facebook twitter mail key notification checkmark chevron chevron-left location image user group plus comment bubble

ドキュメンタリー映画『もうろうをいきる』をクラウドファンディングで実現!

目が見えず、耳も聞こえない。ドキュメンタリー映画『もうろうをいきる』製作・上映支援プロジェクト

この映画には、全ての人間がバリアを取り払い、自由に映画を楽しめるという夢と希望があると思っています。そして、その先にある映画の新たな可能性を見つめながら、この映画を応援して頂けたらと思います。

FUNDED

このプロジェクトは、2017年6月20日23:59に終了しました。

コレクター
174
現在までに集まった金額
1,838,000
残り日数
0

FUNDED

このプロジェクトは、2017年6月20日23:59に終了しました。

Presenter
シグロ プロフィールを表示

プロジェクトをブログやサイトで紹介

テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。

PRESENTER
シグロ

株式会社シグロは1986年設立、山上徹二郎が代表を務める。 記録映画・劇映画の製作、配給を行っている。これまで80タイトル以上の作品を世に送り出している。 代表作に、『映画日本国憲法』『絵の中のぼくの村』『エドワード・サイードOUT OF PLACE』『ぐるりのこと。』『沖縄 うりずんの雨』など多数。

このプロジェクトについて

この映画には、全ての人間がバリアを取り払い、自由に映画を楽しめるという夢と希望があると思っています。そして、その先にある映画の新たな可能性を見つめながら、この映画を応援して頂けたらと思います。

目が見えず、耳も聞こえない。ドキュメンタリー映画『もうろうをいきる』の製作と上映を、支えてください。

西原孝至監督と小町谷健彦プロデューサーの二人が中心となり、目が見えず耳も聞こえない盲ろう者のドキュメンタリー映画を、現在製作中です。

佐渡島の離島という環境の中で一人で暮らす女性、石巻市で震災と津波に遭いながらも地域で生きることを選んだ男性、柔道を続けながら結婚するために自立したいと願う広島の若い男性など、日本中のいろいろな地域で暮らす盲ろうの人たちの日常を追っています。

盲ろう者のことを映画にするーーー映像と音声で表現する映画にとって、これまでもっとも遠い存在だった人たちのことを撮影しています。

映画の完成は、2017年4月の予定です。

今回の映画は、盲ろう者のことを一般の人たちに伝えることが目的ですが、同時に、盲ろうの人たちを対象にした上映も大切だと思っています。

一般上映用の映画とともに、バリアフリー字幕と音声ガイドをつけたバリアフリー完全版も制作します。

盲ろう者が映画を鑑賞するためには様々な工夫が必要ですが、例えば通訳者による「触手話」や「指点字」など、指先の触感を頼りに映画を楽しむことができます。映画の完成後は、全国でバリアフリー上映会を開催していきます。

この試みには、全ての人間がバリアを取り払い、自由に映画を楽しめるという夢と希望があると思っています。その先にある映画の新たな可能性を見つめながら、『もうろうをいきる』の映画製作とバリアフリー上映を、ぜひ応援していただけたらと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

映画の概要

製作:シグロ
企画:NPO法人バリアフリー映画研究会
企画・製作:山上徹二郎、大河内直之、北岡賢剛
プロデューサー:小町谷健彦
監督:西原孝至
撮影:加藤孝信
   山本大輔
協力:全国盲ろう者協会
   各地の盲ろう者友の会
   東京大学先端科学技術研究センター・福島研究室
   NPO法人メディア・アクセス・サポートセンター(MASC)
   Palabra株式会社ほか
作品仕様:撮影HD/完成時間・90分(予定)/完成2017年4月予定

*2017年8月、岩手県で開催される全国盲ろう者大会で上映。
*2018年開催予定の世界盲ろう者大会(スペイン)にて英語版を上映。

西原孝至監督プロフィール

1983年、富山県生まれ。早稲田大学卒業。映画美学校ドキュメンタリー高等科修了。
14年の『Starting Over』は東京国際映画祭をはじめ、国内外10箇所以上の映画祭に正式招待され高い評価を得る。最新作『わたしの自由について〜SEALDs 2015〜』は北米最大の国際ドキュメンタリー映画祭 Hot Docsに正式出品。
現在、主にTVドキュメンタリー番組のディレクターとして活動中。

コメント

光と音のない世界を生きる人々がいます。

私たちは今回、盲ろう者とその周りの人々の日常を、カメラを通してみつめる映画を企画しました。

人はひとりでは生きていけず、そのつながりの中から希望の糸を紡いでいるのだと思います。

生きる喜びや悲しみ、人間の弱さ、孤独を、まじろがずにみつめていく。私たちがつくりたいと思っているのは、そのような眼差しを持ったドキュメンタリーです。

この映画が、人と人が共に生きていく「コミュニケーション」そして「多様性」について思案をめぐらせる、ひとつの契機になることを願っています。

ご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

シノプシス

はじめに

目が不自由な上に、耳も不自由な人たちのことを「盲ろう者」と呼びます。あの有名なヘレン・ケラーのような人を思い浮かべていただくといいかもしれません。現在、日本にも、およそ14,000人いると推定されています。

その中には、「1日は24時間ではなく、40時間も50時間にも思えるつらい毎日なのです」と語る人もいます。

日本では、社会的にも法的にもまだ「盲ろう者」の定義が確立していません。身体障害の種類と等級を規定している現行の「身体障害者福祉法」では、「視覚障害」および「聴覚障害」はそれぞれ別個に規定されていますが、両方の障害をあわせた「盲ろう」に関する規定は未だありません。

盲ろう者とは

年に一度開催される「全国盲ろう者大会」(昨年は8月に北九州で開催)。盲ろう者とその家族、通訳・介助者や教育・福祉関係者等が一堂に会し、年1回の情報交換を行います。3日間の大会での参加者の交流の様子や、基調講演を記録します。

また、彼らを支援する全国盲ろう者協会や、全国の友の会の取り組みも取材し、日本における盲ろう者の全体像を紹介します。

一口に「盲ろう」といっても、その人その人によって、異なる見え方や聞こえ方をしています。全く見えず聞こえない人もいれば、耳元の声なら聞こえる人や、視界の中心部だけ見える人など、その置かれた立場も様々です。

また生まれつき全く目も耳も不自由だったのか(先天盲ろう)、はじめは盲者、またはろう者だったのか(盲ベース、ろうベース)によって、コミュニケーションの手段も異なります。

本作では、盲ろう者大会での取材をはじめ、全国各地の盲ろう者の生活を取材し、まず基本的な概念を提示することに努めます。

盲ろう者-その日常

国内各地の農村や島などで暮らす盲ろう者、また都市部で暮らす盲ろう者それぞれに密着し、その日常を記録します。家庭での炊事や洗濯、掃除の様子、また食料を買いに出かけた店先での苦労など、その生活の細部を見つめます。

また世界で初めて常勤の大学教員となった盲ろう者である、東京大学先端科学技術研究センターの福島智教授や、これまで盲ろう者の支援を続けてきた、同研究センターバリアフリー分野の大河内直之研究員をはじめ、各方面の関係者にも、その想いについて取材を行います。

共に生きる、介助者・通訳者

盲ろう者の生活には、支援する介助者や通訳者の存在が不可欠です。その現場を記録します。

コミュニケーション方法には「触手話」と呼ばれる話し手が手話を表し、聞き手がその手に触れて伝える方法や、日本が発祥の「指点字」といわれる、指を点字タイプライターの6つのキーに見立て、通訳者が盲ろう者の指を直接叩く方法等があります。

いずれも、人と人との直接の接触を介してのコミュニケーション方法で、触れあう事で意思の疎通を図る、人類古来の方法なのです。

共に生活を送る上での様々な困難、また思いがけない喜びをカメラを通して見つめ、人と人が共に生きていく意味を問いかけたいと思います。

「生きる」ということ

「見えない、聞こえない」という状況は、「宇宙の只中にたった一人取り残された」感覚と話す盲ろう者がいます。この映画は、その孤独と向き合いながら生きる人たちの、挑戦の記録です。

盲ろう者の日常、介助者・通訳者との共同生活をみつめることで、この映画が、人と人が共に生きていく「コミュニケーション」そして「人生の豊かさ」について、思案をめぐらせる、ひとつの契機になることを願っています。

ドキュメンタリーといえども、一般の映画館で有料で公開される映画作品は、高い作品性とともにエンタテインメントになっていなければならないと考えています。

たとえ啓蒙や啓発の役割を担っているとしても、「映画は娯楽である」というスタンスにこだわります。この作品は、盲ろうの人たちをめぐる映画ですが、同時に人びとはいろいろな可能性を持ってつながっていて、そのつながりの中から常に希望の糸を紡いでいるのだと思っています。

その瞬間をつかまえるような撮影を目指して、盲ろう者と周囲の人たちとの関係性をまじろがず見つめていく。私たちが製作したいと思っている作品は、そのような眼差しを持ったドキュメンタリー映画です。

ご支援いただいた方へのお礼

プロジェクトをご支援いただいた方に対し、下記リターンをご用意いたしております。

試写会への招待

東京都内で4月以降に開催される4回の『もうろうをいきる』の完成版試写会にご招待します。試写会の日程及び会場については、4月1日以降にお知らせします。

前売りチケット

映画館及び一般上映会に入場できる1名分のチケットとなります。映画の公開劇場や上映場所、また上映日程については、追ってお知らせします。

パンフレット

上映会場での販売用パンフレットです。映画の採録シナリオ、監督の言葉、製作者の言葉、また盲ろう当事者の推薦文などを掲載予定です。お渡しできるのは、7月の予定です。

DVD

『もうろうをいきる』の完全版DVDです。バリアフリー字幕及び音声ガイドも収録します。また、特典映像も収録予定です。DVDをお渡しできるのは、7月の予定です。

東京でのシンポジウム付き特別上映会へ招待

東京にてクラウドファインディング参加者向けに開催する、福島智さん西原監督ほかによるシンポジウム付きの『もうろうにいきる』バリアフリー版上映会にご招待します。
上映会ではそれぞれの方の障害に対応した情報保障をしながら、盲ろう当事者や支援者と一緒に映画鑑賞を体験していただきます。
日程と場所については、追ってお知らせします。

1回の映画上映権を譲渡

有料無料を問わず、映画『もうろうにいきる』の上映会を開催する権利をお渡しします。1回の上映とは、1日に同じ会場であれば何回上映しても構いません。
なお、上映開催日は2017年11月1日以降でお考えください。

*試写会・特別上映会への参加にかかる交通費などの費用は含まれません。

ここまで見てくださった皆様へ

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

目が見えず、耳が聞こえない盲ろうの人たちから、「 映画が見たい」という言葉を聞いた時、とても励まされました。

映画の上映に当たって、盲ろう者を対象とした上映会を企画します。さまざまな形で情報保障をしながら、誰でもが楽しめる映画上映会にしたいと考えています。

ファンディングに参加していただいた方々にも、是非上映会に参加してほしいと願っています。

どうかご支援の程、よろしくお願いいたします。

リターンを選ぶ

  • 3000

    3000円リターン

    • 試写会への招待
    • 前売りチケット1枚
    • 2017年07月 にお届け予定です。
    • 57人が応援しています。
  • 5000

    5000円リターン

    • 試写会への招待
    • 前売りチケット1枚
    • パンフレット
    • 2017年07月 にお届け予定です。
    • 55人が応援しています。
  • 10000

    10000円リターン

    • 試写会への招待
    • 前売りチケット2枚
    • パンフレット
    • 2017年07月 にお届け予定です。
    • 37人が応援しています。
  • 30000

    30000円リターン

    • 試写会への招待
    • 前売りチケット2枚
    • パンフレット
    • DVD
    • 2017年07月 にお届け予定です。
    • 24人が応援しています。
  • 100000

    100000円リターン

    • パンフレット
    • DVD
    • 東京でのシンポジウム付き特別上映会へ招待
    • 2017年07月 にお届け予定です。
    • 1人が応援しています。
  • 300000

    300000円リターン

    • パンフレット
    • DVD
    • 東京でのシンポジウム付き特別上映会へ招待
    • 1回の映画上映権を譲渡
    • 2017年07月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。