井浦新さんから応援コメント動画が届きました!
vol. 37 2020-05-10 0
『嵐電』『光』『ワンダフルライフ』に出演されている俳優・井浦新さんから応援コメント動画が届きました!
是枝裕和監督『ワンダフルライフ』で俳優デビューして以来、ミニシアターは一貫して新さんの主戦場と呼ぶべき場所でした。『ピンポン』『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』『止められるか、俺たちを』、そして『嵐電』と言ったミニシアターを中心にかかる作品の、更にその中心に新さんの姿を見つけることができます。
ミニシアターという空間で、映画館スタッフや観客と直に触れ合う時間も新さんにとって、とても重要なものでした。
「僕もミニシアターに入って行って、ティーチインをして、たくさんの人たちと出会って、話して、そしてその日が終わって、外に出た時の景色とかって、入ってきた時と少し景色が違うように見えたりもします。きっと観客の方たちは、映画を観て、映画体験を映画館でして、さらに外に出た時には、いつもの慣れ親しんだ景色が、もっと変化しているのをより感じることが多くあると思います。そういう自分たちの近くにある、もしくは近県にある、大好きなあの映画館、あのミニシアター、これからも無くしたくありません。」
新さんは、「SAVE the CINEMA」の活動にも呼びかけ人として当初から関わり、ご自身でもミニシアターの現状や魅力ををSNSで発信するなど、独自にミニシアター支援の活動を展開されています。その熱い気持ちに動かされる人たちも日増しに増えています。
ミニシアター・エイド基金のクラウドファンディングが終わったからと言って、コロナ禍が去るわけではなく、ミニシアターの経済的苦境も変わりません。今後もミニシアターや、文化多様性への関心を保ち続けるためにも、井浦さん自身の発信にもご関心を向けていただけたら、と思います。そのことがまた、井浦さんや「SAVE the CINEMA」の活動を力づけることになります。井浦さんは自身のコメントをこう締めくくりました。
「僕たち映画人も皆さんの応援で奮い立って頑張ります。きっと必ずまたミニシアターで会おう。」
「ミニシアター・エイド基金」のクラウドファンディング終了まであと100時間強。緊急支援策としての役割を果たすためにも、できうる限りの支援額を積み上げていきたいと運営一同、願っています。そのための応援を、何卒お願い致します。ミニシアターで、会おう!
井浦新プロフィール
98年に映画「ワンダフルライフ」に初主演。以降、映画を中心にドラマ、ナレーションなど幅広く活動。そのほか、アパレルブランド「ELNEST CREATIVE ACTIVITY」のディレクターを務めるなど、フィールドは多岐にわたる。
主な出演作に「ピンポン」(02)「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」(08)
「かぞくのくに」(12)では第55回ブルーリボン賞助演男優賞。「11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち」(12)では日本映画プロフェッショナル大賞主演男優賞のほか、第11回TAMA映画賞最優秀男優賞を受賞。近年のTVドラマでは「アンナチュラル」(18)「なつぞら」(19)「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」「歩くひと」(20)などに出演。公開待機作として、映画「朝が来る」ある。