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鹿児島市内最期のジャズ喫茶『門』のアナログレコード・アーカイブ継承をクラウドファンディングで実現!
かつて隆盛を極めたジャズ喫茶も、鹿児島市内では中央駅前の<門>ただ一軒。市内最期のジャズ喫茶のアナログレコード・アーカイブを継承して発展的に公開します!
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坂口修一郎 音楽家/プランニング・ディレクター Double Famous / BAGN Inc.代表 1971年鹿児島生まれ。1993年無国籍楽団ダブルフェイマスを結成。音楽活動の一方2004年代官山UNITの設立に参加。2010年より鹿児島でクロスカルチャーな野外イベントGOOD NEIGHBORS JAMBOREEを主宰している。東日本大震災後には緊急支援で来日したジェーン・バーキンのサポートバンドをオーガナイズしワールドツアーに同行した。現在はランドスケーププロダクツ内にディレクションカンパニーBAGN Inc.を設立。ジャンルを越境したイベントのプロデュースを多数手がけている。
かつて隆盛を極めたジャズ喫茶も、鹿児島市内では中央駅前の<門>ただ一軒。市内最期のジャズ喫茶のアナログレコード・アーカイブを継承して発展的に公開します!
かつて鹿児島にも多くの名ジャズ喫茶がありました。その多くは後継者の不在や再開発などの理由で次々に閉店し、今では本格的なジャズ喫茶と言えば鹿児島市内では中央駅前の<門>ただ一軒。しかし、40年に渡ってこの地で営業を続けてきた<門>も鹿児島中央駅前の再開発で建物の取り壊しが決まり、今年の9月いっぱいをもって閉店することになってしまいました。現在は金曜日の夜だけひっそりと営業していますが、オーナーもご高齢であり今後の移転継続は考えていらっしゃらないため、これで鹿児島市内にジャズ喫茶は一つもなくなってしまいます。
日本のジャズ喫茶は世界でも珍しい独特の文化です。マスターの審美眼(耳)によって選ばれた独自のレコードコレクションは貴重な文化的資産。この街で40年に渡って積み重ねられてきた文化資産が失われてしまうのを防ぎ、地域と街のみんなが楽しめるミュージック・ライブラリーとして機能出来るように、マスターのご厚意の元サウンド・システムとライブラリーをまるごと譲り受け、市内のコーヒーショップ
<コーヒーイノベート>に移設して継続することを企画しました。
http://coffee-innovate.com
このプロジェクトを企画しているわたしたち、GOOD NEIGHBORS MUSIC VENDOR(GNMV)とは、無国籍楽団ダブルフェイマスの主要メンバーであり音楽ディレクターである、坂口修一郎(鹿児島出身)が中心になって活動している音楽コミュニティです。「暮らしの中に音楽のある風景をつくる」というコンセプトで、イベントを開催したり施設や雑誌のテーマに応じたサウンドトラックを選曲をするなど、人々がさまざまな局面で音楽にふれる場づくりをしています。
このプロジェクト目指しているのは古いものをただ保存するということではなく、この貴重な文化的資産を街の未来に向けて発展的に開放していこうというものです。日本各地にあったジャズ喫茶は公がつくる堅苦しい収蔵物ではなく、民間レベルの個性的なライブラリーとして日本の音楽文化の成熟に大きく寄与してきました。音楽がデジタルでダウンロードするものとなり、かつてと比べ物にならないくらい手軽になった現在ですが、アナログレコードの持つ音質やモノとしての手触り、そこから広がるカルチャーのアーカイブ的な意義は無くなるどころか、ますます必要とされています。
ジャケットも含めたこうしたコレクションは、ある視点で集められまとまっているところに大きな意味があります。それがバラバラに散逸してしまえば二度と取り戻すことはできません。40年に渡って積み重ねられてきた<門>のコレクションには、鹿児島にジャズやそこから広がる文化を広めた大きな功績があります。このアーカイブを保存し活かすことは、街が育てた文化を未来へつなぐことにもつながるのです。
みなさんから提供していただく資金は、サウンド・システムと膨大なアナログレコードの移設の為に使わせていただきます。<門>に設置されているALTECの名作スピーカー”The Voice of the Theatre”は、<門>を作った当時このスピーカーを設置する前提で内装をデザインした為、そのままでは階段を下ろすことができず、壁にある窓や内装什器を整理してからスピーカーが設置してあるビル2階の壁を壊した後、表からクレーンで吊り出す必要があります。
また長年メンテナンスしながら、この店に合わせてチューニングしてきた真空管アンプを含むサウンドシステムも、新しい環境に合わせてチューニングしなおす必要があります。そして<門>に作り付けられている4000枚に及ぶライブラリーを設置するための棚やスピーカーを支える什器もあらためて制作します。
レコードコレクションに関しては、買い取るというよりも<門>へのリスペクトを込めて、まるごとお借りするという感覚です。
マスターが集めたアーカイブのリストはマスターの頭の中にしかないため、あらためてリスト化して訪れる方が容易にアクセスできるようにします。このレコードのリスト作成作業はボランティアを募り、リスト化出来たところから順次公開していくという流れを想定しています。
また、<門>の建物はなくなっても、その記憶がは残せるようこのプロジェクトの全貌を記録した小冊子なども同時に制作予定です。
▷移設関係費用内訳
移設費用(クレーン等):
音響メンテナンス費用:
イノベートオーディオ/レコードラック制作:
レコード/什器移設費用:
▷レコード4,000枚の譲渡:
▷オーディオシステム譲渡費用:
LUXMAN MQ70:
LUXMAN CL40:
ALTEC The Voice of the Theater 828C
Thorens TD-125
他
▷その他什器譲渡:
▷その他:
イベント費用(レコード試聴会):
記録写真撮影:(外観/1階/2階/移設時)
その他雑費
オプション
▷レコード情報記入経費(ボランティア):
4,000枚x1枚情報記入3分=200時間(40名x5時間)
▷鹿児島のモダンジャズ情報誌MODERN PALS復刻
▷プロジェクトの記録冊子制作
ご支援いただいた音楽を愛するみなさんへのリターンを用意しました。
移設後<コーヒーイノベート>店内に、このプロジェクトの趣旨と支援していただいた方のお名前を記載したボードを設置します。これは<コーヒーイノベート>WEBサイトにも掲載させていただきます。※お名前を出したくないという方はその旨ご支援いただく際にひとことお書き添えください。
次はライブラリーのレコード版ボトルキープ。ご自分のお気に入りの1枚を自分だけのリクエストとしてライブラリーの中でレコードにネームカードをお付けします(持ち出しはご遠慮ください)。移設先であるコーヒーイノベート営業中は、コーヒーを片手にご自分のレコードとして存分に楽しむことができます。ただし、あくまでも音楽をシェアするという活動の一環ですので、他の方からのリクエストがあった場合はお借りして店内で流させていただきます。
また60年代〜80年代にジャズとシネマをテーマに鹿児島で発行されていたフリーマガジン(同人誌)”MODERN PALS”を限定で復刊しお渡しするリターンも考えています。当時門のマスターも参加していた「鹿児島モダンジャズの会」が編集しており、デビュー直後の村上春樹氏も寄稿していたという当時の鹿児島のカルチャーシーンを伝える奇跡の雑誌です。かつてこの街に音楽を中心に活発な活動があったことを伝え、ジャズ喫茶を支えたコミュニティと現代の街をつなぎます。
<リターン追加!>
門のマスターよりかつて店内で配っていた貴重な門のオリジナルマッチを提供いただきました!20年ほど前までは煙草を吸われる方などに配布していたそうですが、その後マッチではなくてライターの時代になり、煙草を吸う方も減ってきたことでデッドストックになっていたもの。マッチに印刷されている電話番号もまだ市外局番なしの古いものです。3000円以上ご支援いただいた方に一律お渡しします!※ただし、送料コストをかけることができないため、イノベートに店内にて支援いただいた方には直接お渡しします。
移設先のコーヒーイノベートからは、コーヒーチケットをご提供いただきます。移設後メンテナンスが終わった所で誰よりも早くこのサウンドを体験できるオープニング試聴会も開催しますので、そこへのご招待もあります。試聴会は音をしっかり楽しんでいただく為に人数限定で行う予定です。
想定されるリスクとチャレンジ
移設後のサービス提供開始は、移設作業や機材のメンテナンスのスケジュールにより変動する可能性があります。詳細についてはコーヒーイノベートウェブサイトと、Motion Galleryウェブサイトよりお知らせします。
レコードキープは同じ盤がかぶってしまった場合、コーヒーイノベートでお選びいただいた先着順とさせていただきます。レコードキープは移設工事とリストが出来た時点からとなります。リスト作成はボランティアで行う予定ですので、完成時期は追ってご支援いただいた方に別途ご連絡させていただきます。
このプロジェクトのぺージを最後まで読んでいただきありがとうございました!
街にはその歴史の中で紡いできたさまざまな文化があります。それらをただ闇雲に延命保存すれば良いというものではありません。しかし文化資源は誰かがその正当な価値を見出して、意思をもって継承していかなければ街の独自の文化というものは簡単に失われてしまいます。
長い時間とくらしの中で育てた文化をどうやって継承していくかという問題はどの街にも存在します。わたしたちはただモノとしてのレコードを残す、という以上の普遍的なメッセージを、このプロジェクトを通じて発信していきたいと考えています。
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