瀬々敬久監督から応援コメントが届きました!
vol. 42 2020-05-13 0
『楽園』『ヘヴンズストーリー』『雷魚』の瀬々敬久監督から「ミニシアター・エイド基金」への応援コメントが届きました。
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見たい映画を自分たちで見るために、見られない困難から脱却するために。僕の単館系映画館のイメージはこうです。そこにある自由や多様性が尊いと思った。だからこそ、そこで映画を見るのも好きだったし、上映されることもありがたかった。社会機能を維持する人や事業、それが唯一、大切だとされる時期が来てしまうような気がします。でも、そこから零れ落ちるモノの大切さ、それも一方では訴え続けなければならない時だと思っています。
瀬々敬久(映画監督)
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自主制作に始まり、ピンク映画で商業デビューを果たして以来、苛烈な人間ドラマのみならず、メロドラマからSF、スポ根ものまで、ジャンルからジャンルへと精力的に横断しながら「映画」と向きあい続ける瀬々監督は、一方で『ヘヴンズストーリー』や『菊とギロチン』のような魂のこもった「自主制作」作品を発表してきました。そこで一貫して描かれてきたのは、コロナ禍において苦境にあるミニシアターがそうであるように、「零れ落ちるモノの大切さ」です。
瀬々監督からはPANTAとTOSHIを中心に結成されたロックバンド「頭脳警察」を追った総尺5時間を越える『ドキュメンタリー頭脳警察』を当基金への応援リターン特典「サンクス・シアター」へとご提供いただきました。
「ミニシアター・エイド基金」のクラウドファンディング期間は14日まで! 後9日です。皆さんの生活に支障のない範囲で、ご協力をよろしくお願い致します!
瀬々敬久 プロフィール
1960年、大分県出身。京都大学哲学科在籍中より自主映画を製作。卒業後、「獅子プロダクション」に所属、助監督に携わる。ピンク映画『課外授業 暴行』(89)で監督デビュー。その後、商業的な作品を作り続ける一方で、『ヘヴンズ ストーリー』(10)はインディーズ体制で製作、第61回ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞とNETPAC賞の二冠を獲得。近年では『64-ロクヨン- 前編/後編』(16)、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17)、『菊とギロチン』『友罪』(共に18)、『楽園』(19)等。『糸』(20)が公開待機。