ロンドンでの「時のイコン」展スタート
vol. 21 2017-05-19 0
16日の夕方からロンドンでの写真展「時のイコン」がはじまりました。会場はロンドン中心部の礼拝堂「フィッツロヴィア チャペル」です。この地域は以前は大きな病院があったところで、そこが大規模に再開発されたとのこと、チャペルはその中心に位置します。建物は今は、宗教施設としては使われていませんが、中も外もきれいに修復されていて、モザイクも美しくとても雰囲気の良いところです。そんな空間で、津波で流され地面に残されたものを撮った「時のイコン」を展示させてもらったのですが、なんともしっくりとなじんでいるように思います。
初日は、16時から始まったのですが、20時30分に会場を閉めるまでの来場者は200人はゆうに超えたと思われ、私の予想を大きく超えてうれしいかぎりです。それにおいでいただいた人たちの大半は、この写真展を目指してこられた方のようで、皆さん本当に熱心に見てくださって、私の説明よりも写されたものたちの声に耳を傾けてくださっているのがよくわかりました。雨模様の2日目も3日目も、平日にもかかわらず、来場者が絶えず、ひとり無言で写真に向かっている人も何人もいらしたようです。ここでやれて本当に良かった。
「時のイコン」の海外展の為にクラウドファンディングやカンパをいただいた多くの方々と、ロンドン展に全面的にご支援くださったロンドンのHORIUCHI FOUNDATIONに深く深く感謝いたします。(六田知弘)
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