黒沢清監督から応援コメントが届きました!
vol. 15 2020-04-29 0
『旅のおわり世界のはじまり』『トウキョウソナタ』『CURE』の黒沢清監督から応援コメントが届きました!
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「一度でも映画館に行ったことのある人なら、映画とは何であるかを直感的に理解しているはずだ。そう、あれのことなのだ。DVDで見ようがスマホで見ようが、やはり映画の本来のすがたはあれなのであって、つまり映画館はこの世に映画が存在するあかしだと言っていい。早いはなし、映画館がなければ映画はない。例え老人の記憶の中には残ったとしても、映画館をついぞ知らない若者の前で、映画は消滅する。ゆえに、もし少しでもこの世に映画があっていいと人が思うなら、絶対に映画館はなくしてはならない。例えそれがどんなに小さな映画館であっても。
黒沢清」
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「早いはなし、映画館がなければ映画はない。」
是非とも、皆さんの応援を「ミニシアター・エイド基金」に、そして全国のミニシアターへとお願い致します!
黒沢清 プロフィール
1955年兵庫県神戸市出身。立教大学在学中より8ミリ映画を撮り始め、1983年商業映画デビュー。『CURE』(97)で世界的に注目される。『アカルイミライ』(02)は第56回カンヌ映画祭コンペティション部門に出品された。その後も『トウキョウソナタ』(08)で同映画祭ある視点部門審査員賞、『岸辺の旅』(14)では監督賞を受賞。最新作は第72回ロカルノ映画祭でクロージング上映された『旅のおわり世界のはじまり』(18)。