本日ファンド総額2億円突破!そして俳優・役所広司さんから応援コメントが届きました
vol. 14 2020-04-28 0
「ミニシアター・エイド基金」は本日4月28日に、総額2億円を突破しました!
文化芸術関連のクラウドファンディングプロジェクトとして、2億円達成は日本初です。
コロナ禍という未曾有の事態を前にした危機意識の高まりを背景にしてはいますが、この額は映画ファンから、映画上映の現場で働く人たちへの応援と、感謝の気持ちの結晶です。コレクターの皆様の、ミニシアターへの熱い思いを、我々も胸熱くしながら受け止めています。
本日は更に、『孤狼の血』『三度目の殺人』『CURE』などに出演する俳優・役所広司さんより応援コメントが届いています!
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「どうやら新型コロナウィルスとの闘いは短距離走ではなく、長いマラソンになりそうです。今、世界中の映画ファンが街の小さな映画館を守ろうと頑張っているのではないでしょうか?
日本でもミニシアターを守らなければ、日本映画はどんどん痩せていくと思います。深田監督、濱口監督も話されていますが、日本映画で活躍する映画人たちはミニシアターで、様々な映画を学び、表現の場を与えられ、育てられ、世界中の映画ファンから高い評価を得ています。そんな監督たちに、私も多様な映画の楽しみ方を教わってきました。
日本という国を表現する映画作家を守り、また映画作りを目指す若者たちを育てる為にも、ミニシアターは大切な場です。
大資本のシネコンと比べ、地域の人のつながりや館主が選ぶ個性的なプログラムには人の温もりを感じます。
この場所から世界が認める多くの日本映画が生まれていることは確かです。
皆様の温かいご支援をよろしくお願いします。
役所 広司」
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役所広司さんのおっしゃる通り、「新型コロナウィルスとの闘いは長いマラソン」です。まだまだ外出自粛要請が続くと思われる現在、「これで十分」と言える額は存在しません。ファンディング最終日の5月14日まで、少しずつこの基金を広げ、積み重ねていく必要があります。
引き続き、全国のミニシアターへの応援を、皆様の生活に支障のない範囲で、何卒よろしくお願い致します。
役所広司 プロフィール
95年に原田眞人監督『KAMIKAZE TAXI』で毎日映画コンクール男優主演賞を受賞。
96年『Shall we ダンス?』(周防正行監督)、『眠る男』(小栗康平監督)、『シャブ極道』(細野辰興監督)の3作品で国内主演男優賞を独占。
東京国際映画祭主演男優賞を受賞した黒沢清監督の『CURE』(97)、カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した『うなぎ』(97/今村昌平監督)など、国際映画祭への出品作品も多い。12年、紫綬褒章を受章。同年にはNYジャパンソサエティよりCUTABOVE賞、ハワイ国際映画祭からはキャリア功労賞を受賞。
17年にはドイツの日本映画祭「ニッポン・コネクション」でニッポン名誉賞、シンガポール国際映画祭でもシネマ・レジェンド賞を受賞するなど、国際的にも高い評価を受ける。
近年では『三度目の殺人』(17/是枝裕和監督)、『孤狼の血』(18/白石和彌監督)などに出演。
『孤狼の血』においては、97年の『Shall we ダンス?』、98年の『うなぎ』に続き、3度目の日本アカデミー賞・最優秀主演男優賞受賞、また昨年の第13回アジア・フィルム・アワードにおいては最優秀主演男優賞受賞、特別賞 Excellence in Asian Cinema Awardをダブル受賞。
本年には小泉堯史監督作品『峠 最後のサムライ』が公開予定。