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呉にあるカフェ「muguet」で「街の小さな図書室」の立ち上げをクラウドファンディングで実現!
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広島県呉市。「街の小さな図書室」を目指すブックカフェです。
広島県呉市。この街に所縁がある著名人の方が読んできた本を本棚に並べ、そこから街の歴史を伝える。そんな「街の小さな図書室」としてのブックカフェを育てていくためのプロジェクトです。
この春、4月に広島県呉市の市街地、堺川沿いのビルの2階にカフェ「muguet」をオープンしました。来た方がそれぞれにくつろぎ、楽しめる。そんな「街の小さな図書室」を目指したブックカフェです。
此処に 呉の街に所縁ある著名人の方々の本棚をつくります。その人の著書だけではなく、 その人が好きな本、影響を受けてきた本を並べた本棚です。この街に生きた人が読んできた本を知ることで、この街を知る。そんな体験ができる図書室を、少しずつ育てていきたい。
本の購入費と本棚づくりのためのクラウドファンディングです。
街の小さな図書室を、一緒に作っていただけませんか?
はじめまして。4月にオープンしたカフェ「muguet」の店主の森下和美です。
muguetは、フランス語ですずらんという意味です。この場所にカフェをopenすると決めてから、古本屋さんで偶然見つけたすずらんのイラストのポスター。なんだか惹かれて、調べてみたところ、花言葉は 「再び幸せが訪れる」でした。定年退職後にカフェに挑戦することを決めた私にはぴったりと感じ、この名前にしました。
公務員として定年まで働き、退職。「第2の人生」で自分がカフェをするなんて、数年前までは思っていませんでした。私が「街の小さなみんなの図書室」としてのカフェをすることになった経緯から、お話させていただきたいと思います。
2022年、60歳で定年退職しました。そこまでの仕事はやり切ったという感覚だったので、今までとは全く違うことをしよう、できることなら、 自分が生まれて生きてきた呉という場所を改めて知り、何か恩返しができるようなことをしよう、とぼんやりと考えていました。
とはいえ、働いていた頃は広島市内に勤務していたため、家と職場の往復ばかりで普段は呉市内で遊ぶこともなく、休日も、遊ぶなら呉市外へ。住んではいても、全くこの街のことを知りませんでした。
何から始めようか考えていた時に目にしたのが、こちらでした。
呉市が主催する、中心市街地の空きテナントを活用して街のエリア価値をあげていく、というリノベーションスクールのチラシ。そこにある大島芳彦さんの写真に「これだ!」と思いました。
在職中、大島さんがNHKのプロフェッショナルという番組に出ているのを見て、こんな人がいるんだ!すごい!と感銘を受けていました。
壊して新しいものを作るのではなく古いものを活かすリノベーションという仕組みを知り「呉でも活かせる」と強く感じました。その後、広島県内の他の街で開かれた講演会にも行き、いつか会いたいな、呉にも来てくれたら良いなと思っていました。
呉で大島さんがスクールをするのなら、行ってみたい。第3回のこのスクールは、元々1月開催の予定だったところが、新型コロナの感染拡大により、8月に延期になっていました。延期により、私の退職後の8月開催になっていることにも縁を感じて、応募しました。
8月。スクールに参加しました。それまでに自分が経験してきた行政の仕事の仕方と全く違う世界。初対面の人とニックネームで呼び合うなんてしたことがありませんでしたし、作業はほぼPCでネットを活用。初日は「場違いなところに来てしまった」と思いました。
でも、すごく面白かった。
私が参加したユニットは特に年齢の幅が広く、20代から私より上の60代まで。私のように市内に住んでいる人もいれば、県外からの参加者やUターンしたばかりの人もいました。いろんな人が、呉のことを真剣に語っていたのにびっくりしました。
エリアリサーチのために大島さんとユニットの皆と歩いた呉の街は、いつもと違って見えました。これまでに気づいていなかった風景、お店。住んでいたのに、私はこの街のことを知らなかった。そう気付かされました。
そして、この時に対象物件となっていたのが、今のmuguetのテナントが入っているビルです。呉の人にはお馴染みの大きな「黄ビル」の隣の3階建てのビル。2階と3階は長い間空いている状態でした。
2階に上がり、明るさに驚きました。大きな窓と、そこから見える川を挟んだ対岸の公園の風景。元々カフェだったという室内も、かわいいライトと丸い入り口など、ときめくものが多くありました。
3階と屋上に上がると、さらに風景が変わりました。この街の中に、こんな風景があったんだ!と感動しました。
単純に、この場所を心地よいと感じ、気に入りました。「ここで何かやりたい」と思いました。とはいえ、たった3日間のスクールでそれまで検討もしてなかった創業をするという考えには至らず、他のメンバーが事業を進め、そのサポート役ができたら、という程度のイメージでいました。
スクールから約10日後、状況が変わってきました。元々、事業を進めようとしていたメンバーの計画が時期尚早ということもあり、難しいということになったのです。その時に思わず「私がやります」と口に出ていました。あの場所でなら1日中、ボーッとしていたって大丈夫。街を眺めていられる。これから24時間を呉で過ごすとしたら、 自分も街を構成する1つのピースになれたらいいなと、そう思いました。メンバーとのミーティングでその話をした後、改めて、自分が何をしたいのかを考えてみました。その時にまとめたメモが、こちらです。
(誤字もそのまま)
今思うと、この時考えたコンセプトそのままに、進めてくることができました。今も、作りたい風景は変わっていません。
でも、カフェがしたいと思ったものの、飲食店で働いたのは、学生時代のバイトくらい。何をどう始めたら良いのかも分かりません。まずどんな場所にしたいのか改めて考えるために、部屋を皆で掃除したり、窓からの風景を楽しむイベントをしてみたり、リノベーションスクール講師の大島さんも呉に立ち寄ってくださり、部屋で打ち合わせをしてみたり。普通にカフェをオープンするのであれば、こんなに多くの人が関わることはないかもしれません。コンセプトを改めて決めて、イメージを膨らませて、建築デザイナーの方が決まって・・・。様々な人たちの優しい後押しで、少しずつ、少しずつ、進めてきました。
2023年、テナントを借りることを決めました。改修内容の検討をしながら、パンづくりの教室に通ったり、シェアキッチンでの試験営業もしてみました。果たして接客ができるのか不安だったのですが、実際にお客さんを迎えてみると、これまで知らなかった人と出会えたり、いろんな話ができたり。そうした時間もとても楽しい、私は楽しむことができる!と、自信を持つことができました。
改修はデザイナーの方にご相談して、できる部分は自宅の改修時に余ったペンキなどを持ち込んでDIYで進めることにしました。期間は1ヶ月。改修費用をできるだけ抑えたいという理由は勿論、muguetにいろんな人に関わって欲しいという思いがありました。これまで全く使っていなかったSNSに挑戦し、Instagramアカウントを開設。お手伝い募集や改修の様子を発信していくことに。
Instagramアカウント https://www.instagram.com/muguet.kure/
思った以上に多くの人が作業に関わってくれました。とっても有難かった。元々、一人でもやる!と意気込んでいたのですが、今思えば皆と一緒じゃないと、無理でした。色んな世代の人とワイワイ話しながら、ひたすら壁を塗る作業。休憩中に話をするのも、とても楽しかった。
改めて、この場所に様々な人が集うのを想像できる日々でした。
この3月にやっと完成!そして、プレオープン。
本棚は青森から取り寄せた、りんご箱。私にとってもお気に入りの場所ができました。
「うしろから おされて」
呉出身の直木賞作家、田中小実昌さん直筆の色紙に書かれている言葉です。
muguetのオープン前日、お店でこの色紙を眺めながら、私自身が、思えばポンと後からおされながらここまで来たような気がする。迷いながらも心地よく、誰かに・・・。そして、
私もいつか誰かのうしろをそっとおすようになりたい、そんな風に思いました。
この色紙は、私自身がとてもお世話になった、田中小実昌さんのご家族にいただきました。小実昌さんは東京生まれで、牧師だったお父さんの転勤で4歳から呉市東三津田町に暮らしていたそうです。
子どもの頃、私はその近所に住んでいました。当時はもう東京で暮らしていたそうなのですが、ご実家は呉にあったので、よく呉にも帰省していたようです。
小学生の私にとっては「変なニット帽を被って東京から来る近所のおじさん」
それが、田中小実昌さんでした。
「ここで何かしたい」と思った時「本が読めるような場所に」とすぐに思いました。私がずっと好きなものは本で、これだけは捨てたくないものだと、はっきり思いました。本の紙をめくる作業も含めて、好きなのです。
店舗改修を終えて本棚に自宅にあった本を並べていきながら、ふと「近所の変なおじちゃん」だった、田中小実昌さんを思い出しました。昔読んだことはあったのですが、改めて読み返してみると、すごく読みやすくて、今にすごくフィットすると感じました。今、皆、読んだら良いんじゃない?と。
そして、実際に小実昌さんとお会いしたこともあって、知っている人だったはずなのに、本を読んでみたら、全然分かっていなかった。 その人が書かれた本を読んで初めて、その人に触れられた気がしました。そして、ふらっと帰省していたこの街、呉が、作品に関連しているのか・・・と思ったのです。
そんなことを田中小実昌さんのご家族にお話したら、小実昌さんが住んでいた家にそのまま残っていた本などをいただくことができました。そして、色紙も。皆、意味は分からないのだそうです。「何に押されとるんかねえ」なんて、話をしていたそう。
自分が生きてきたこの街をもっと知りたいと思い、何をしようか考えて、カフェに辿りつきました。そこに置く本について考えた時、大好きな本から、この街を知ることができるのではないか。そう思いました。この街について書かれた本ではなくて、この街に暮らした人、所縁がある人が思っていたこと、その痕跡を知ることで、この街をもっと知ることができる気がする。
だから、これから、田中小実昌さんの本棚、そして、私が生まれて育ったこの街、
呉に所縁がある方々の本棚をつくっていきます。
広島県・呉市といえば・・・旧海軍の街。自衛隊の街。そのイメージが、とても強いのではないかと思います。
実際に、それはこの街の歴史と今を構成する、ひとつの要素です。確かに、暮らしの場の近くに、日常の風景として潜水艦がある。それはとても珍しいことですよね。でも、その強烈なイメージだけでは、語ることができない。最近、改めてそんな風に感じています。大きな歴史で語られがちなこの街の中の、小さな物語。小さな歴史を拾い集めてみたいのです。
この街に暮らした人、所縁がある人の本、そして、その人が影響を受けてきた本でできた本棚は、この街の歴史を語ってくれるはずです。今は、小実昌さんの棚。そして、muguetに関わって頂いた方、呉に所縁あるアーティストの方の棚をつくり始めています。これから、本棚を増やし、街の小さな図書室を育てていきます!
今、ドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』の監督・信友直子さんにお声がけしています。
信友直子さん
映画監督。1961年広島県呉市生まれ。1984年東京大学文学部卒。森永製菓の広告部を経て1986年からテレビ番組制作の道へ。2009年『おっぱいと東京タワー〜私の乳がん日記』でニューヨークフェスティバル銀賞・ギャクシー賞激励賞などを受賞。2010年に独立。フリーディレクターとして100本近くのドキュメンタリー番組を制作。2016年、2017年にテレビ放送された、自身の父母の家庭内介護の様子の記録が大きな反響を呼び、2018年 映画『ぼけますから、よろしくお願いします』で長編映画デビュー。全国99劇場10万人を動員する大ヒット作となる。文化庁映画賞、文化記録対象を受賞。2022年 映画『ぼけますから、よろしくお願いします。〜おかえり お母さん〜』公開。
公式ホームページ
実は同い年で、記憶を辿ると高校生の頃に面識もあったのです。共通の知人に繋いでもらってお会いして、子どもの頃に読んだ本を教えていただきました。これからもう少し詳しくお話を聞いて、選書していきます。
ご支援いただいた費用は、本の購入費、また店舗の看板の掛け替え費用と設備費に使わせていただきます。
・本の購入費 50万円
・看板の付け替え(改修費、内装費) 30万円
・レジ、決済システム導入 など 20万円
・CF手数料、諸経費
2024年
8〜10月 本の選書と購入(田中小実昌、信友直子さんの本)
9〜11月 看板の設置、設備導入 など
11月以降 著名人の方へのお声がけ・本の選書と購入
2025年夏頃 5箱ほどの本棚の完成を目指す
進捗はSNSでお知らせします。
Instagramアカウント
https://www.instagram.com/muguet.kure/
もし、クラウドファンディングで目標金額に達しない場合でも、この街に所縁がある人の本棚から この街を知るそんな「街の小さな図書室」 をつくります。
全てのリターンでお届けするもの。
・お礼のお手紙(コレクター限定アップデート・1回)
〇全力応援コース:5,000円
〇全力応援コース:10,000円
進捗のお便りをメールでお届けします。
〇全力応援コース:30,000円
お礼のお葉書をロゴ入りポストカードでお届けします。
〇全力応援コース:50,000円
お礼のお手紙と、珈琲チケット 1杯分 を3枚お届けします。
〇muguetの珈琲をお届けコース:10,000円【限定50個】
muguetのロゴ入りドリップパック2袋をお届けします。
〇muguetの珈琲を袋に入れてお届けコース:30,000円【限定30個】
muguetのロゴ入り珈琲ドリップをロゴ入りの巾着袋に入れてお届けします。
muguetのロゴデザインはこちらです。
呉市在住のデザイナー・広本理絵さんにお願いしました。お店の手書き看板や、店中にも描いていただいています。
広本理恵さんInstagramアカウント
珈琲は呉市内の焙煎所・販売店のノスベモス珈琲さんにお願いしています。
ノスベモス珈琲 Instagramアカウント
お店をすることに決めて美味しい珈琲を探していたところ、飲んでみてその美味しさに感動し、muguet用のブレンドを作っていただきました。是非、ご自宅でもお楽しみください。
○貴方の本棚をつくりませんかコース:50,000円【限定5個】
・muguetの本棚を1箱 自由にご使用ください(2024年9月~2025年3月)
○貴方の本棚をつくりませんか1年間コース:100,000円【限定3個】
・muguetの本棚を1箱 自由にご使用ください(2024年9月~2025年8月)
・muguetロゴ入り巾着入り珈琲ドリップパック 2袋
4月にお店をopenしてから、約1ヶ月。この場所で何かしたい、と思って、やりたいことを書き出した内容が、現実になっています。年齢層関係なく、様々な人が集い、窓から街の風景を眺めていたら、自然とおしゃべりが始まる場所。思い思いに、静かに本を読んだり、風景を眺めてボーッとしたり、少しだけ、仕事もしたり。様々な人と出会えています。
これまで住んでいたのに知らなかった、この街のこと、人を、日々発見しています。
それを、お店に来た方にも体験してもらえたら。
一緒に、人と本に巡り会い、本から、この街の歴史と人にさらにつながっていく体験をしていただけたら。
一緒に、この「街の小さな図書室」を、つくっていただけませんか?
私の思いをここまで読んでくださって、有難うございます。
よろしくお願い致します。
5000 円
残り33枚
10000 円
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