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椋尾篁回顧展をクラウドファンディングで実現!
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キュレーター/アーキビスト。筑波大学、IAMAS、ドナウ大学大学院修了。NTT ICCの学芸員を経て、2013年から5年間imai Duesseldorf(ドイツ)にて客員研究員。「メディアアートの記録と保存」に関する研究プロジェクトに多数従事。帰国後、木村悟之と「映像ワークショップ」を加賀市で設立し、「眠っている文化・芸術資源を掘り起こし、次世代の創造性につなげる」をテーマに活動。コミュニティアーカイブ「かがが」、「岩井俊雄アーカイブ&リサーチ」を運営。金沢美術工芸大学、京都精華大学非常勤講師。2025年にForbes JapanでNEXT100「世界を救う希望」に選出。
1970年代から90年代、数々のアニメの背景を手がけた美術監督の巨匠、椋尾篁(1938-1992)。出身地、長崎県佐世保にて初の回顧展。歴史に埋もれた彼の仕事を再発見し、未来の創造活動へ継承します。
*Thank you for your interest! English information is available on the アップデート(Update page). Please click the tab above. Feel free to contact us at pr@eizo.ws
はじめまして!キュレーター/アーキビストの明貫紘子(みょうかん・ひろこ)と申します。少し自己紹介をさせください。
私の専門はメディアアートですが、2011年からシュテファン・リーケレス(著書『アニメ建築』グラフィック社)と共に アニメの中間生成物である背景美術のリサーチに着手し、展覧会をキュレーションしてきました。
背景美術の 巧みな手仕事と芸術表現は国宝級の価値があると確信しています。
これまでに手がけた展覧会の図録やDM
今回、みなさんにご支援をお願いするのは、研究の日々で出会った、美術監督のレジェンド椋尾 篁(むくお・たかむら)に光を当てたプロジェクトです。
私が椋尾篁の研究を本格的にスタートさせたのは2024年。徳間記念アニメーション文化財団による助成制度に採択され、りんたろう監督の作品を中心に彼の背景画について研究しました。
「令和5年度アニメーション文化調査研究活動助成制度」で提出した研究論文の一部
2025年3月に提出した論文には、今後に期待する声を多くいただきました。
光と影と質感と
椋尾篁は、1970年代から90年代にかけて、美術監督としてアニメーション表現の飛躍的な進化に大きく貢献した人物です。
1938年1月1日、長崎県の現・佐世保市三川内(みかわち)地区生まれ。父はその地域の歴史ある焼きもの「三川内焼」の絵付師でした。絵画に囲まれた家庭で育ち、高校卒業後大手印刷会社に就職したものの、絵描きになる夢を追い武蔵野美術学校(武蔵野美術大学の前身)へ入学。油絵を学びます。
そして大学卒業後、1963年に放送が始まった国産初のテレビアニメ『鉄腕アトム』の背景を描いたことをきっかけに、アニメーションの世界で活動を本格的にスタートさせました。
椋尾篁(1938-1992)
1992年に54歳で亡くなる短い生涯の中で、 高畑勲(1935-2018)やりんたろう(1941-)など日本を代表する監督とともに、映画やテレビシリーズで多様なアニメの背景美術を手がけました。
彼の功績は歴史に埋もれてしまっていますが、実は、椋尾篁の最初の作品集が出版されたのは45年前の1981年。 美術監督として作品集が出版されるのは初めてのことでした。今でこそ、男鹿和雄(1952-)や山本二三(1953-2023)に代表されるように、背景美術に特化した展覧会や画集がつくられることは珍しくありませんが、かつては監督や作画監督に比べて美術監督が注目されることは稀だったのです。
『さよなら銀河鉄道999:美術の世界』(椋尾篁/窪田忠雄、講談社、1981)
また、雑誌「アニメージュ」主催のアニメグランプリ美術部門では、第1回目の 1979年から5年連続で読者による人気投票第1位を獲得。同誌で美術監督として初めて特集が組まれるなど、高い評価を受けていました。
椋尾篁の記事が掲載された雑誌「アニメージュ」などの資料(提供:三川内在住の冨永文彦)
多くの人が彼の背景画を目にしたはずです
椋尾篁の名前は知らなくても、アニメタイトルやその原作者なら知っている、という人は少なくないでしょう。
劇場作品では、松本零士原作「銀河鉄道999」シリーズや、手塚治虫原作『火の鳥:鳳凰編』(1986)、宮沢賢治原作『セロ弾きのゴーシュ』(1982)。
テレビシリーズなら『母をたずねて三千里』(1976)、『美少女戦士セーラームーン』(1992)など。
「読んでから見るか、見てから読むか。」というキャッチコピーで1980年代をさらった角川映画の一つ 『幻魔大戦』(1983)や『カムイの剣』(1985)を知っているあなたは、ちょっとコアなアニメファンかもしれません。
椋尾篁が関わった作品は、私が把握できているもので77作品、「美術監督」を担当した作品は28作品に及びます。
「椋尾さんは、りんたろう氏との出会いで目覚まされた光と影の表現を、『母をたずねて三千里」のアルゼンチン・イタリアロケの体験によって一気に深め、[…]石肌に残された時間さえも描き出そうとしました。」(高畑勲監督)
『母をたずねて三千里』現地取材時の写真。右から4人目が高畑勲監督、右端が椋尾篁
椋尾篁のキャリアと作家性を高めた作品の数々を振り返ると、常に新しいアニメーション表現を目指した2人の監督が浮かび上がります。
まず、 高畑勲監督。彼とのコラボレーションは『セロ弾きのゴーシュ』と『母をたずねて三千里』の2作品。
これらの背景画は、回顧展「高畑勲展:日本のアニメーションに遺したもの」(2019年、東京国立近代美術館で開催以降、各地に巡回)にて紹介されました。細田守監督(1967-)はインタビューで、「美術監督の椋尾篁さんが、ほとんどひとりで描いたという『セロ弾きのゴーシュ』は必見」だと話したほどです。*1
『セロ弾きのゴーシュ』背景画
『母をたずねて三千里』背景画と、宮崎駿監督による同カットのレイアウト
*1 https://www.tjapan.jp/entertainment/17292962/p2
『銀河鉄道999』打ち合わせの様子。右がりんたろう監督、中央が椋尾篁
つづいて、 りんたろう監督。椋尾篁が美術監督をつとめた作品のうち、約半数が彼とのコラボレーションでした。初めて一緒に手がけたテレビシリーズ『善太と三平』のパイロットフィルム(1973年ごろ完成)がお互いの転機となり、既存のアニメ表現から脱却することを目標にした活動が始まりました。
『善太と三平』りんたろう監督による絵コンテ表紙
テレビシリーズ 『アローエンブレムグランプリの鷹』(1977)、『宇宙海賊キャプテンハーロック』(1978)。りんたろう初の長編アニメ映画『銀河鉄道999』。『幻魔大戦』、『カムイの剣』、『火の鳥 鳳凰編』などを通して、椋尾篁はりんたろうと共にキャリアを積み上げると同時に独自の絵画表現の引き出しを増やしていきました。
りんたろうは、虫プロダクション出身で日本アニメ史の生き字引です。2024年に出版した自叙伝バンドデシネ 『1秒24コマのぼくの人生』が第29回手塚治虫文化賞を受賞するなど、現在も活躍する映画監督です。
りんたろう監督によるバンドデシネ『1秒24コマのぼくの人生』(河出書房新社、2024)。『宇宙海賊キャプテンハーロック』のエピソード(p.193)に椋尾篁が登場する
りんたろうは常にアニメ制作を通してテレビや映画というメディア実験を実践してきました。私はりんたろうの実験的な仕事を紐解くうえでも、椋尾の背景美術はひとつの手がかりになると考えています。
『銀河鉄道999』背景画とりんたろう監督による絵コンテ 出典(絵コンテ):『映画 銀河鉄道999 絵コンテ帳』(原作:松本零士/監督:りんたろう、復刊ドットコム、2019)
「こうゆう美術は今後、絶対でてこない」(りんたろう監督)
椋尾篁をよく知る人物、りんたろうさんに彼の魅力を語っていただきました。
絵コンテに忠実な「コンテボード」の発明、
レイアウト級の美術設定
『火の鳥:鳳凰編』エンドクレジット ©︎1986 手塚プロダクション/KADOKAWA・東北新社
美術監督は、アニメの舞台となる空間や世界そのものをつくり上げるあらゆる要素を統括する責任者です。監督や作画監督らと対話し、キャラクター以外の、作品の空間そのものを創造し、全体のクオリティを管理をする役割を担います。
通常、美術監督は「レイアウト」(背景、作画、撮影の指示を示した画面設計図)を担当しませんが、椋尾の美術設定は絵コンテに忠実で、且つ、レイアウトとしても使えるクオリティでした。
『カムイの剣』美術設定とファイナルカット[13:14]。設定とほぼ同じレイアウトで実際のアニメの場面ができあがっている ©︎KADOKAWA 1985
また、椋尾が制作した「美術ボード」(色味や世界観を共有するためのサンプル画)は、絵コンテに合わせて連続的に描かれたものが多く、自身は「コンテボード」「ボードコンテ」と呼んでいました。
『カムイの剣』美術ボードとファイナルカット[1:37:18] ©︎KADOKAWA 1985
私は2024年の1年間、ムクオスタジオ(東京)や椋尾篁の親族の協力を得ながら、まずは現在残されている作品や資料の全容を把握することを目指しました。研究プロセスで出会った方々の思いが、展覧会開催を決意するきっかけになりました。
椋尾篁のトップファンは、伴侶でムクオスタジオの会長をつとめる、 椋尾圭子さんです。圭子さんは、一人でも多くの方に椋尾篁の絵を見てもらいたいという一心で、私費を投じて東京のギャラリーで個展を開催したこともありました。
圭子さんが膨大な資料を大切に保管してきてくださったからこそ、調査研究に着手することができました。これは、大切な家族の宝であると同時に、日本の宝だと確信しています。
椋尾圭子さん
圭子さんお気に入りの2作品
「銀河鉄道999」シリーズをはじめ、椋尾篁と長く仕事をともにした窪田忠雄さんからもコメントをいただきました。
窪田忠雄さん
篁さんについて
今は忘れた事が多く、余り書けませんが、
自分の仕事に集中しているときは、近づく事が難しく
(作品のアイディアが)決まったり、(描き)終わると、私達をお酒を飲みにつれていってくれました。
私が酔いつぶれた時などは、介抱してくれました。
篁さんの集中力とアイディアには驚くばかりでした!
最近のリアル感とは、全く違う世界を見ることができます。
良い経験をさせていただきました。
本当に感謝しております。ありがとうございました!
窪田忠雄
※()は椋尾圭子さんによる補足。写真は『さよなら銀河鉄道999:美術の世界』より
椋尾篁の故郷、佐世保市三川内は、歴史ある焼きもの「三川内焼」の産地として知られる、小高い山々に囲まれた豊かな田園地帯です。椋尾篁が描いた背景美術には、そんな故郷の景色が垣間見えます。
『セロ弾きのゴーシュ』背景画
椋尾篁作品展実行委員会の代表は、三川内在住で甥の中里松太郎さんです。展覧会の実現を通して、椋尾篁と三川内の魅力を若い世代に伝え、地域の活性化につなげたいと考えています。
椋尾篁作品展実行委員会代表
中里松太郎さん
ーーー
椋尾篁作品展にご賛同いただいた皆様、
私は椋尾篁の甥にあたります中里松太郎と申します。
この度、椋尾篁作品展実行委員会代表を務めさせて頂いております。
篁は、私の幼少のころは、鉄腕アトム・ジャングル大帝などのセル画を送ってもらったり、
大学生のころは、町田の家でお酒を飲んだりして、親しくしておりました。
皆様ご存じの様に、篁はアニメ背景美術の先駆者として、輝かしい評価を受けておりますが、
残念ながら、出身の三川内や佐世保市では全く無名の存在です。
血の繋がっている、姉の中学生の孫娘さえ、篁の名前・業績を知りません。
この度の作品展を通じて、篁を育て・篁が愛した地元三川内の方を始め
佐世保市民・長崎県民の多くの方に篁の名前・作品を見て頂き、
そのアニメ背景美術における輝かしい業績を知って頂きたいと思っております。
是非、多数の皆様のご来場をお待ちしております。
中里松太郎
ーーー
『三国志』の背景画
親族や故郷の人々が展覧会の開催を望む声に触れた私は、論文だけでなく、展覧会を通してより多くの方、特に若い世代に実物の絵を見てもらいたいと考えるようになりました。
このような思いと願いが、りんたろう監督やスタジオジブリさんにも伝わり、関係者からも全面的に協力を得ることができました。この場を借りてお礼申し上げます。
そして、展覧会の準備が本格的に進むにつれ、長崎や佐世保とのつながりがますます増えてきました。これからも故郷の方々と連携しながら、プロジェクトを進めて参ります。
展覧会関連のデザインワークは 長崎市のデザイン・スーパーマーケットさんにお願いしています。
広報・プレスリリース担当は東京都在住・ 佐世保出身の江口さん!
故郷で初の回顧展!
長崎県佐世保市で2026年4月に開催予定の展覧会「椋尾篁:アニメ背景美術の先駆者」展では、代表作品から、 背景画をはじめ、設定資料やスケッチなど約100点を展示予定です。
展覧会のキービジュアル
〈展示予定作品〉
〈開催概要〉
会期:2026年4月25日(土)− 5月24日(日)
会場:
佐世保市博物館島瀬美術センター
主催:椋尾篁作品展実行委員会
企画:明貫紘子
協力:有限会社ムクオスタジオ、椋尾圭子、三川内陶磁器工業協同組合、MUKUO Takamura Project、映像ワークショップ合同会社
特設ウェブサイトで詳細をアップしていきます。
URL: https://www.eizo.ws/mukuo/
自主企画のため、現状、準備資金が足りていません💦
こうして、展覧会に向け動き出してはいるものの、実現するためには、額装費、輸送費、設営費、会場費などの制作費に加え、企画費、広告宣伝費、著作物使用料、展覧会受付や監視員の人件費など様々な費用がかかります。
展覧会開催のために最低限必要な総制作費900万円のうち、入場料(入場見込み5000名)や協賛金を差し引いて、200万円以上不足することが予想されています。不足している経費は主に、実行委員会の企画費や交通費、ムクオスタジオの稼働費にかかる経費です。
そこで、私たちはクラウドファンディングに挑戦することにしました。
文化活動や調査にも、手間と時間、そしてお金がかかります💴
目標金額は不足が想定される経費のうち、少なくとも100万円をクラファンで確保したいと考えています。それに、諸費用(リターン制作費30万円+送料10万円+Motion Gallery使用料10万円)を加え、
【目標金額】150万円
としました。
クラウドファンディングで集まった資金は、展覧会開催のための企画経費とリターン制作費に使用する予定です。
今回の展覧会は長崎県での開催になるため、行きたくても行けない方々とも一緒に椋尾篁の作品を鑑賞できるよう、魅力的なリターンもご用意しました。
また、さらに多くの方々に作品を鑑賞してもらう次のステップとして、展覧会の国内巡回や、カタログ制作を目標にしています。もし、皆さんからの支援がたくさん集まり、目標金額を超えた場合には、その準備資金とさせていただきます。
実際に展覧会に足を運べる方と、運べない方を想定し、大きくA〜Eまで5つのプランを設けました。
※一度に購入いただけるリターンは1つですが、再度ご支援いただく形で複数の購入が可能です。
※リターンについてのご質問はお問い合わせください(pr@eizo.ws)。アップデートページでも詳しくご紹介していきます。
《プラン一覧表》
まずは、気軽に応援していただけるプランです。
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A お気持ち応援プラン【3,000円】
◯お礼メッセージ+展覧会DM(1枚 下記デザイン)をご送付
◯ウェブサイト/展覧会会場にお名前記載(希望者/1名)
長崎・九州にお住まいの方をはじめ、もちろん遠方からでも、展覧会にご来場できる方はぜひ、展覧会チケット付きのプランでの応援をご検討ください。チケットは会期中何度でもご入場いただけます。さらに、魅力的なデザインのDM、ポスターなどを添えます。
プロジェクトをより大きな手で支えてくださる方は、スポンサーとしてお名前をウェブサイトや展覧会会場などに記載いたします。
展覧会DM(ポストカードサイズ・3種)イメージ ※詳細は変更の可能性あり
展覧会ポスター(B2・3種)イメージ ※詳細は変更の可能性あり
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B-① チケット2枚プラン【10,000円】
◯お礼メッセージ+展覧会DM(3種 各1枚)
◯ウェブサイト/展覧会会場にお名前記載(希望者/1名)
◯展覧会チケット(2枚)*会期中は再入場可
ーーー
B-② チケット4枚プラン(展覧会ポスター付)【15,000円】
◯お礼メッセージ+展覧会DM(3種 各1枚)
◯ウェブサイト/展覧会会場にお名前記載(希望者/1名)
◯展覧会チケット(4枚)*会期中は再入場可
◯展覧会ポスター(1枚 デザインの選択不可)
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B-③ チケット10枚&スポンサーになる!プラン【50,000円〜】
◯お礼メッセージ+展覧会DM(3種 各1枚)
◯ウェブサイト/展覧会会場にスポンサーとしてお名前記載(希望者/1名)
◯展覧会チケット(10枚)*会期中は再入場可
◯展覧会ポスター(3種 各1枚)
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展覧会に足を運べない方にも、椋尾篁の作品、そしてアニメ背景美術の世界を楽しんでもらうために、オンラインでのギャラリーツアーやレクチャーを企画しました。ギャラリーツアーには長崎ならではの豪華ゲストも登場します。
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C-① 山本鷹生さんとめぐるオンライン・ギャラリーツアー 【6,000円】
◯お礼メッセージ+展覧会DM(1枚)をご送付
◯ウェブサイト/展覧会会場にお名前記載(希望者/1名)
◯オンライン・ギャラリーツアーご参加(1件)
展覧会会期中、会場をオンラインでつなぎ、オンライン・ギャラリーツアーを行います。ゲストに長崎県五島市出身の山本二三美術館副館長の山本鷹生さんをお迎えします。椋尾篁の作品をたどりながら、長崎県が生んだもう一人の美術監督の巨匠、故・山本二三のお話もお届けしたいと思います。
・展覧会期間中にZoomまたはYoutubeで実施予定。詳細は後日お知らせいたします
・リアルタイム(1回のみ)+アーカイブ配信(期間限定)を予定
・リアルタイム(1回のみ)では、視聴者のみなさんからの質問にもお応えします
参考写真:展覧会「アニメ背景美術に描かれた都市」(2023)の会場で劇場版およびOVA「パトレイバー」シリーズについて解説する明貫紘子
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C-② 明貫紘子のオンライン・レクチャー(2時間)【7,000円】
◯お礼メッセージ+展覧会DM(1枚)をご送付
◯ウェブサイト/展覧会会場にお名前記載(希望者/1名)
◯オンライン・レクチャーご参加(1件)
椋尾篁の背景美術についてもっと知りたい方に向けて、オンライン・レクチャーをお届けします。調査プロセスや研究について、展覧会準備の苦労話や秘話なども交えてお話します。
・zoomまたはvimeoのオンデマンド配信(期間限定)を予定。詳細は後日お知らせいたします
・配信スタート後は、プロジェクト公式X(@mukuo_project)でご質問などにお応えします
参考写真:展覧会「アニメ背景美術に描かれた都市」(2023)に展示された『AKIRA』のオープニングカット(レイアウト:渡部隆/背景:水谷利春)について、大友克洋原作漫画や絵コンテと比較しながら解説する様子。デジタルアーカイブ学会にて発表したスライドより。
展覧会へは行けないかもしれないけど、作品を楽しみたい!という方には、「ソルグラフ印刷」による背景美術の複製画をおすすめします。国内屈指のカラーマネージメントの専門家と印刷技術によって、実物との違いが分からないほどのクオリティを実現しています。展覧会に足を運べなくても、展覧会が終わっても、ご自宅で作品をじっくり楽しんでいただけます。
『幻魔大戦』と『カムイの剣』から6作品、ご用意しました。
このクラウドファンディングでのみの取り扱いを予定しています。
*premiumを除き、すべてB3サイズです(余白含む)
*作品によって、原寸大のものと、縮小しているものがあります
(1983/監督:りんたろう)
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D-① 『幻魔大戦』背景美術ソルグラフ[キービジュアル]【55,000円】
◯お礼メッセージ+展覧会DM(1枚)付き
◯ウェブサイト/展覧会会場にお名前記載(希望者/1名)
○『幻魔大戦』背景美術ソルグラフ[キービジュアル](1点)
・サイズ:B3(51.5×36.4cm)
・作品の原寸(62.2×47.8cm)より縮小
劇場公開用の広告ポスターのための描き下ろし。青や黄色から闇へのグラデーション、ピンクの稲妻の色使いの繊細さが椋尾絵画たらしめています。
オリジナル(手前)と複製(奥)
D-①premiun 『幻魔大戦』背景美術ソルグラフ[キービジュアル]原寸大&
オーダーメイド
額縁【250,000円】
◯お礼メッセージ+展覧会DM(1枚)付き
◯ウェブサイト/展覧会会場にお名前記載(希望者/1名)
○『幻魔大戦』背景美術ソルグラフ[キービジュアル]原寸大(1点)&オーダーメイド額縁(1点)
本作のみ、プレミアム版として原寸大(62.2×47.8cm)をご用意しました。額縁はコレクターのお好みをヒアリングし、オーダーメイドでお作りします。
額に入れたイメージ
写D-①premium(左)とD-①通常版(右)とのサイズ比較
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D-② 『幻魔大戦』背景美術ソルグラフ[交差点]【55,000円】
◯お礼メッセージ+展覧会DM(1枚)付き
◯ウェブサイト/展覧会会場にお名前記載(希望者/1名)
○『幻魔大戦』背景美術ソルグラフ[交差点](1点)
・サイズ:B3(36.4×51.5cm)
・作品は原寸(25.5×36.1cm)で印刷
時間が止まった都市で東がベガから逃げるシーンのワンカット。ギリギリまで削ぎ落としたシンプルな表現ながらも圧倒的な奥行き感。青と紫のグラデーションがシティポップ感もあります。
オリジナル(セル画付き) ※セル画は印刷には含まれません
オリジナル
複製
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D-③ 『幻魔大戦』背景美術ソルグラフ[崩壊するニューヨーク]【55,000円】
◯お礼メッセージ+展覧会DM(1枚)付き
◯ウェブサイト/展覧会会場にお名前記載(希望者/1名)
○『幻魔大戦』背景美術ソルグラフ[崩壊するニューヨーク](1点)
・サイズ:B3(51.5×36.4cm)
・作品は原寸(38.3×27.1cm)で印刷
ビビッドなピンクが崩壊していく都市の不穏さを強調しています。この色は、オフセット印刷での再現は不可能で、ソルグラフの特徴が最も発揮される色。実物と変わりないクオリティです。
オリジナル(右)と複製(左)
オリジナル
複製
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D-④ 『幻魔大戦』背景美術ソルグラフ[砂漠化した東京]【55,000円】
◯お礼メッセージ+展覧会DM(1枚)付き
◯ウェブサイト/展覧会会場にお名前記載(希望者/1名)
○『幻魔大戦』背景美術ソルグラフ[砂漠化した東京](1点)
・サイズ:B3(36.4×51.5cm)
・作品は原寸(33.9×42.3cm)より縮小
これぞ、ポストアポカリプス(人類滅亡後)の世界。砂漠化した東京に反射する月明かりが静けさを際立たせます。
オリジナル(下)と複製(上)
複製
(1985/監督:りんたろう)
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D-⑤ 『カムイの剣』背景美術ソルグラフ[幻の霊峰ヌプリ]【55,000円】
◯お礼メッセージ+展覧会DM(1枚)
◯ウェブサイト/展覧会会場にお名前記載(希望者/1名)
○『カムイの剣』背景美術ソルグラフ[幻の霊峰ヌプリ](1点)
・サイズ:B3(36.4×51.5cm)
・作品は原寸(37.3×47.1cm)より縮小
アニメファンに「山の人」と言わしめる椋尾が描いた霊峰「ヌプリの山」。実際に6パターン見つかった絵からスタッフの多数決で選んだ1枚。本当は全パターンをソルグラフにしたかったですが……この1枚に決定! 「椋尾さんの黒はとても深いので調整に苦労しました」というのは、山田写真製版所プリンティングディレクター、黒田典孝さんの言葉。
オリジナル(下)と複製(上)
複製
ーーー
D-⑥ 『カムイの剣』背景美術ソルグラフ[財宝]【55,000円】
◯お礼メッセージ+展覧会DM(1枚)付き
◯ウェブサイト/展覧会会場にお名前記載(希望者/1名)
○『カムイの剣』背景美術ソルグラフ[財宝](1点)
・サイズ:B3(36.4×51.5cm)
・作品は原寸(47×60.4cm)より縮小しています
ジャクソン・ポロックのアクション・ペインティングを思わせる絵画的な背景。よく見ると驚異的な描き込みによって、仁王像や狛犬などの宝物が描かれています。ファイナルカットでは、キラキラと輝く財宝の山として表現されています。手前の美しいグラデーションも見どころです。
オリジナル(下)と複製(上)
オリジナル
複製
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ソルグラフとは
「solegraph(ソルグラフ)」は(株)山田写真製版所の高品位インクジェットアートプリントの総称です。長年、製版会社として培ってきた画像処理技術と、新しいカラーマネージメント技術が融合して生まれたデジタルアートプリント。
明貫紘子が代表を務める映像ワークショップでは、これまでにも同印刷技術を用いたアニメ背景美術の複製画制作をコーディネート。その経験を経て、今回もご依頼しています。
山田写真製版所の作業現場にて
長崎県佐世保市三川内(みかわち)からお届けするプランです。ゆかりのある「三川内焼」を通して、椋尾篁の作品世界に影響を与えた地域への応援をお願いします。
E-① 椋尾篁の叔父・中里末太郎(陽山窯)のデミタスカップ(2点セット)【15,000円】20セット限定
◯お礼メッセージ+展覧会DM(1枚)付き
◯ウェブサイト/展覧会会場にお名前記載(希望者/1名)
◯デミタスカップ(2点セット)
・サイズ:間口径5.7cm 高さ5.7cm 厚み1.5mm
・20セット限定
薄手の白磁づくりの技術で、長崎県無形文化財保持者に指定された三川内の陶工、中里末太郎(陽山)は椋尾篁の叔父にあたります。今回、末太郎によるデッドストックを蔵出ししていただきました。
E-② 椋尾篁の叔父・中里末太郎(陽山窯)の酒器(2点セット)【15,000円】20セット限定
◯お礼メッセージ+展覧会DM(1枚)付き
◯ウェブサイト/展覧会会場にお名前記載(希望者/1名)
◯酒器(2点セット)
・サイズ:間口径4.5cm 高さ6cm 厚み1.5mm
・20セット限定
E-③ 平戸嘉久正窯のカップ(2点セット)【30,000円】10セット限定
◯お礼メッセージ+展覧会DM(1枚)付き
◯ウェブサイト/展覧会会場にお名前記載(希望者/1名)
◯カップ(2点セット)
・サイズ:径8cm 高10cm 容量250cc 重量122g
・レンジ・食洗機・オーブン可
・10セット限定
桜の絵付とたんぽぽの絵付の2点セット
E-④ 平戸松山窯の唐子カップ(2点セット)【30,000円】10セット限定
◯お礼メッセージ+展覧会DM(1枚)付き
◯ウェブサイト/展覧会会場にお名前記載(希望者/1名)
◯唐子カップ(2点セット)
・サイズ:径90cm 高75mm(ハンドル含まず) 容量270cc
・10セット限定
愛らしい唐子が描かれたカップ。唐子は三川内焼の特徴の一つです。
E-⑤ 平戸洸祥窯の蕪絵麺鉢【20,000円】10点限定
◯お礼メッセージ+展覧会DM(1枚)付き
◯ウェブサイト/展覧会会場にお名前記載(希望者/1名)
◯蕪絵麺鉢(1点)
・サイズ:直径17cm 高さ8.3cm
・素材:天草磁器
・10点限定
蕪は家の繁栄の縁起の良い図柄として伝わっています。絵付は、伝統工芸士中里由美子さんによるもの。麺鉢としてラーメンやうどんの他、丼物などにもお使い頂けます。
リスクよりもチャレンジがいっぱいです。
<リスク>
<チャレンジ>
すべてギリギリです💦
<これまでの経緯>
<これからの予定>
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
日々、多くのアニメ作品が生み出され、アニメが実写作品を興行ランキングを追い抜きつつあります。
現在、CGが主流のアニメ制作現場において、手描きの背景美術の実物を目にする機会はほとんどありません。しかし、世界中が夢中になるアニメは、先人たちが積み重ねてきた卓越した手仕事とインスピレーションの歴史上にあります。それは、制限の多い制作環境下におけるアーティストたちの地道な研摩の結果に他なりません。
椋尾篁が遺したあらゆる資料からは、締切に追われながらも、よりよい表現を目指して妥協しないひたむきな姿が浮かび上がります。
クラウドファンディングを通して皆さんと共に展覧会を実現させ、背景美術の先駆者の仕事を振り返り、そのかけがえのない価値について語り合いたいです。
日本のアニメが世界を席捲する一方で、人手不足が課題のアニメ業界。担い手と適正な労働環境を確保し、これからもすばらしい作品を作り続けて欲しいと願っています。
そのためにも、日本の新しい伝統工芸ともいえるアニメ文化を継承し、未来の創造活動へつなげることが重要だと考えています。このプロジェクトがその一端を担えるよう、全力で進めて参りますので、応援をよろしくお願いいたします!
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長文失礼しました🙇
明貫紘子
MUKUO Takamura Project/椋尾篁作品展実行委員会/映像ワークショップ合同会社
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●これまでの活動:アニメ背景美術のアーカイブ&リサーチ(映像ワークショップ合同会社ウェブサイト)
https://www.eizo.ws/projects/anime
●研究論文「椋尾篁の背景美術 りんたろう監督の作品を中心に」(公益財団法人徳間記念アニメーション財団 三鷹の森ジブリ美術館ウェブサイト)p.87以降
https://www.ghibli-museum.jp/docs/2024-2025kiyoubessatu.pdf
1991年5月4日 晩年、蓼科高原でスケッチをする椋尾篁 撮影:椋尾圭子
3000 円
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