぬふりをしていた)問題が世界中で噴出し続ける昨今の状況において、建築物を通じかつて日本が保有していた軍隊の活動を見つめ直すことは、抽象的になりがちな平和や防衛の論争に、具体的な足掛かりを与えてくれます。

▲第七師団 旭川偕行社(北海道旭川市)

<説明事項>

クラウドファンディングを実施することについて

 少し長くなりましたが、以上が本研究の入口部分です。ここからは、なぜクラウドファンディングによる資金調達に至ったのかを説明したいと思います。

 ひとまず研究が4年目を迎える理由ですが、最大の要因は、研究が大きく進展する重要資料の発見が、2025年2月となった点です。研究には研究資料の探索・分析が不可欠ですが、この資料の発見が課程3年目を目前とした2月になりました。具体的には韓国の研究者との交流で入手できた資料なのですが、この発見によって、ようやく修了を目指せる博士論文の内容に目途が付きました。

 その上で、この研究は、ある3条件が揃う今この時期に継続しておきたい理由があります。

 1つは、私が陸軍と海軍の施設研究を同時に扱っている点です。従来、建築史分野では陸軍と海軍の施設研究を別々の研究者が進めてきました。そんな中で現在の私は、建築学分野において両者を体系的に研究するほぼ唯一の人間なのではないかと思います。

 2つ目が、韓国の旧日本軍施設の研究者と非常に良好な関係を構築できている点です。従来、国内の旧軍施設研究では、良くても国内に配置されていた第18師団の研究までが限界でした。そんな中で小生は、韓国の研究者の方と旧日本軍施設に関する資料を融通し合う関係となり、北朝鮮の羅南に設置されていた第19師団、韓国の龍山に設置されていた第20師団についての資料を入手できました。これによって、兵営の情報は全20師団が揃うことになり、本分野において初めての領域に進出できました。これがもう5年早かったり、遅かったりしたらどうだったでしょう。日韓の民間関係が良好である現在でこそ、旧日本軍というセンシティブな問題が横たわる情報を交換できるのです。

 3つ目が、現在自衛隊施設は令和10年度の完成を目指した施設適正化計画を実施している点です。実は現存する旧日本軍施設は、現在も自衛隊施設の中に残されている事例が少なくありません。それら戦後80年近く残ってきた建物も、昨今の防衛予算の増額を前に解体の危機に直面しています。もちろん、現役の防衛施設である以上解体に反対はしませんが、現存施設をまとめて調査可能な最後の機会であることに変わりはありません。この僅か1年でも逃すと、2度と実地調査を行うことができない多数の旧軍施設が存在します。この時期に、研究を中断するわけにはいかない、という心持ちです。

 今後、以上の条件が同時に揃うことは二度と無いかもしれません。どうぞこの1年の研究継続にご協力ください。

 

▲姫路陸軍兵器支廠西倉庫

特典について

 ここで特典の詳細について説明します。特典は、小生の研究から副産物として生まれてきた成果品をお届けする、以下の5種類の組み合わせを考えています。

1.現存陸軍建築の美しい図面入り!オリジナルポストカード
2.全国の旧軍都の復元マップ付き!研究報告資料集
3.起案者による特別レクチャー
4.起案者による特別まち歩きツアー
5.査読付き学会論文への氏名/法人名の記載

 

1.ポストカードは、現存する陸軍建築を図面化したイラストを印刷しています。小生はこれまで、戦前期の洋館などを多数図面化する実務を行ってきましたが、今回初めて、研究による副産物である旧軍施設の簡易な図面をグッズ化したいと思います。図柄は、各都市を代表する旧陸軍建築から特に美しい(と思う)5種類の建築の図面を用意します。3種類の方はお好きな組み合わせを選んでください!

①師団司令部庁舎(香川県善通寺市)
②旭川偕行社(北海道旭川市)
③歩兵一中隊兵舎(宮城県仙台市)
④兵器支廠兵器庫(石川県金沢市)
⑤被服支廠被服庫(広島県広島市)

※すべての図面は、原図の有無に関わらず、公開情報と実測によって小生(プレゼンター)が1から描き直したものです。著作権は小生に帰属します。AIなどによる画像のトレース機能等は一切使用しません。

▲ポストカードのイメージ

 

2.研究報告資料集は、小生の研究による最大の副産物となる、主要軍事都市の復元図となります。

 そんなマニアックなものをもらっても。。。と思われるかもしれません。が、例えば陸軍はかつて、全国の主要都市20か所の中心部に師団司令部と兵営を展開していました。江戸城も大阪城も名古屋城も、仙台城も金沢城も広島城も熊本城も、明治から昭和戦前期までの80年間は、陸軍が広大な兵営を展開した軍用地だったのです。それら主要都市の中心部がかつてどのような用途で使われ、現存する建物が全軍の中でどのような役割を担っていたのか、資料と地図を楽しめるあなたの心さえあればこれで一目瞭然です。

 しかもこの復元作業、全21師団+4軍港すべての網羅的な復元は恐らく初めての試みで、他では入手できません。4年間にわたる研究の最大の副産物と言っても過言ではありませんし、歴史好きやまち歩き好きな方には、お持ち頂いて絶対に損のない資料です。

 返礼品の発送については、研究が終了した2027年の春以降となる点にだけ、ご留意ください。

▲研究報告資料集掲載の復元マップのイメージ。大阪城に設置された第4師団の場合。

3.特別レクチャーは、基本的な内容は、最新の研究成果を盛り込んだ筆者の研究報告となりますが、内容は皆さんが希望するテーマに合わせて、ビジネスや生活に活かせる内容に調整したいと考えています。民間、神戸市、兵庫県の各団体から講師の仕事を頂いたことがある経験から、質は保証できると考えています。個人でも、複数人でも、話をしに行きます。テーマは建築でも良いですし、兵器、経理、物流、鉄道、食、馬、廃墟、防衛、防災などなど、とにかく何でも提案してみてください(無ければこちらで用意します)。各テーマを切り口に、近代史や軍事や国防について知る足掛かりを、皆さんと共有できたらと思います。

 なお、当方で準備する開催会場は関西圏となる予定です。どうしても遠方での開催をご希望の場合は、他のコレクター様と併せての開催となる可能性があります。また会場までの交通費等は、コレクター(ご支援者)様自身の負担とさせて頂く旨も予めご了承ください。特典は小生の講師料となります。

▲特別レクチャーのイメージ

 

4.特別ツアーでは、実際に旧軍都市の現地を訪れてまち歩きをしますので、その講師・案内人としてお呼びください。開催地は大阪、広島、呉、金沢、善通寺などを想定していますが、これら以外にも希望の旧軍都市・地域・お住まいに近場のエリアがあればご相談ください。こちらももちろん、1人でも複数人でも対応します。現在の都市インフラが、いかに多くの軍事的思想から整えられていったのかを、驚くほど体感して頂けると思います。
 なお、コレクター(ご支援者)様自身の現地までの交通費等は自己負担とさせて頂く旨は予めご了承ください。特典は小生の講師料となります。

▲特別ツアーのイメージ

 

5.そしてもう1つの特別な特典が、査読付き論文へのお名前または法人名の掲載です。査読付き論文とは、論文の内容に誤りが無いか、見落としている点は無いか、新規性はあるのかといった点が2名以上の専門家によって厳しくチェックされた論文のことです。この査読付きの論文は学術界から新規性・重要性を認められた、特別な論文ということができます。今回の場合は、「日本建築学会計画系論文集」に掲載予定の論文の末尾に、コレクター(ご支援者)様のお名前または法人名を記載させて頂きます。
 日本建築学会は、創設の明治19年(!)の翌年から現在まで途絶えることなく学術論文の掲載を行っており、建築業界どころか広く工学分野全体においても、わが国最古の学会の1つです。掲載されれば明治以降の蓄積の上に、建築業界が続く限り(極端な話、日本が終わるまで)論文が後世に継承されます。そんな査読付き論文の末尾に、皆様からご支援を頂いた証を記載できればと思います。
 なお論文末尾への特定名称の記載は、学会の「論文・作品の発表の場におけるピアレビューに関する倫理規程」の範囲内で実施します(研究上の中立と商業性の排除が求められるため)ので、ご支援後に記載形態の相談要とさせてください。

その他の必要事項

 小生のその他の活動や研究成果については、下記のホームページにまとめています。ホームページでは、特典としている「研究報告資料集」に掲載予定のマップ類も多数公開しています。おそらく日本で唯一となる、全21師団の兵営+4軍港の復元図の一部を、いち早くご確認ください。

Homepage:https://natsuo-shirasu.studio.site/

Instagram:https://www.instagram.com/natsuoshirasu/?hl=ja

  加えて以下の表は、想定するお金の使い道です。実は査読付き論文の投稿には、分量にもよりますが1本あたり9万8000円の掲載料が必要です。またここには含めませんが、日本の博士課程は、授業が無いにもかかわらず年間授業料(約¥54万)が必要です。こういった出費が研究継続の大きな壁となっています。

目標金額:100万
研究費を賄うことができる水準(昨年度ベース)

・論文投稿費:約28万(論文3本)
・旅   費:約26万(交通+宿泊費)
・資料購入費:約20万(資料+書籍)
・人 件 費:約5万(資料整理補助)
・学会発表費:約3万
(登録+旅費)
・返 礼 品:約8万
・クラファン手数料:約10万

 なお研究の常として、小生ももちろん、複数の研究助成金制度には応募しています。しかし助成金の使途には報告義務が存在し、柔軟性に乏しいことがネックです。

 その点クラウドファンディングは、研究と生活が事実上一体である若手の研究職にとって、研究生活を継続するための柔軟な外部資金として非常に有難く、心強い存在です。

おわりに

 私は広島出身です。だからこそ、戦争に距離を置くのではなく、「市民が軍事を理解するため」の研究を続けたいと考えています。

 見て見ぬふりをされてきた旧日本軍の建築。この分野を、きちんと歴史に位置づけたい。研究は、途中で止まれば意味を失います。どうかこの1年を継続することに、お力をください!

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